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更新日:2021年8月16日

令和元年6月13日第3回市議会定例会前の記者会見を開催しましたので、会見の詳しい内容を次のとおりお知らせします。

とき

令和元年6月13日(木曜日)11時~

ところ

倉吉市役所 議会会議室

会見の内容

1.市長コメント

 令和元年6月第3回倉吉市議会定例会 提出議案について

2.その他

 なし

内容

提出議案について

(○石田市長)はい、おはようございます。お集まりいただきまして大変ありがとうございます。6月定例会についての議案等についてご説明させていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 お手元のペーパーを配らせていただいていると思いますので、それに沿って説明させていただきます。今回予定しております議案は報告案件・専決案件・予算案件・条例案件の合わせて10件の議案等を提案させていただいております。
 このうち予算についてになりますが、令和元年度の一般会計補正予算第2号については、当初予算編成後の状況を踏まえて補正を行うもので、1億5,400万円余の減額になっております。これはプレミアム付商品券、当初予算では直営で実施をするということで計上させていただいておりましたけども、実行委員会方式で実施をする形にしていきたいと思っている関係で、予算計上の内容が少し変わったことに伴って、少し減額を生じたということで、このような減額の補正予算になったということでございます。
 補正の主な内容を挙げております、いくつか申し上げてみたいと思います。
1点目、被災者住宅再建支援事業でありますけれど、中部地震の被災世帯のうち、特に生活保護世帯についてなかなか資金手当等ができなくて、修繕が進まないということもあってですね、この屋根の修繕の経費の2分の1を市が拠出をして県と合わせて事業実施をするということです。県に実施をしていただくということで、寄付金という形で200万円余の計上をさせていただいています。7世帯分の予定をしているところであります。
2点目として、定住対策事業であります。
 東京23区に在住する方、あるいはビジネスマンとして働いておられる方。そういう方を県内、本市への移住を促進するために、1件あたり100万円の補助をして移住の促進を図っていこうということで、600万円を計上しております。これは県との事業ということで、地方創生の交付金を充てて活用して実施をしようというものであります。
3点目、農林業の振興であります。
 これはいくつかの事業をまとめておりますけども、がんばる農家プラン等の事業ですとか、担い手の方への支援、あるいはハウス、花き、農産物の栽培にかかる生産基盤の施設・環境整備などの事業について、4,800万円余の予算を計上させていただいております。
4点目として、児童扶養手当であります。
 今年10月から消費税率の引き上げに伴って、特に未婚の一人親に対する臨時の給付金を国の方で予算の計上がされているということから、140万円を計上しているものであります。
5点目として、風しんワクチン接種費助成事業であります。
 風しんの抗体保有率が他の世代に比べて低い世代、昭和37年~昭和54年にかけての男性に対して抗体検査、予防接種を行うための、これは無料で実施をするということでありますが、1,100万円余の予算を計上しております。

 あと2件、条例関係を挙げさせていただいております。
倉吉市基金条例の一部改正。今年から森林環境譲与税が交付をされることになっております。この譲与税を森林整備等に充てていくということを明確にするために、受け入れのための基金を設置をして、基金に受け入れた上で執行していこうというものであります。そのための基金条例の改正をするものであります。
それから住宅の設置及び管理に関する条例及び倉吉市都市再生住宅条例の一部改正
 これは市の公営住宅について、特に子育て世帯への支援を拡充するために、対象となる児童の拡大、優先入居の中に子育て世代を加えるなどの改正をするものであります。

