令和7年は、昭和50(1975)年の伝統的建造物群保存地区(「伝建地区」)制度創設から50年の節目となります。
全国伝統的建造物群保存地区協議会(「伝建協」)では、これを記念して、多くの人々に「伝建地区」の価値を伝え、そこに暮らす人々との交流を促進するため、デジタルスタンプラリーが開催されています。
この機会に全国の伝建地区を巡ってみてはいかがでしょうか。
倉吉市の伝建地区 |
倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区 |

鳥取県の中央に位置する倉吉は、古代には伯耆国の国府が置かれ、政治・経済・文化の中心地として発展しました。室町時代には、中心部にそびえる打吹山に城が築かれ、ふもとには城下町が整備されました。江戸時代には、鳥取藩の家老荒尾(あらお)氏の陣屋町となり、江戸時代後期から明治・大正時代までは、木綿と稲扱千歯(いなこきせんば:脱穀用具)によって繁栄しました。
倉吉は、倉吉往来、津山往来、八橋往来、備中往来といった交通網の結節点にあたり、その利便性から商工業が栄えました。そして、徐々に商工業都市としての性格を強め、富裕な商人階層が「打吹玉川伝統的建造物群保存地区」内の本町通り沿いに屋敷を構えました。現在でも、<本町通り>と<玉川沿い>には、商家の町並みが当時の姿で保存されています。
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鳥取県の伝建地区 |
倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区
大山町所子伝統的建造物群保存地区
若桜町若桜伝統的建造物群保存地区
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伝建デジタルdeスタンプラリー チラシ(PDF)