6月15日(土曜日)、倉吉市社公民館において、因幡万葉歴史館学芸員 鎌澤圭伸さんを講師にお迎えし、「万葉集講座ー大伴家持の歌学びと万葉集最後の歌ー」を演題に講演会を開催しました。
講演では「新元号『令和』の出典である梅花歌が詠まれたとされる宴に大伴家持は参加をしていなかったが、大伴旅人に連れられ宴の様子を見ていたのではないか」とし、その時の様子がのちに詠まれた歌にある」と解説されました。また、「万葉集最後の歌『新しき年の始の初春の今日降る雪のいや思け吉事(万葉集巻-20-4516大伴家持)』について、「大伴家持は大伴旅人や山上憶良などの先人の歌から学び独自の歌風を作り上げていき、近代の歌人から高く評価された」など、興味深いお話を伺うことができました。
参加者の感想
- 憶良、旅人、家持の関連がよくわかりました。
- とてもわかりやすく楽しかったです。家持の最後の歌の意味を深く感じ、憶良と旅人との関係性も興味深く聞きました。
- 万葉集最後の一首の歌が理解できました。