更新日:2025年5月14日
 
 鳥取県から令和7年5月13日付で、百日咳に関する注意喚起等についての依頼がありました。
 
 令和6年6月下旬以降、鳥取県東部圏域において、小学生から高校生を中心に百日咳の患者報告が増加傾向となり、令和6年11月6日付で鳥取県から注意喚起の発出されました。
 その後、収束傾向が見られたものの、本年に入ってから全国で流行が拡大しており、本県では昨年から先行して流行していた県東部地区に加え、県西部地区においても、主に小学生から中校生の患者報告が増加していう状況です。

 こうした県内における感染動向を踏まえ、学校や家庭、地域における感染拡大防止に一層のご協力をお願いします。

 学校・家庭・地域における感染予防

  •  咳などの症状がある方は早めに受診されるとともに、マスクをつけ、咳エチケットを守りましょう。手洗いやうがいをしっかり行いましょう。
  • 乳児が百日咳に罹ると重症化するおそれがあるため、咳等の症状のある方は近づかないようにしましょう。予防接種の対象月齢になったら、できるだけ早く予防接種を受けましょう。

学校保健安全法に基づく出席停止について

  • 百日咳は、学校保健安全法に基づき、「特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで」出席停止とすることとされています。
  • 主治医の指導に従い、適切に治療、療養していただきますようお願いします。

参照元:鳥取県HP

2025/05/14時点 

 患者数(年別)
 患者数(年別)
 患者数(月別)
 患者数(月別)
 患者数(地区別)
 患者数(地区別)
  

百日咳について

  • 百日咳は、百日咳菌による感染症です。
  • 感染経路は飛沫・接触感染です。
  • 名前のとおり激しい咳をともなう病気で、一歳以下の乳児、特にに生後6ヵ月以下の子どもでは重症化することがあります(亡くなってしまうこともあります)。

症状

  • 普通のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
  • 特徴ある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。また、嘔吐を伴うこともあります。
  • その後、2~3週間で激しい発作は次第に治まりますが、時折忘れた頃に発作性の咳が出ます。

感染経路

  • 感染経路は、飛沫・接触感染です。

予防について

  • ワクチン、手洗い、マスク着用等が有効です。くらすけくん(おじぎ)
  • 予防接種の対象月齢になったら、できるだけ早く予防接種を受けましょう(ワクチン接種により、百日せきの罹患リスクを80~85%程度減らすことが出来ると報告されています)。

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