更新日:2023年7月4日

企業版ふるさと納税とは

平成28年度に創設された企業版ふるさと納税は、国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除する仕組みです。

損金算入による軽減効果(寄附額の約3割)と合わせて、令和2年度税制改正により拡充された税額控除(寄附額の最大6割)により、最大で寄附額の約9割が軽減され、実質的な企業の負担が約1割まで圧縮されます。

税額控除の内容

  • 法人住民税と法人税で寄附額の4割を控除
  • 法人事業税で寄附額の2割を控除
  • 従来の損金算入による軽減効果(約3割)と合わせて寄附額の最大9割の負担軽減

 

留意事項

  • 1回あたり10万円以上の寄附が対象です。
  • 本社が倉吉市に所在する場合は、お受けできません。
  • 寄附の代償として経済的利益を受け取ることはできません。

 

寄附の手続きの流れ

寄附の申出

「寄附申出書」にご記入いただき、しごと定住促進課に提出してください。
 

寄附金の納付

「寄附申出書」の受理後、倉吉市から納入方法をご案内します。

受領証の交付

ご入金を確認次第、倉吉市から「受領証」を送付いたします。
「受領証」は税額控除の申告を行う際に必要になりますので、大切に保管してください。
 

税の申告手続き

受領証に基づき、地方創生応援税法(企業版ふるさと納税)である旨を申告し、税制控除を受けてください。

 

企業版ふるさと納税で寄附を募集している事業

企業様からいただきました寄附金は、【「暮らし良し、倉吉」まち・ひと・しごと創生推進計画】に基づく次の事業に活用いたします。ご支援をお待ちしております。

がん検診(大腸内視鏡検査・胸部CT検査)補助事業

倉吉市民の大腸内視鏡検査・胸部CT検査の費用補助に活用します。

 がん検診の目的は、がんの早期発見によって早期治療を行い、命を守ることにあります。

 多くのがんは早期発見であれば治せる可能性が高く、治療においても、早期であるほど体への負担や経済的な負担を軽減することができます。

 本事業は、企業版ふるさと納税を活用することで、新しい医療技術によるがん検診の費用負担を軽減し、地域活動の持続的な維持・発展を推進するものです。

 

【背景】

 市町村が行うがん検診(対策型検診)は、集団全体の死亡率を減少させることを目的とした国が示す指針に従い、大腸がん検診は「便潜血検査」で、肺がん検診は「胸部エックス線検査」と「喀痰細胞診」が行われています。

【現状の課題】

 これらの検査に加えて、「大腸内視鏡検査」や「胸部CT検査」といった、がんの発見率の高い検査を取り入れることでより詳細な結果を得ることができますが、高額な検査費用が負担となっています。

【目指す姿】

 高額な検査費用を企業版ふるさと納税を活用し無償にすることで、精度の高い検査を希望される方が安心して検査を受けられる環境を整備します。

 これにより、「早く見つかっていたら」を「早く見つかって良かった」に変えていきたいと考えています。

がん検診補助事業の仕組み

鳥取看護大学・鳥取短期大学元気なまちづくり応援事業

 倉吉市の緑溢れる豊かな自然の中に、地域とともに、地域に貢献する人材を育成する学校法人藤田学院「鳥取看護大学」「鳥取短期大学」があります。昭和46年に鳥取女子短期大学が開学して以来、50年間の長きにわたり、一貫して地域の求める人材を育成、輩出してきました。

 倉吉市では、平成27年に「倉吉市と学校法人藤田学院との連携に関する包括連携協定書」を締結して以来、地域社会の発展や課題解決のため、様々な分野で連携の強化を深めてきました。

 学生たちによる地域課題に取り組む活動や地域活動への参画など様々な活動を支援し、今後も「鳥取看護大学」「鳥取短期大学」が地域とともにある大学として、魅力ある教育の推進を図り、地域社会で活躍できる人材を育成し、わがまちに送り出していただけるよう、支援していきたいと考えています。

なぜ寄附を募るのか

 倉吉市と学校法人藤田学院は、包括連携協定を締結し、地域課題の解決や学生の社会貢献活動等について連携して取り組んでいます。地域の人口減少、少子高齢化に歯止めがかからない中、地域社会を担う人材を確保し、若者を中心とした交流人口の拡大を図り、地域が活性化するには、市内唯一の地元大学の学生の力は不可欠です。

 今後、藤田学院で学ぶ学生に、より多く地域での活動の場を提供し、愛着を深めてもらうことで、学生の地元定着を促進し、若い力に溢れる新しい人の流れをつくり、まちを元気にするために、企業の皆様のお力添えをいただきたいと考えております。

プロジェクトのポイント

 これまで、学生からいただいたアイデアをもとにした「学生応援!倉吉駅周辺カフェマップ」や「知られざる地元企業の魅力ガイド」の作成などを通して、学生自らがまちづくりに関心をもって、地域の課題解決や活性化に本市とともに取り組んでもらっています。

 今後も、学生の主体性を大切にしながら、学生の挑戦や成長の機会を応援し、地域の即戦力となる人材を育成し、元気なまちづくりを実現していくため、協力していただける企業の皆様の温かいご支援・ご寄付をよろしくお願いいたします。

寄附の使いみち

 寄付金は、「鳥取看護大学」「鳥取短期大学」の学生の学び支援に係る経費や地域と連携した取組にかかる経費など、様々な活動に使われます。

〜活動例(予定)〜
・地域イベントへのブース出店費用
・元気なまちづくりアイデアコンペ開催費用
・地元や企業との連携に係る費用
・学生による空き家リフォーム費用
・まちの保健室開催費用

問い合わせ先

しごと定住促進課 ふるさと納税担当
TEL/0858-24-5478 FAX/0858-22-8136
Mail/furusato@city.kurayoshi.lg.jp