A・Sさん 保護犬、保護猫はみんなそれぞれ個性があり、その子に合わせたお世話が大切です。大変なこともありますが、日々お世話をしている保護犬、保護猫たちの成長を見た時や、新しい飼い主さんの元に譲渡が決まり、譲渡された子も飼い主さんも笑顔になった姿を見ることができた時などにやりがいをたくさん感じます! 学会運営やアミティエの運営を行うさまざまな職種の職員が働いています。獣医師、事務員、アミティエスタッフ、トレーナーなどです。職種にもよりますが、学会や講習会の開催、アミティエでは動物の保護活動を行っています。 犬猫などの動物が好きなことはもちろん、譲渡活動も行っているのでコミュニケーション能力の高い人を求めています。 子どもの頃から犬を飼っていて、いつも犬がそばにいて、友だちや知り合いも犬や猫を飼っている人が多い環境で育ちました。このため、動物と触れ合ったり、お世話をしたりすることが大好きで、動物のお世話や譲渡活動に携わることができるアミティエで働くことを希望しました。 現在は、保護犬・保護猫のお世話と体調管理、施設管理、譲渡活動、イベントの開催、SNSを使った啓発活動などが主な仕事です。日々お世話している保護犬・保護猫の譲渡が決まった時や、譲渡になった保護犬がドッグランに遊びに来て元気な姿を見せてくれた時に、大変やりがいを感じます。怖がりで人に近づけない子や、病気を持っている子は、人懐っこい子や健康な子に比べて新しい飼い主さんがなかなか決まりにくいという現状があります。人慣れのトレーニングやSNSによる啓発活動を積極的に行い、できるだけ早く、新しい飼い主さんのもとへ譲渡できるよう努めていきたいです。 獣医師が集まって創設した民間の財団で、1980(昭和55)年に獣医師の研究会を鳥取市で開催したことに始まります。1991(平成3)年に鳥取県の認可、2011(平成23)年には内閣府の認可を受けて公益財団法人となりました。獣医学の向上と動物愛護思想の普及啓発を目的に、動物臨床医学会や各種研究会を開催。学会はまもなく45周年を迎え、会員数はおおよそ1500人になります。 2011(平成23)年には、人と動物の会を発足し、2013(平成25)年には「人と動物の未来センター・アミティエ」の運営を開始しました。アミティエは、東日本大震災で被災した保護犬や保護猫を受けるところからスタートし、県内初の動物愛護施設であり、殺処分ゼロを目標に掲げています。2014(平成26)年からは鳥取県とコラボして、鳥取県動物愛護センターとして、県内の保健所の犬や猫の受け入れを開始。2018(平成30)年から鳥取市とも提携しています。小動物(犬猫)の臨床医が運営する動物愛護施設は国内でも非常に珍しく、注目度が高い施設でもあります。独立した猫舎や広々としたドッグランを備え、今までに700頭を超える動物を受け入れ、新しい飼い主さんに譲渡してきました。会社概要聞かせて! センパイ未来の仲間へ求める人材は…お話をうかがった方WEBサイト企業名 公益財団法人 動物臨床医学研究所所在地〔本部〕〒682-0025 鳥取県倉吉市八屋214-10電話:0858-26-0851 FAX:0858-26-2158創 業 1991(平成3)年代表者 理事長 下田 哲也従業員数 全体:11名(内、市内事業所等10名)事業内容 獣医学に関する刊行物の発行、動物臨床医学会開催、講習会講演会開催。獣医医療のスタッフの教育・養成、野生動物の保護管理、動物愛護思想の啓発、普及のための動物保護施設「人と動物の未来センター・アミティエ」の運営https://dourinken.com/アミティエフェスタの様子猫舎の猫たちドッグランでくつろぐ犬たち学会会場髙島 一昭さん41副理事長(常務理事・所長)動物との共生の未来を探る獣医師がつくった動物愛護の財団法人公益財団法人動物臨床医学研究所
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