お話をうかがった方30名からスタートした工房も今では3倍の社員数です。「いつどこの工房で作っても同じ品質で」がモットー。本社から送られてきた裁断済みの生地を、整理するところから作業はスタート。ボタンもミシンでとりつけます。手縫いよりも品質が均一化し、生産性があがるためです。https://www.tombow.gr.jp/ WEBサイトかぶしきがいしゃとんぼくらよしこうぼう教えてセンパイ!取締役河田 薫工場長 入学式にむけて、学生服や体操服を納品するのが当社の一番大きな仕事です。夏から秋にかけては先行生産をしています。先行生産とは「来年これくらいは必要だろう」という備蓄。今までのデータベースをもとに、よく使われるサイズを予測しピークに備えています。 衣類は海外でつくられるイメージだと思いますが、制服は入学式という絶対に遅れてはいけない日があります。3月中旬の合格発表を受けて4月上旬の入学式までに制服を届けるためには、国内の生産力が高くないと対応できません。ここが生産のピークです。 岡山県にある本社から裁断された生地が届き、それを工房で縫製します。納期を守るポイントの1つは、裁断能力。まずは裁断ができないと何も縫えませんから。 社名に『工房』とつくのはアトリエのような職場を目指しているから。ピークになるとスイッチが入ったように団結して生産します。無事に4月が迎えられると「春が来た!」と晴れやかな気持ちになります。 注文は全国から。トンボの工房は全国に30カ所ありますが、それぞれ設備やノウハウが違います。倉吉工房では女子用ブレザーと体操服、介護ウエアを製造しています。介護ウエアは体操服のノウハウを応用して生産が始まりました。K・Kさん 入社3年目です。将来は製造業の仕事をしたいと考えていました。進路を決めるとき、学校の先生に紹介されたのが今の会社。裁縫は苦手だったんですけど(笑)、雰囲気のいい職場だなと感じました。高校の同級生も一緒に働いているし、先輩や後輩との関係もよくて過ごしやすいです。もちろん上司との関係も悪くないです!入社してから一通り工程を経験しました。今はアイロン担当をしています。アイロンが一番楽しいです。会社概要企業名 株式会社トンボ倉吉工房所在地 〒682-0925 鳥取県倉吉市秋喜230-1電話:0858-28-0300 FAX:0858-28-0310創 業 2014(平成26)年代表者 代表取締役 恵谷 栄一従業員数 88名営業品目 学校制服(女子ブレザー)、スポーツウェア(体操服)、介護ウェアの製造新入学生の笑顔に届けたいこの春もピカピカの制服にこの春もピカピカの制服に袖を通してほしいから袖を通してほしいからあ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!31 株式会社トンボ倉吉工房
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