お話をうかがった方鉄パイプの厚みは20~30㎜。両端にジョイントをつけて必要な長さにします。1本5トンになるものもあります。鉄パイプを繋ぐジョイントは倉吉工場で製造。特殊な金属でできたカンナで内側を削って、六角形にします。横からピンを差し込んで動かないようにします。古い基礎を取り除くための機械『杭抜きケーシング』の修理メンテナンスの作業中。 入社2ヶ月です。自分でも溶接で何か作ってみたいと思って入社しました。慣れないことも多くて、思ったようにいかない事もあるのですが、わからないことがあれば同期の仲間と相談しあっています。仲間の存在が心強いです。入社したばかりなので毎日が新鮮。自分でできることや得意なことは何だろう?って、いつも考えています。会社概要企業名 富士基礎機械株式会社所在地 [鳥取倉吉工場]〒682-0011 鳥取県倉吉市大塚298-1電話:0858-24-5517 FAX:0858-24-5518創 業 本 社:1972(昭和47)年 鳥取倉吉工場:2014(平成26)年代表者 代表取締役社長 藤井 良晴従業員数 全社員:37名(内、鳥取倉吉工場/17名)営業品目 アースオーガスクリュー・ヘッド及び付属部品の設計製作、それに付帯する全ての部品の製作販売・修理http://www.fujikiso.co.jp/ WEBサイトふじきそきかいかぶしきがいしゃ教えてセンパイ!取締役鳥取倉吉工場徳岡 進工場長総務事務森山 朝美さんK・Nさんスクリュー用羽根 工事現場で地面に高いパイプが立っているのを見かけませんか。地面に基礎用の穴を掘る工事をしているのですが、当社ではその穴あけをする『アースオーガスクリュー』という部品を製作しています。工事現場の状況や重機などにあわせ、オーダーメイドです。 この部品は、主にパイプ・ジョイント・スクリュー(羽根)の大きな3つのパーツを溶接して作ります。材料は鉄。建物の基礎を作るためには堅い岩盤にたどり着くまで地面を何十mも掘らなければなりません。そのために5mの鉄パイプの両端にジョイントをつけて繋ぎ、必要な長さにします。ジョイントは鉄の丸棒を六角形に削り出したもので、倉吉工場で製造。スクリューはドーナツ状の鉄の板を1か所割って曲げて作ります。和歌山県の工場が持つ特殊技術です。 本社は兵庫県尼崎市ですが、大きなトラックの出入りや資材を置くのに最適な敷地があったため、2014(平成26)年に倉吉工場ができました。5名からスタートした倉吉工場も現在は17名。福島県にも工場が完成し、震災復興の応援をしています。 私たちは建物や工事そのものに携わるのではなくて、工事をしている業者に資材を提供しています。近所の工事現場でトラブルが発生して、急遽修理することも。「ここで作ってるの?」って驚かれます。 らせん状に鉄の板を曲げるのは特殊技術で、アースオーガスクリューの製造やメンテナンスができるのは国内で5社程度です。建てる前にまずは基礎作り地中から建物を支えるために地中から建物を支えるために地面にドリルで穴を掘る地面にドリルで穴を掘るあ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!37 富士基礎機械株式会社
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