倉吉市企業紹介パンフ_製造業編
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お話をうかがった方醸造はポンプなどを使わず、できるだけ手動で行います。重力を利用し優しく液体を移動させる『グラビティ・フロー』というワインの製造手法です。酒屋だった築150年の古民家をリノベーションしてワイナリーに。「造り酒屋風のワイナリーがあっても面白いでしょ」と今村社長。2階ではワインが楽しめます。必要な時に助けてくれる仲間たちとワイン作りをしています。作業が終わったあとは、バーベキューをしながらワインを飲んで、仲間と過ごすのも楽しみのひとつ。https://www.kurayoshi-winery.comN・Iさん 結婚を機に倉吉市に移住しました。関西でソムリエの仕事していたので、倉吉市でも同じ仕事ができないかと探しているとき、近所の酒屋さんで倉吉ワイナリーのワインを見つけたのが出会いです。そこで紹介していただき、働き始めて3年になります。これまではワインを売る側だったので、作る側になるのは初めてのこと。醸造もブドウ畑の管理も、全てが新鮮です。 小さな子どもがいるのですが、倉吉市は自然が豊かで子育てするには環境が良いところだと感じています。育児に関する急な用事が発生しても、会社はこころよくフォローしてくれます。仲間(カンパニー)の存在を感じる瞬間です。会社概要企業名 株式会社いまむらワイン&カンパニー所在地 〒682-0825 鳥取県倉吉市西仲町2627電話・FAX:0858-27-1381創  業 2017(平成29)年 代表者 代表取締役 今村 憲治従業員数 2名営業品目 自社農園で栽培した生葡萄のみを原料とした伝統的な醸造手法による「日本ワイン」の製造と販売WEBサイト代表取締役今村 憲治社長かぶしきがいしゃいまむらわいんあんどかんぱにーカンパニー教えてセンパイ! ワイン作りをしようと思ったきっかけは「自分で栽培したブドウで自分が飲みたいワインを作りたい」から。ブドウ栽培はワイナリーのオープンよりも10年以上前から北栄町の砂丘地で始め、2018(平成30)年に収穫したブドウから倉吉市で醸造を始めました。砂丘地産ブドウのみを原料とした日本ワインは他に例がありません。思うようなワインを醸造するのは難しいけれど、年々私の理想とするワインに近づいていると感じます。 社名にある『カンパニー』とは、『会社』と訳されますが、『仲間』という意味で使っています。社名を翻訳すると『いまむらワインと仲間』という意味です。秋から始まるブドウの収穫や醸造は、集中して人手が必要となります。そこで助けてくれるのは仲間です。SNS等で情報を拡散すると、多くの人が集まって力を貸してくれます。自分たちで育てたブドウから、心をひとつにして最高のワインを作る私たちは『カンパニー』。ここから倉吉ワインは誕生します。 当社のワインは「とっとりの砂丘ワイン」がキャッチフレーズ。原料となるブドウは北栄町の砂丘地で化学肥料や除草剤を使用せず栽培しています。砂丘地は水はけがよく、海が近いため海由来によるミネラルが供給できるのも特徴です。 「実結(みゆ)」という赤ワインは、孫が1歳半の時に一緒に苗を植えたブドウで作ったワイン。学校が休みの時は、孫が手伝いに来てくれます。倉吉ワイナリーは心をひとつにした“仲間”私たちが育てたブドウで私たちが育てたブドウでめざすは至高の「日本ワイン」めざすは至高の「日本ワイン」あ。これ、ウチで作っとる。ウチの会社のえ~とこ!7 株式会社いまむらワイン&カンパニー

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