主な内容について申し上げたところであります。私からは以上であります。

(■幹事者)質問に移らせてもらいたいと思います。では各社質問のある方は社名を述べて質問をお願いします
(■山陰中央新報)条例で最後におっしゃられた子育て支援の関係ですけども、ちょっと不勉強で申し訳ありませんが、これは珍しい対応でしょうか。
(○建設部長)鳥取米子はすでに中学生までの基準の見直しですとか優先入居はされておられますので、珍しいかどうかということであれば珍しくはないです。
(■毎日新聞)増額補正の3.農林業の振興のがんばる農家プラン事業についてですが、改めて4,800万円を補正予算に計上して、市の農林業振興というのがなぜ必要なのかということを改めてお聞きしたい。
(○石田市長)これはがんばる農家プランだけではなくて、いくつかの事業をまとめていますので、この予算説明資料をご覧いただいた方がいいのかも知れませんけども。やはり地域農業というものが今非常に担い手に集約をしていくという方向が出されているわけですけども。今は非常に設備が必要になってきている。ハウスとかトラクターだとか様々な農業機械の設備が必要になってきて、設備投資が必要になってきている時代となっていますので、その辺の支援をして、コストを下げながら農業への参入をやりやすくしていくことが必要なのかなと思っています。特に倉吉は農業が基幹産業だという風にいわれている地域でありますので、その農業を振興していくことが大事なんだと思っております。ここで今回まとめておりますのは、がんばる農家プランの事業としての認定農業者に対する排水設備だとか、鳥取型の低コストハウスの整備ですけれども、例えばハウスだと23棟。かなりの数のハウスが整備されているというふうになっています。産地パワーアップ事業、これもそういう設備の整備ということになります。こういった支援をして農業への参入をやりやすくしていきたいと思っております。
(■朝日新聞)先ほどの続きなんですけども、ここに挙げてある農業関係の主な予算を全て足すと4,800万円になるということですか。
(○石田市長)そういうことです。
(■朝日新聞)この森林環境整備基金は除いてですか。
(○石田市長)それは除いてです。
(○企画産業部長)4,800万円余というのに含まれているものは、『がんばる農家プラン事業』、それから『低コストハウス』、次の『園芸産地』、『農業用ハウス』、それから『担い手確保』、これで4,808万8千円になります。
(■日本海新聞)定住対策事業についてお聞きします。今回、県と共同してこういう対策をされるわけですけども、この東京23区に在住または通勤する者、ということで特化した理由というのはどういうことですか。
(○石田市長)東京一極集中の是正とよく言われるわけですけども、言われている程には、なかなか東京からの移住が進んでいないという現状を踏まえると、特にビジネスマンの方にとってみると、やはり給与等の格差がかなりある。そういう状況の中で移住を決断していただく上で、こういった組織というものも必要なのかなということで県の方と共同で支援をしていこうと。特にやはり東京圏からの移住を促進するという意味での特別措置という考え方でございます。
(■日本海新聞)裏返してみると、これまで東京からの移住者は少なかったということになるんですか。
(○石田市長)比較的ということになるんでしょうけども、鳥取県や倉吉にとっての主力は関西からの移住というのが比較的多いという現状も踏まえて、特に東京圏から、特に労働力世代の移住を少してこ入れしていきたいという趣旨だと考えていただきたい。
(○企画産業部長)そうですね、今朝報道にも出ておりました。50代をターゲットにするということで、主力というか労働力として非常に求められるような人材をというふうに今朝の新聞報道でも県の方が言っておりました。その通りだと思います。
(■日本海新聞)今回一般財源で600万円が計上されているんですが、一軒100万円ということで、6人の可能性があると言うことですか。移住の。
(○石田市長)可能性というか。
(■日本海新聞)希望があっての計上ということですか。
(○石田市長)目処が立っているということではありません。それくらいを目指していきたいということです。
(■山陰中央新報)今更の気がしますけど、せっかくこういう機会をいただいていますので。ひとつは令和になったんですけども、こちらの倉吉も山上憶良がおられたところで、そのことを宣伝するいいチャンスだと思うんですけども、今回の予算には入っていないかもしれませんが、今後こういうことをやっていきたいなというお考えがありましたら。
(○石田市長)難しいところなんですけども、梅花の宴がですね、必ずしも山上憶良が文章を書いたという確証もないわけですけども。可能性はあるだろうと言う前提の元で、倉吉に山上憶良がいたということはしっかりPRしていきたいなというように思っていますし、山上憶良短歌賞もですね、年数を重ねてかなり幅広く全国から応募していただけるようになっていますので、この歴史は大切にしながらこの令和という元号のですね、倉吉との縁を持つものとして活用していきたいなという風に思っています。
(■山陰中央新報)具体的なものはこれからということですか。
(○石田市長)具体的なものは今のところ特別あるわけではありませんけども、折に触れて考えていきたいと思っております。
(■山陰中央新報)例えば鳥取市さんのほうは大伴家持のゆかりの地というのがありますので、倉吉市さんと鳥取市さんと組んで何かやるというのができたら面白そうかなと勝手に思ったりしていますが。
(○石田市長)今後の課題だろうと思いますが。倉吉の場合はああいう歴史館のような施設というものがありませんので、これからの打ち出しの仕方というのをうまく工夫していかないと行けないなと思っておりますけども。
(■山陰中央新報)博物館になるんですかね。
(○石田市長)国分寺の跡とかですね、そこに憶良の碑を作ったりしていますけど、今後国分寺跡の活用の仕方とか、大御堂廃寺の活用の仕方とか、そういったものとも関連しながら考えていきたいなと思います。
(■朝日新聞)先ほどの定住の対策も、農業の対策も、主に県との共同事業という感じですけども、中でも倉吉市の特長を生かしているというか、倉吉市が力を入れているようなもの、市単独の事業はあるのでしょうか。
