倉吉博物館特別展「たてのひろし絵本原画展」が開幕しました
本日、「たてのひろし絵本原画展」が来月31日までの会期で開幕しました。倉吉博物館は、緑豊かな打吹山の麓に位置しています。市街地の中心にある打吹山は、昭和61(1986)年に「森林浴の森日本百選」に選定され、今年で40周年を迎えます。本日開幕した展覧会は、選定40周年を記念して、打吹山の自然を取り上げた特別展で、森や昆虫を細密に描写した絵本作家舘野鴻氏の絵本原画展です。この時期、打吹山には、「春の女神」と呼ばれるギフチョウが舞います。手のひらに収まるほどの羽に黄色と黒の縞模様が鮮やかで、春の訪れを感じさせてくれるチョウです。
舘野鴻さんは、生き物をじっくりと観察して図鑑の標本画や解剖図を手がけ、『しでむし』で絵本デビューします。その後、2012年に『ぎふちょう』を刊行し、2016年の『つちはんみょう』は第66回小学館児童出版文化賞に輝きました。さらに、2023年と24年は、続けて日本絵本賞を受賞しています。
倉吉博物館での舘野鴻さんの絵本原画展は、2015年に開催して以来2回目となります。この10年間で出版された絵本も増え、子ども達への昆虫教育「タテノ塾」も盛況で、絵本作家 舘野さんの人気はうなぎのぼりです。
森林浴の森日本百選選定40周年記念で舘野鴻さんの絵本原画展が開催できることは当館にとって大変光栄で喜ばしい限りです。是非、多くの方に展覧会に足を運んでいただきたいと思います。
今展は、絵本原画展に併せ、森林浴の森に選定された「打吹山」の自然と歴史も紹介しています。打吹山の春夏秋冬と題して、それぞれの季節の打吹山の様子を写真パネルで説明しています。10年以上前から打吹山に仕掛けたトレイルカメラに写ったイノシシやタヌキ、そしてシカなどの写真も展示しています。
また、打吹山の歴史的遺産として、室町期から山頂を中心に展開した打吹城の変遷についても紹介しています。室町期から戦国期にかけて日本の戦乱期における打吹城の有り様を入れ替わる城主を中心に解説しています。江戸時代初め一国一城令によって廃城となった後、倉吉は鳥取藩の家老による統治が行われ明治を迎えます。明治37年には、打吹山の北麓に城内の屋敷地を拡張して公園がつくられます。打吹公園です。公園開園当初の様子を写した絵ハガキはじめ大正時代の打吹公園の写真を展示しています。「いにしえの打吹公園」もじっくりご覧ください。
打吹山 森林浴の森日本100選選定40周年記念 「たてのひろし絵本原画展」
令和8年4月11日(土曜日)から5月31日(日曜日)
休館日:4月13日、20、27、5月7日、11、18、25
一般:500円(400円) 高校・大学生:300円(200円)
※( )は70歳以上の方と前売・団体(20名以上)料金
次の方は無料:中学生以下/障害者手帳をお持ちの方と介助者/土曜日入館の高校生