更新日:2023年9月21日
市議会に提案した議案等を掲出しています。
提案理由
それでは、本定例会に提案いたしました諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
今議会に提案いたしました議案は、
報告案件 1件
決算案件 13件
予算案件 2件
条例案件 2件
一般案件 4件 の合計22件であります。なお、このうち予算案件1件については専決処分を行っております。
はじめに、報告第5号 令和4年度倉吉市健全化判断比率及び令和4年度倉吉市資金不足比率についてであります。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づき、令和4年度決算における実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率の4指標からなる健全化判断比率並びに公営企業ごとの資金不足比率を報告します。
令和4年度決算における実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、一般会計等の実質収支の額の合計及びこれにその他の特別会計の各実質収支の額を加えたものがそれぞれ黒字のため、いずれも値なしとなっています。
実質公債費比率は標準財政規模に占める公債費等の割合を直近3か年の平均により示すもので、令和4年度決算におけるその値は8.1％でした。令和3年度決算における値が10.0％でしたので、1.9ポイント減少しています。これは、公営企業などに係る公債費の負担が減少したためです。
将来負担比率は地方債残高や債務負担行為残高等、将来市が負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で、令和4年度決算におけるその値は、44.0％でした。令和3年度決算における値が66.4％でしたので、22.4ポイント減少しております。これは、地方債残高や公営企業債などへの繰出し見込み額が減少したことなどによるものです。
資金不足比率は、水道事業、下水道事業及び温泉配湯事業のいずれの公営企業に係る特別会計も資金不足を生じていないため、すべて値なしとなりました。
以上述べましたとおり、令和4年度決算における健全化判断比率及び資金不足比率は、全て早期健全化基準等を下回っています。
次に、認定第1号から認定第11号までの 令和4年度の一般会計及び10の特別会計の歳入歳出決算並びに議案第80号 令和4年度水道事業会計利益の処分及び決算の認定及び議案第81号 令和4年度下水道事業会計資本金の額の減少及び決算の認定についてであります。
これらの決算について、地方自治法第233条第2項の規定及び地方公営企業法第30条第2項の規定に基づき、監査委員の審査を受けましたので、その意見書を添えて本議会の認定に付するものです。
まず、認定第1号 令和4年度倉吉市一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。
令和4年度の一般会計は、歳入決算額322億6,545万1千円、歳出決算額311億82万3千円、歳入歳出差引き11億6,462万8千円で、翌年度へ繰り越すべき財源2億7,436万7千円を差し引いた実質収支は、8億9,026万1千円となっています。
歳入の主なものとしては、市税58億1,081万3千円、地方交付税83億3,251万7千円、国庫支出金56億1,466万5千円、市債14億8,725万6千円となっています。
歳出の主なものとしては、総務費54億1,712万5千円、民生費101億5,741万7千円、商工費29億7,353万2千円、公債費28億8,078万1千円、土木費22億2,679万4千円となっています。
令和4年度の経常収支比率は89.7％となり、前年度の86.4％から3.3ポイント増加しています。これは、分母となる経常一般財源等が地方交付税や地方特例交付金等の減少により小さくなったことによるものです。
令和4年度末における財政調整基金残高は前年度末残高から4億8,012万7千円増加して23億6,446万4千円に、減債基金残高は前年度末残高から465万4千円減少して13億7,589万9千円となりました。
次に、認定第2号から認定第11号までの令和4年度の各特別会計の歳入歳出決算の認定についてであります。
特別会計全体の合計で、令和4年度では、歳入決算額109億8,282万5千円、歳出決算額107億8,917万4千円、歳入歳出差引き1億9,365万1千円となり、実質収支もこれと同額です。
次に、議案第80号 令和4年度倉吉市水道事業会計利益の処分及び決算の認定についてであります。
利益の処分については、未処分利益剰余金5億5,823万円のうち減債積立金へ300万円、建設改良積立金へ3,788万円を積み立てようとするものであります。
次に、決算については、収益的収入決算額8億9,142万8千円、収益的支出決算額8億2,874万3千円、差引き6,268万5千円で純利益4,438万7千円となっております。
また、資本的収入決算額2億4,924万2千円、資本的支出決算額5億1,477万8千円で差引き2億6,553万6千円の不足を生じることとなりましたので、その措置として当年度分損益勘定留保資金等、所定の財源をもってこれを補てんするものであります。
次に、議案第81号 令和4年度倉吉市下水道事業会計資本金の額の減少及び決算の認定についてであります。
資本金の額の減少については、資本金15億2,768万円のうち1億443万円をもって未処理欠損金をうめようとするものであります。
次に、決算については、収益的収入決算額23億1,202万4千円、収益的支出決算額23億1,729万7千円、差引き527万3千円の不足を生じることとなりましたので、前年度分繰越利益剰余金をもってこれを補てんし、純損失1,648万9千円となっております。
また、資本的収入決算額11億7,383万7千円、資本的支出決算額19億2,586万4千円で差引き7億5,202万7千円の不足を生じることとなりましたので、その措置として当年度分損益勘定留保資金等、所定の財源をもってこれを補てんするものであります。
