更新日:2021年8月16日 「さいとりさし」は、鷹狩りのえさにする小鳥をとらえる職であり、殿様の命令でその威光をかさにきて、殺生禁断の神社やお寺でさえも入山し、鳥をつかまえました。この横暴な権力時代に対し、民衆の心がおもしろおかしく、ささやかな抵抗を込めて、表現されております。 やがて、「鳥をとる」から「嫁をとる」「福をとる」と初春の祝狂言として歌い、踊られるようになったと言われております。(鳥取県指定無形民俗文化財)