更新日:2021年8月16日
令和3年7月1日午後7時ごろに関金町関金宿亀井公園山道にてクマ1頭の目撃情報がありました。
山や海に囲まれた自然豊かな鳥取県には、様々な野生の動物が生息しています。
ツキノワグマは、本来、おとなしく人間と距離をとって生活していますが、近年、登山、山菜やキノコ採取などで入山者が増え、全国的に人身被害が発生しています。
県内でも令和2年と令和元年に襲われて負傷する被害が発生しています。ツキノワグマについての理解を深めて、思わぬ人身被害を防止しましょう。
1 クマにあわないために
- 自分の存在をクマに知らせる
クマは、ほとんどの場合、人よりも先に人間の接近を知って繁みなどへ逃げていきます。笛や鈴、ラジオなど音の出るものを携帯し、自分の存在をクマに知らせましょう。
- 山にクマがいるのは当たり前
中国山地は、クマの生息域なので、山奥にクマがいるのは当然と思って山に入りましょう。クマの糞や足跡を見つけたらすぐに引き返すなど、細心の注意が必要です。また、入山の際は、できるだけ2人以上で行動しましょう。
- 悪天候の日は注意
雨や風の強い日、霧の濃い日は、クマも人の気配に気づかず、至近距離まで接近することがあります。普段以上に注意しましょう。
2 クマに出会ってしまったら
- クマが遠くにいる場合
遠くにクマの気配を感じたら落ち着いて状況判断してください。クマが気づいていなかったら、こっそりその場を離れましょう。クマが気づいていたら、クマの動きから目を離さないように、クマの移動方向とは逆の方向に離れましょう。
- クマが近くにいる場合
近づいてきたらクマの目をにらみつけながら、ゆっくり後退してください。背中を見せて逃げると危険なので、走って逃げないようにしましょう。このとき、ペットボトルなどクマの注意をひきそうなものを、少しずつ置いて時間を稼ぎましょう。また、子グマを見かけても近くに親グマがいる可能性があるのでむやみに近づかないようにしましょう。
クマを目撃した場合は倉吉市役所環境課または倉吉警察署へ通報してください。