次に、予算案件についてであります。
まず、議案第79号 令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第3号）の専決処分についてであります。
令和5年8月の台風第7号により被災した公園、農地、農業用施設などを緊急に復旧するための経費として9,400万円余を計上したものです。
また、被災した事業者が利用する制度融資に伴う利子負担を軽減するよう、県と協調して支援を行うもので、20万円余を計上し、併せて令和6年度から令和8年度までの分について債務負担行為を設定したものです。
以上、補正の総額は、9,459万8千円の増額で、補正後の予算総額を330億7,252万9千円としたものです。
次に、議案第82号 令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第4号）についてであります。
これは、普通交付税及び前年度繰越金の額が確定し、また当初予算編成時から半年を経過し、その間の情勢の変化などに対応するために必要な経費の補正を行うものです。
はじめに、災害対策についてであります。
集落の孤立や停電を防ぐため、倒木の危険性が高い樹木を事前に伐採する経費として400万円を、災害時においても指定避難所で水洗トイレに近い環境を確保できるよう、小学校にマンホールトイレを設置するための設計費用として1,600万円余を計上するものです。
次に、企業誘致についてであります。
市内企業の事業拡大等を支援するため、西倉吉工業団地及び巌城工業団地の造成等に必要な経費として5億4,000万円余を、あわせて債務負担行為により令和6年度の工事費等を計上するものです。
次にせきがね湯命館等のあり方検討についてであります。
関金温泉の振興を図るため、せきがね湯命館・関金都市交流センターの今後のあり方と施設の長寿命化に関する調査、検討の経費として220万円余を計上するものです。
次に、周遊滞在型観光地創造事業についてであります。
倉吉の地域資源を活かした観光を広くPRするものとして、市制70周年を記念して現在作成を行っている、観光プロモーション動画の内容の充実を図るための経費として220万円を追加計上するものです。
次に、特別医療費助成事業による小児医療費の無償化に伴う対応についてであります。
子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、令和6年度から特別医療費助成事業により小児医療費の無償化を実施するに当たり、これに関する準備経費として280万円余を計上するものです。
次に、小学校の統合についてであります。
令和6年4月に統合して開校する予定の小鴨小学校及び久米小学校に関し、スクールバス運行に係る環境整備費等に920万円余、新たな校歌、校章の制作や統合前の小学校の閉校式に要する経費として160万円余を計上するものです。
次に交流プラザ及びパークスクエアの照明設備の更新についてであります。
脱炭素化の推進、施設の維持費の軽減を図るため、設置から23年が経過するこれらの施設の照明器具をLED化するもので、その設計費用として600万円余を計上するものです。
以上、補正の総額は10億602万円2千円の増額で、補正後の予算総額は、340億7,855万1千円となります。
次に、条例案件についてご説明します。
まず、議案第83号 倉吉市特別医療費助成条例の一部改正についてであります。
特別医療費助成事業に関し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、子どもの医療費を無償とするものです。
次に、議案第84号 倉吉市水道事業給水条例の一部改正についてであります。
令和5年10月1日から消費税等に関するインボイス制度が導入されることに伴い、水道料金等の税額の計算方法を同制度に適合させるものです。
次に、一般案件についてご説明します。
まず、議案第85号 財産の無償貸付けについての議決の一部変更についてであります。
令和4年3月に市議会で議決された旧山守小学校に係る財産の無償貸付けについて、その相手方の変更を要するため、当該議決内容の変更を求めるものです。
次に、議案第86号 市道の路線の廃止及び認定についてであります。
西倉吉工業団地の整備に伴い、同団地沿線の市道を整備するため、市道西倉吉工業団地2号線を廃止し、あらためて同路線のほか1路線を認定するものです。
次に、議案第87号 倉吉市名誉市民の決定についてであります。
市に功績があった方1名を倉吉市名誉市民に決定するため、名誉市民条例第2条の規定により、本議会の同意を求めるものです。
次に、議案第88号 功労表彰についてであります。
長年にわたり、保護司として更生保護活動及び青少年健全育成に貢献された方、学校歯科医として保健衛生の振興発展に貢献された方、消防団員として災害の防除、生命・財産の保護に貢献された方7名と、複数年にわたり継続して寄附いただいた1団体について功労表彰を行うため、倉吉市表彰条例第6条の規定により、本議会の同意を求めるものです。
以上、今回提案しました諸議案について、その概要をご説明いたしました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
（9月11日提案）
それでは、このたび提案いたしました諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
まず、報告第6号 損害賠償の額の決定についての議会の委任による専決処分についてであります。
令和5年7月31日に、職員が法華寺畑遺跡で除草作業中に発生した飛び石が、相手方の車両に当たって損害を与えたため、これに関する損害賠償の額の決定について、9月5日に専決処分を行ったものです。
次に、議案第89号 令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第5号）についてであります。
令和5年8月の台風第7号により被災した河川や道路を早期に復旧するため、1,900万円余を計上し、補正後の予算総額を340億9,808万1千円とするものです。
次に、議案第90号 工事請負契約の締結についてであります。
