平成22年度 倉吉市小・中学生淀屋サミット
平成22年度 倉吉市小・中学生淀屋サミット
平成22年7月10日(土)、昨年度に引き続き、倉吉市内の児童生徒が倉吉のために自分たちができることを話し合う「倉吉市小・中学生淀屋サミット」が開催されました。
今回の「淀屋サミット」は、昨年度「菜の花プロジェクト」の取り組みを行った高校生も参加しました。高校生は、後輩達に「菜の花プロジェクト」に取り組んだ自分たちの思いと経過を説明しました。
「淀屋サミット」の当日の様子を取りまとめましたので、ご紹介します。
1 目 的
本市小・中学校の代表児童生徒が、市指定文化財であり倉吉最古の町屋建築である「倉吉淀屋」に一堂に会し、地域のために自分たちができることを話し合うことをとおして、本市に愛着をもつと共にまちづくりに貢献していこうとする態度を養う。
2 期 日
平成22年7月10日(土)9:30~12:00
3 参加者
小学校 各校児童代表35名
中学校 各校生徒会執行部13名
高校生 昨年度参加の生徒3名
4 講 談
倉吉市の『淀屋の光と影』
脇坂幸司氏(「倉吉談語の会」代表)
(場所:豊田家住宅)
5 高校生発表(昨年度の取り組み)
- 昨年度の取り組みをまとめ、説明。
- 菜の花プロジェクトへの思いを、高校生一人ひとりが語る。
6 分散会(倉吉淀屋)
【先輩高校生の話についての感想】
(小学校部会)
- 菜の花プロジェクトに深い意味があることが分かった。
- 昨年はわからなかったけど、菜の花種子散布までの計画・取り組みがすごいと思った。
- ゴミをなくすために花を植えたなんてすごいと思った。
- 先輩を見習って、倉吉をよくすることをしていきたい。この取り組みを継続したい。
- 人(関係機関・団体・地域)とのつながりがすごいと思った。この取り組みで自分たちも他の学校の人とつながっていきたいと思う。
(中学校部会)
- 高校生の先輩たちの「菜の花プロジェクト」にこめた思いが伝わってきた。
- 倉吉市全体で取り組んでいることがよく分かった。自分たちも、もっと倉吉のためになる取り組みを他の学校と協力して取り組みたい。
- 全ての学校が力を合わせると大きなことができることがわかった。
【各学校での取り組み】
(小学校部会)
- 地域に活気が出るように地域の祭りに参加する。
- 温暖化しないよう酸素を出す植物を植える(菜の花プロジェクトの継続)。黄色の羽を付けている。黄色のパンジーなどがよい。川が近くにある学校は、水草などを植えるのも良い。
- 地域の人と協力して、あいさつ運動を行う。
- ゴミのない倉吉にする。公園の清掃活動。ゴミ箱設置、ゴミ拾い。ゴミ捨てをなくす。
- ペットボトルなどのリサイクル活動をする。
- グリーンカーテンづくり
(中学校部会)
- 昨年に引き続いてエコキャップ集めをしている(地域にも協力をお願いしている)
- あいさつ運動に取り組んでいる
- 校歌のしっかり歌える学校はよい学校だと思うので生徒集会で取り組んでいる
- 数年前から続いている花づくりの取り組みを広げている
7 全体会の状況(倉吉淀屋)
【倉吉をよくするために全小中学校で取り組んだらよいと思うこと】
※ 菜の花プロジェクトを続けて、毎年きれいな菜の花を咲かせる。
- ※ 地域のゴミ拾いを行う。
- 各学校でグリーンカーテンを作る。
- 川辺にある学校は、水草などを育てる。蛍が飛ぶような町づくりをしたい。
- 全学校であいさつ運動に取り組んではどうか。
(上記の※印2つが、全体会の話し合いで今年度の取り組みとして決まったこと)
8 倉吉市小・中学生淀屋サミット宣言
9 児童生徒の感想
(小学生)
- 他の学校で私たちが考えていなかった意見を聞いて、他の学校と意見交換をすることは大切だと思った。今日の話し合いのように、地域のことを考え実行することが、これからは必要だと思った。
- 他の学校の意見を聞き、「私たちの学校でもこれならできるな」というものがたくさんあり、とても参考になった。
- 高校生が話された"つなげよう""ひろげよう""つたえよう"が分散会の話し合いの中でできたし、このサミットで決まったことをしっかり学校の人たちに伝えようと思った。
- 高校生の人たちがどんな気持ちで菜の花プロジェクトをしていたのかがよくわかった。それに、他の学校でしている活動を知ることもできて良かった。高校生の人たちがしてきたことをしっかりと受け継いでいきたい。
- 菜の花プロジェクトは、ただ種を蒔くだけの活動と思っていたけど、先輩からの話を聞いて深い意味のあることがわかった。
(中学生)
- 倉吉のために、倉吉の小中学校で何かをしようという取り組みはすごくいいことだと感じた。私たちも倉吉のためにできることをしていきたい。
- 倉吉市の各中学校の取り組みや意見が聞けて、とても参考になった。協力して、この倉吉市をより良い町にしていくために、自分はしっかり貢献できるように努めたい。
- 今日のサミットでは、あまり自分の意見を言うことができず、少し心残りな結果になってしまったと思う。でも今日、各学校の取り組みを聞いて、まだ自分の学校でできていないこと、やっていないことがあったので参考にしていきたい。今年の「菜の花プロジェクト」は、去年よりたくさんの花が咲くように頑張りたい。
「淀屋サミット」では、昨年度の菜の花プロジェクトの継続と地域のゴミ拾いの2つが、今年度の取り組みとして決議されました。
昨年度の取り組みを教訓に、倉吉市内の児童生徒が菜の花プロジェクトを成功させるため、どんな活動をするのか楽しみです。