お話をうかがった方歯科治療につきまとう「怖い」というイメージを少しでも改善するため、機器の性能はもちろん、デザインにも配慮。医院内のインテリアに統一感がでるよう、診察台や画像診断装置も含めたコーディネートが可能です。空気の力で回転する仕組みのエアータービンは、石川工場長いわく「多くの機能や技術が詰まっている」とのこと。複雑な形状をした部品の組み合わせや流体力学が結集しています。患部を三次元画像で撮影できる画像診断装置が主流になりつつあります。診断精度が高まり、医師が患者へより適切に治療や説明ができるようになります。https://www.morita.com/jmmc/ja/WEBサイトかぶしきがいしゃもりたせいさくしょ教えてセンパイ!製造部 次長鳥取工場石川 聖士 工場長人事総務部人事総務課葉山 季夫 課長1965年頃までの歯科診療スタイル 歯科医院と聞いてどんな道具が思い浮かびますか? 診療台、歯を削る機具、歯の写真を撮る機械…。当社は主に歯科用機器を製造する医療機器メーカーです。医療機器は数え切れないほど多くの部品でできています。歯を削る機器ハンドピースの中には金属素材が多く、小さなギアなどの部品が複雑に組み合わさってできています。小さなものばかりではなく、歯の断面を撮影する画像診断装置には人よりも大きなサイズの部品もあります。構成部品は鳥取工場や京都府の本社工場で製造し、鳥取工場で組み立て完成品になり、世界中に出荷します。 鳥取工場を操業した理由の一つに、災害発生時にも医療機器メーカーは常に安定的に製品を提供するという、社会的責任があります。1箇所の工場だけで製造していては、そこが被災すると製造は完全にストップしてしまう可能性があるからです。50名ほどでスタートした鳥取工場も現在では140名。これからも鳥取工場は成長していきます。鳥取工場から世界に送り出したい医療機器は、沢山ありますから。 今では当たり前ですが、横たわった姿勢での歯科治療を広めたのは当社です。1963(昭和38)年に水平位診察台を発売するまで、患者は椅子に座り、歯科医師がのぞき込むようにして診察するのが主流でした。歯科医師や患者の姿勢や動きを、人間工学を用いて分析し、苦痛や緊張感をできるだけ和らげるよう工夫を重ねています。H・Fさん 鳥取工場初の新卒採用です。現在5台ほどの機械加工を担当してタービンの部品を製造しています。タービンは、たくさんの部品を使うので、入社4年目の今でも初めてみる部品もあります。でも事前に部品の役割を教えてもらうので、「何を作ってるんだか、わからん」という事はありません。 今作ってる部品には前任者がいて、それを私が引き継いだものばかり。いずれは、製造現場のスペシャリストと呼ばれる人材になり、自分の技術を後輩に引き継ぐ側、つまり前任者になりたいです。まだ引き継いだことをこなすだけで手一杯なんですけど「あの人に聞けば答えてくれる」という存在になれるよう頑張ります!会社概要企業名 株式会社モリタ製作所所在地 [鳥取工場]〒682-0954 鳥取県倉吉市谷608番地電話:0858-24-0005 FAX:0858-24-0015創 業 本 社:1916(大正5)年 鳥取工場:2016(平成28)年代表者 代表取締役社長 田中 博従業員数 全社員:746名(内、鳥取工場/141名)営業品目 歯科総合診療装置、歯科用X線撮影装置、歯科用検査機器、超高速エアータービン、レーザー装置などの歯科用機器、耳鼻科用X線撮影装置、総合聴覚検査装置、レーザー装置などの耳鼻科用機器製造・販売メイド・イン倉吉のMORITAブランド人と向き合う医療機器を人と向き合う医療機器を倉吉から世界中に送り出す倉吉から世界中に送り出すあ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!39 株式会社モリタ製作所
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