お話をうかがった方急斜面の現場ではタワーヤーダ(架線系機械)を使って木材を運びます。山では専用の重機を使って作業にあたります。専用の装備で伐採作業を行うフォレストキーパー。「働いている姿は皆さんすごくかっこいいです。そしてちょっと恥ずかしがり屋さん」と、枡井さん。専用機械でチップ材やオガ粉を生産。鳥取県内の企業や農家で使用されています。木材も地産地消のサイクルの一員です。 入職2年目です。祖父がフォレストキーパーをしていたので、子どもの頃から山は身近な存在です。仕事で面白いと感じるのは、山に行く時です。荒れていた森を間伐してきれいにし、光が差し込むと「やってよかった!」と達成感がわきます。 今担当しているのは、これから間伐する山の調査と、関係部署との調整と、見積りと、デスクワークでちょっと忙しいな…でも、僕が関わることで山や森が生き生きとしてくれるんだから、頑張れますよ。組合概要企業名 鳥取県中部森林組合所在地 [本所]〒682-0034 鳥取県倉吉市大原1034-1電話:0858-22-6622 FAX:0858-22-6672[関金支所・工場]〒682-0421 鳥取県倉吉市関金町今西1182-9電話:0858-45-3221 FAX:0858-45-3222創 業 1974(昭和49)年代表者 代表理事組合長 小川 克彦従業員数 83名営業品目 森林整備事業(造林整備等)、林産・販売事業(木材の搬出、林道開設等)、加工販売(建築・土木用材の製材品、木材チップ、オガ粉)https://peraichi.com/landing_pages/view/c-sinrinWEBサイト統括部長枡井 弘文さんとっとりけんちゅうぶしんりんくみあい教えてセンパイ!・・・・・R・Oさんチップ材 倉吉市周辺で山や森は、当たり前のような存在です。ではその役目とは何でしょう? 組合では「フォレストキーパー」という、造林技術を持ったプロが働いています。山は手入れをしないと太陽の光が届かず森の中が真っ暗になり、木が育ちません。フォレストキーパーが定期的に間伐(森林が茂りすぎないよう木を切ってまばらにすること)をして森をきれいにすると、光が差し込み木が育ちます。木が育つと根も育って絡み、土を抱え込むので大雨など自然災害に強い森になり、私たちの暮らしが守られているのです。 伐採した木材は、関金支所・工場で建材やオガ粉、製紙用などのチップに加工して販売します。木を伐った後の山には、新たに苗木を植えます。木が育つのにかかる時間は50年から100年。現在出荷している木は、私たちのひいおじいさんにあたる世代が植えた木なんですよ。山を手入れして木を育て、次の世代に繋げていく…これが森林を守る私たちが目指す、循環型社会です。か集材作業造材作業かん ばつ 地元の森林で育った木は地元で使うのが一番です。県中部地区の森林から定期的に木を伐採し、木材市場や、㈲久米製材所[P.16]などの製材所に販売しています。また、専用機械でオガ粉を製造し、家畜の敷料として販売しています。皆伐・間伐や製材での不要な部分は、木質バイオマス発電用のチップ原料や製紙用のチップ原料として活用しています。伐採した木材は余すことなく使うので「不要な部分」というのは変ですね(笑)。目指すは自然と共生する循環型社会山を守ると地球が元気になる山を守ると地球が元気になる私たちは森林サポートチーム私たちは森林サポートチームあ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!29 鳥取県中部森林組合
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