倉吉市せきがね温泉宿泊施設整備工事 について、令和5年8月29日 に公募型指名競争入札を実施して 11億4,290万円 で落札されたことから、その請負契約の締結について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条及び地方自治法第96条第1項の規定により、本市議会の議決を求めるものです。
以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要をご説明しました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
（9月21日提案）
それでは、このたび提案いたしました諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
まず、議案第91号 教育委員会委員の任命についてであります。
本市教育委員会委員のうち 西田(にしだ) 江美(えみ) さんの任期が令和5年10月4日をもって満了となります。その後任委員の任命について慎重に検討した結果、新たに 德丸(とくまる) 桃子(ももこ) さんを任命することが最適と考えましたので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、本市議会の同意を求めるものです。
なお、同氏の経歴はお手元に配付した資料のとおりで、市立上北条小学校のPTA会長、地域学校委員などの経験に基づき、同条第5項にいう保護者の立場から、率直な意見をいただけるものと期待するところです。
次に、議案第92号 人権擁護委員候補者の推薦についてであります。
本市区域の人権擁護委員のうち、 松田(まつだ) 裕一(ゆういち) さん 、 高岡(たかおか) 紀子(のりこ) さん の任期が令和5年12月31日をもって満了となります。
その後任委員について慎重に検討した結果、 向井(むかい) 正(ただし)さん 、 米田(よねだ) 美奈子(みなこ)さん のお二方を新たに推薦することが最適と考え、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、本市議会の意見を求めるものです。
なお、お二方の略歴はお手元に配付している資料のとおりで、いずれも人格、識見ともに秀でられ、人権擁護委員として適任であると考えるところです。
以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要をご説明いたしました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
付議議案
令和5年6月第4回定例会付議議案
- 報告第 5号 令和4年度倉吉市健全化判断比率及び令和4年度倉吉市資金不足比率について
- 議案第79号 専決処分について（令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第3号））
- 認定第 1号 令和4年度倉吉市一般会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 2号 令和4年度倉吉市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 3号 令和4年度倉吉市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 4号 令和4年度倉吉市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 5号 令和4年度倉吉市温泉配湯事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 6号 令和4年度倉吉市土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 7号 令和4年度倉吉市駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 8号 令和4年度倉吉市高城財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第 9号 令和4年度倉吉市小鴨財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第10号 令和4年度倉吉市北谷財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
- 認定第11号 令和4年度倉吉市上北条財産区特別会計歳入歳出決算の認定について
- 議案第80号 令和4年度倉吉市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
- 議案第81号 令和4年度倉吉市下水道事業会計資本金の額の減少及び決算の認定について
- 議案第82号 令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第4号）
- 議案第83号 倉吉市特別医療費助成条例の一部改正について
- 議案第84号 倉吉市水道事業給水条例の一部改正について
- 議案第85号 財産の無償貸付けについての議決の一部変更について
- 議案第86号 市道の路線の廃止及び認定について
- 議案第87号 倉吉市名誉市民の決定について
- 議案第88号 功労表彰について
（9月11日提案）
- 報告第 6号 議会の委任による専決処分について（損害賠償の額の決定について）
- 議案第89号 令和5年度倉吉市一般会計補正予算（第5号）
- 議案第90号 工事請負契約の締結について
（9月21日提案）
- 議案第91号 教育委員会委員の任命について
- 議案第92号 人権擁護委員候補者の推薦について
提出予算案、予算編成資料については、 令和5年度 当初予算 及び 令和5年度 補正予算 をご覧ください。
監査関係
監査等の結果については、 監査委員事務局のコンテンツ をご覧ください。
倉吉市議会について
倉吉市議会について詳しくは市議会のコンテンツをご覧ください。