活動報告
今年度最初の自然ウォッチングとして春の昆虫観察会を開催しました。倉吉自然科学研究会の松田裕一先生と長谷川寿一先生に解説をお願いしました。23人のご参加がありました。
今回の観察会のテーマであるツマキチョウは、春の限られた時期にのみ成虫が出現することから「春の妖精」ともよばれるチョウのひとつであり、オスの前翅の先端がオレンジ色であることが名前の由来となっています。


はじめに先生方から、写真や標本を交えて、ツマキチョウの特徴について解説いただきました。歴史公園の広場では、ツマキチョウをはじめ、沢山のチョウが飛んでいました。みなさん、虫とり網を持って一生懸命に追いかけて採集していました。また、周辺の道では、菜の花(セイヨウアブラナ)が黄色い花を咲かせ、チョウたちが飛び交っていました。ツマキチョウ、モンシロチョウ、ナミアゲハなど6種類のチョウを確認することができました。採集したチョウは逃がしました。


春に姿を現すチョウについて知識が深まり、伯耆国分寺跡歴史公園のような地域の身近な自然の中に多様な生き物が生息していることを実感できる観察会となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。