倉吉市教育委員会は、「倉吉市立小・中学校の適正配置等についての具体案【草案】」について、市内５つの中学校区ごとに説明会を開催しています。

　ここまで３つの校区について説明会が終了したところです。ここまでの概要をご紹介します。

１　説明会内容

（１）教育長あいさつ

（２）「倉吉市立小・中学校の適正配置の具体案【草案】」の説明（事務局次長）

（３）質疑・意見交換

２　これまでの実施校区及び日時　　（　）内は参加者数

（１） 鴨川中学校区　（３５名）【４月２３日（木）午後７時３０分から９時】

（２） 久米中学校区　（７６名）【５月１０日（金）午後７時３０分から９時】

（３） 西中学校区　　（５６名）【５月１４日（火）午後７時３０分から９時】

３　質疑・意見の概要（一部）　

（１）効果の面から

• 小学校が地域からなくなれば、これまで以上に学校の様子が保護者や地域に伝わらなくなる。学校の様子を地域に伝えるための便り等、情報の発信を充実させてほしい。
• 小中一貫教育のメリット、また、その教育のビジョンについて知りたい。また、そういった点を保護者にもっと知らせてほしい。
• 今回の統合は小中一貫校という意味なのか。
• 統合準備委員会の構成メンバーはどのような人たちなのか。
• 統合準備委員会で話を詰めていくことになるが、小学校だけでなく、中学校の先生にも入ってもらい、部活動の問題解消も含めて考えていけるようにしてほしい。
• 小中一貫教育となった場合、学力面・体力面での成果は実際にどれくらいあるのか。

（２）規模・施設面から

• 使わなくなる小学校にもかなり新しいプールがある。無駄になりはしないか。
• 校舎の増築は考えているか。体育館、校庭が狭くなってほしくない。
• ２０名が適正規模ということがあったが、統合してもこの数字をすぐに割ってくると思う。この条件がすぐに崩れることを考えれば、最初からもう少し規模の大きな統合を考えても良いのではないか。
• 統合後の小学校は大きくなりすぎはしないか。

（３）財政面から

• 限られた予算を効率良く使うことも大切だが、小学校教育の充実を実現することを大切にしてほしい。
• 財政上の話がでた。統合した場合としてない場合の両方のケースで示してほしい。財政面での総枠を示す必要がある。
• 今回の説明会で、財政的な部分についての説明があったことは良かった。
• 増築、改築という話が出ているが、今の財政で本当に実現するのか疑問。根拠あるデータを作ってほしい。

（４）登下校に関する面から

• 保護者の送迎の負担やクラブ活動に支障がでないようにするための、通学補助やスクールバスの運行ついても検討していく必要がある。
• 統合となると、集落巡回通学バスを走らせてほしい。

（５）その他

• 練りに練られた案だと思う。早くこの案で進めてほしい。　
• 小鴨小学校との統合は、「対等合併」との認識は持ちにくい。実質「吸収」であると感じられる。
• 進学者数の問題として、人口が減るということに対して、人口を増やすことも必要である。進学者数を増やすといった取り組みの工夫も必要ではないか。
• もっと議論を重ねて広く意見を吸い上げてほしい。
• 存続でお願いしたい。