お話をうかがった方麦芽と酵母を煮出して作った麦汁に、ホップで香りと苦みをつけ、500ℓ分の醸造用タンクに仕込みます。30~40日間熟成させたら倉吉ビールの完成。味は一発勝負!…ですが、「ハズレは、まずない」と福井社長。できあがったビールは、実際に試飲して香りや苦みを確認します。不純物がないかを目視で確認しながら瓶詰めをします。「今あるものを使ってないものをつくる」というコンセプトは、リノベーションした店舗兼醸造場でも表現。インテリアには県内産の和紙や焼き物をふんだんに採用しています。https://brewlab-kurayoshi.jp/WEBサイト代表取締役福井 恒美社長くらよしびーるかぶしきがいしゃ教えてセンパイ! 『倉吉ビール』の特徴は、作り手のこだわりとどんな人に飲んでほしいかがはっきりわかること。店舗は昭和20年代の建物をリノベーション、内装には郷土の工芸品を使っています。今あるものを使って新しいものをつくる、という僕らの姿勢を表しています。だから、店に一歩入ればここは僕らの世界です。 ビールの原料は麦芽・ホップ・酵母、そして水。麦芽は色、ホップは香りと苦みをつけるもの、酵母は糖をアルコールに変える微生物です。水は倉吉市の軟水を使っています。水以外の原料も少しずつ地産地消に変えて、地元でビールに関わる全ての人に喜んでもらえたらいいなと考えています。 初代倉吉市名誉市民・磯野長蔵さんに影響を受けてビール醸造をやろうと決めたのが9年前。その後ご縁があり会社を設立することができました。伝統は伝統あるところで生まれている。自分たちもその伝統になることを目指しています。100年後にも『倉吉ビール』がないといけんもんね! 常に6種類のビールを用意しています。定番商品に加えて、コラボ商品として地元酒造会社の酒粕を使ったものや農産物を使った季節限定品もあります。コンセプトの「今あるものを使ってないものを作る」ことを商品で表しています。みなさんが20歳になったとき、どんなビールを作ろうかなあ。楽しみにしとってね。Y・Kさん 正社員になって半年ですが、アルバイトとして2年半当店で働いていました。ビール作りの現場にいたいと思ったから正社員になりました。 配達から仕込みやレストランの手伝いなど、いろんな業務を担当しているのですが、中でも一番好きな仕事は瓶詰めとタル詰めです。サンプルをとった時にそのビールの香りが世界で一番最初にわかるからです。 将来は醸造も勉強して、自分でレシピ(原料の配合)を考えてオリジナルビールを醸造したいですね。ワーキングホリデーにも興味があるので、現在がんばって貯金しています(笑)。会社概要企業名 倉吉ビール株式会社所在地 〒682-0826 鳥取県倉吉市東仲町2587電話:0858-27-1432 FAX:0858-27-1433創 業 2019(令和元)年 代表者 代表取締役 福井 恒美従業員数 5名営業品目 クラフトビールの醸造・販売、レストラン経営あるもので、ないものをつくる100年後につながるビール100年後につながるビールそれは、「伝統×新しさ」それは、「伝統×新しさ」あ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!18 倉吉ビール株式会社
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