更新日:2024年8月2日
県内全域に手足口病警報の発令されました。
感染症発生動向調査における手足口病の集計速報値(令和6年第26週:6月24日~6月30日)で、東部地区の患者報告数が警報開始基準値である1定点当たり5人に達したことから、鳥取県が令和6年7月3日付けで県内全域に手足口病警報を発令しました。
また令和6年8月1日付で厚生労働省から、事務連絡「手足口病に関する注意喚起について」が発出されました。
今後も大きな流行が継続するおそれがありますので、手洗い等の取組による感染予防・感染拡大防止に御協力をよろしくお願いします。
手足口病について
- コクサッキーウイルス等、複数の病原ウイルスによって起こる感染症です。
- 2~7日の潜伏期(通常3~4日前後)を経て発症し、手、足、臀部(でんぶ)の皮膚発疹と口腔内の粘膜疹を特徴とし、38度台の熱が出ることもあります。通常1週間で軽快します。
- 口腔内の痛みで食物や水分の摂取が困難な場合があります。
- 乳幼児・小児に多く発症します。
- まれですが、髄膜炎や脳症等の合併症があります。
(リーフレット.pdf(975KB))
鳥取県手足口病警報発令基準
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基準値
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要件
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発令 |
定点当たりの患者数5人 |
警報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の30%を超えた場合 |
解除 |
定点当たりの患者数2人 |
警報終息基準値を超える保健所の人口の総計が県全体の人口の30%未満となった場合 |
全国の感染状況
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10 年法律第114 号)に基づく小児科定点からの患者の届出数が、過去10 年間と比較してもかなり多い状況となっています。
(厚生労働省事務連絡「手足口病に関する注意喚起について」より)
新型コロナウイルス感染症流行前とほぼ同じく4月頃から定点当たり報告数が増加しており、過去5年間の週の平均と比較して多い水準で推移しています。
(厚生労働省ホームページより)
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