９月４日（金）、鳥取県農業大学を倉吉市立鴨川中学校生徒が訪問しました。農業大学校では藤原校長、徳山教授、鷹見助教授に「菜の花プロジェクト」の説明をしました。

　まず、鴨川中学校の生徒会の３名が、淀屋サミットでは環境問題について話し合いを行い、中学校で行っている清掃活動等を地域に広報することが、地域貢献にもつながるのではないか等の意見が出たことを話しました。そして、実際に自分たちに行動ができて、環境を良くするためにどうすればいいのかを話し合った結果、花を植えることにより、ゴミを捨てる人も減るのではないかという結論に至った経過を説明しました。

　農業大学校の先生方は、菜の花を蒔くにあたっての協力を約束されました。また、比較的育てやすい菜の花でも、

• 環境によって花の咲き方がかなり変わり、湿地だと湿害といって水分の影響で土の中に酸素が入りにくく根腐れを起こしやすくなる
• 河川敷の雑草を刈り取ってきれいにすると菜の花の種は撒きやすくなるが、鳥たちに食べられてしまう心配もある
• 継続的な取り組みの中で広域的な広がりを期待するなら、上流部の取り組みが大切である（河川の流れは、上流から下流に流れている。種も風に飛んで流される。）

　ことなど、専門的なアドバイスもしていただきました。

　最後に、農業大学校の校長先生から２つ助言をしていただきました。

　１つは、この取り組みから何かを学び、仮に失敗することがあってもその失敗を活かし次へのステップへ繋げてほしいと言われました。そして、失敗を活かすためには、芽が出てきたとき、花が咲いたとき等、ポイントでの観察記録が大切であると説明をされました。

　２つめは、周りの方の意識をかえるためには、人の心を動かす取り組みが大切であると言われました。地域の方々、周りの人たちの意識を変えることは、大変なことだが頑張ってほしいとエールを送っていただきました。