倉吉市企業紹介パンフ_製造業編
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お話をうかがった方手がける試作品の数は年間300件以上。試作品完成までが当社の仕事ですが、品質の高さからそのまま量産品生産の依頼を受けることもあります。試作品は高い精度が求められます。試作品がテストに合格しなければ、量産品の製造が始められません。ダイヤモンドペーストで試作品を研磨しているところ。細かい作業は顕微鏡を使って行います。https://kurayoshi-ssk.amebaownd.com/WEBサイト試作製造グループ河本 賢一工場長 かぶしきがいしゃくらよしさいじょうしさくこうぼう教えてセンパイ!H・Nさん[上] N・Sさん[下]展示会用の技術サンプル 昔はHPもSNSもなく、地元の大工さんとの交流しかありませんでした。だけど、当社の木材で家を建てられた最終消費者の方と自分たちのつながりがもっと感じられたらいいな、と思います。いろいろな方とつながる機会が増える事は楽しいです。 当社だけで完結するより地元の職人さんや業者さんとコラボして商品ができたら…とか、模索しているところです。 「久米製材所さんじゃないとダメ」って言ってくださるお客様もあり、嬉しいですね。 私たちの身の回りにある製品は必ず「試作品」を経て完成製品となり、社会に出ます。当社の仕事は試作品製造。部品の安全性や起動性についてメーカーのテストを受けるための試作品を作り、合格するまでが当社の役割です。多い時では20回以上の試作を繰り返します。今手がけている試作品が完成製品となって販売されるのは、5年から10年先。作るのは誰も知らない、未来の製品です。 図面から金型を設計して試作品製造まで、一貫して同じ担当者が行います。「一人ひとりが工場」という考え方です。製造の段取りは各担当者に任せられているので、製造のセオリーはあっても工程は担当者の数だけあります。試作品製造はメイク・アンド・トライの繰り返し。上手くいかなかったら仲間と相談し、別の方法を模索しながら次の答えを導きます。 世界に出る前のものを自分で作ることが、何より嬉しい。そこがこの仕事の醍醐味だと思います。 スマートフォンやパソコン、自動車のコネクタ(部品同士を繋いで電力や電気信号の流れをつくる部品)の試作品を製造しています。宇宙ロケットの部品を製造したことも…。でも機密保持のため、何の試作品なのか私たちも教えてもらえない事も多いですね。[H・Nさん] 社会に出る前のものを作る事が魅力で入社しました。入社後の研修中に自分で小さな金型を設計して初めて製品を作ったとき「すごい、自分でもできた!」と感動しました。今は失敗や反省の繰り返しですが、将来は大きな金型も作れるようになりたいですね。[N・Sさん] 以前は接客業をしていたのですが、ものづくりがしたいという気持ちが強くなり、転職しました。入社したばかりで右も左もわからないのですが、先輩方の指導を受けながら機械を操作しています。ずっとやりたかった仕事なので、楽しいです。今後は幅広く色々なものを作っていけるようになりたいです。会社概要企業名 株式会社倉吉最上試作工房所在地 [小鴨工場]〒627-0042 鳥取県倉吉市中河原526-3電話:0858-27-2525 FAX:0858-29-7820創  業 グループ本社:1950(昭和25)年     小鴨工場:2001(平成13)年  代表者 代表取締役社長 鈴木 祐介従業員数 グループ全体:154名(内、小鴨工場/15名)営業品目 精密薄板試作加工、試作成形加工作っているのは誰も知らない未来の製品毎日がメイク・アンド・トライ毎日がメイク・アンド・トライ試作品製造が明日を導く試作品製造が明日を導くあ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!17 株式会社倉吉最上試作工房

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