(○石田市長)今回は補正予算ですので、特に政策的なものとして大きいものは特別ないのですけども、やはり今までと流れは一緒ですけども、総合戦略、地方創生というものを常に取り置きながら取り組みをしていきたいなと思っておりますので、今回もそういう意味での定住対策、先ほどの農林業施策なども、そういう視点で考えているものですので、産業振興、定住対策、こういうものを重点に取り組んでいきたいと思っています。
(■中国新聞)今回の補正の中に被災者住宅再建支援事業、生活保護世帯向けの屋根の修繕というものが入っていまして、これは復旧復興になったものの積み残しの中の一つだと思われるものですけども、これに限らずその復興という観点で積み残しですとか、いろいろなものがあると思うのですが、そのあたりの現状認識をお願いしたいですけども。
(○石田市長)震災復興についてはこれまでいろいろ支援制度も県と一緒になって作りながら対応してきたところです。特になかなか資金的なものもあったりして、対応の難しい方については個別にチームを作ったりして対応策を考えてきたところですけども、そういうことをしながらもなかなか対応できない世帯もあるわけで。そういう意味で今回の措置は最後の措置になってくるかなと思っております。ただこれで全てが解決するかというとそれでもまだやはり積み残しは出てくるだろうとは思っています。それについてはそれで終わりということではなくて、継続的にご相談に乗りながらできる対応をしていきたいなと思っていますし、ご相談にも乗っていきたいと思っております。これは特別な政策を打っているというわけではありませんけども、一般業務の中できちんと対応していきたいと思っています。
(■中国新聞)復興計画ということで3年間立てられており、最終年度だと思うんですけど、最終年度の課題や進捗はいかがでしょうか。
(○石田市長)一定程度順調に進んだのではないかと思っております。ただ、今申し上げた通りそれで100%かというとそうは行かない部分もあるわけですので。そこの部分は現実をしっかり踏まえながら積み残した分をしっかり対応していきたいと思っています。
(■山陰中央新報)山上憶良が関係している、最後の方でさっきおっしゃられた大御堂廃寺の活用の仕方だったり、国分寺の関係だったり、まさに今その整備計画を作ろうとされているところだったと思いますけど、そういう中でこういう令和となって山上憶良に光が当たって、その倉吉の人だよということで追い風が吹いている中で、宣伝の材料として取り込んだら何かいいことができないかという気持ちも持っておられるのでしょうか。
(○石田市長)そうですね、できるだけ打ち出していきたいなという風には思っているんですけども、そうは言っても歴史的事実というものを踏まえないといけないので、どれだけそこら辺にエビデンスというかですね、しっかりとした根拠が持てるかと言うこともあるのかなと思っております。特に大御堂廃寺の場合はこれから県立美術館が隣接して整備をされると言うことになりますので、そういうものと絡めてPRに使うことができればという気持ちはありますけども、また大御堂と山上憶良というのはちょっとずれるところがあるので、なかなか難しいところがあると思います。これからどういった使い方ができるか、よく考えていきたいと思います。
(■山陰中央新報)教育長にもご意見を伺ってよろしいですか。
(○小椋教育長)個人的に思っていることは、おっしゃるとおりで。何とかこう、憶良に絡めて倉吉のPRができないかなということはすごく思っています。去年からですね、山上憶良の会という、前教育長が会長になっている会が、いろいろ鳥取市や鳥取県と交渉しておられて、かなりの企画を考えておられると言うことは聞いていますので、うちの方でできるのはそれのPRのことですとか、お手伝いですとか、そういうことができるんではないかと思っています。中身について直接聞いていただいた方がいいと思います。
(■朝日新聞)はじめに言われた、プレミアム付商品券について。もう少し説明していただいてもよろしいですか。方式が変わるということですが。
(○企画産業部長)当初予算ではですね、プレミアム付商品券の販売収入を倉吉市の歳入として受けるという形をとっていたんですけども、以前もプレミアム付商品券をやったときに実行委員会方式でやったっていうことがあって、その方式を今回も踏襲しようということで。具体的に言うと2億6,600万円というプレミアム付商品券の売り上げ収入を、実行委員会限りで収支を終えていただくという形で、今後調整をしていくということになりましたので。そのことによって、倉吉市の歳入から2億6,600万円を落とすというようなことで、倉吉市の歳入・歳出予算を通さない形で、プレミアム付商品券の販売をしていくということで、今回の補正ということになっております。
(■山陰中央新報)横から口を挟んですみません、その方式にすることによって倉吉市さんのメリットは何でしょうか。
(○企画産業部長)実行委員会ですと、今回倉吉商工会議所、銀座商店街、それから上井商工連盟の方に入っていただくことで、実行委員会でのPRであったり、その商品券を使えるお店の確保といいますか、そういったことで有効性が出るだろうなと思っておりまして、そのことで実行委員会でやっていこうということになりました。
(■山陰中央新報)市は入っているのですか。
(○企画産業部長)もちろん入っております。
(■山陰中央新報)失礼しました。主体性を持ってもらうというような意味合いでしょうか。
(○企画産業部長)そうですね。民間の方もメリットを享受しているというか、一緒になってやっていくことでPR効果も出るでしょうし、使える店が少ないと利用者にとってもあまり楽しくないので、利用店を増やすという意味では関係機関と一緒にやっていくのが正しいだろうという判断です。
(■日本海新聞)風しんワクチンの接種助成なんですが、昭和37年~昭和54年にかけての男性が対象ということで。市内の対象者数というのは何人くらいなんでしょうか。
(○健康福祉部長)対象の男性の数が4,790人で、今回の予算に計上している対象はそのうちの2,100です。
(■山陰中央新報)また違う話で恐縮ですが、せっかくの機会ですので。これもちょっと日にちがあいたんですが、鳥取西道路が開通いたしまして、姫鳥線と山陰自動車道が繋がった形になっていて、関西の方から倉吉に人が来るときにすごく便利になったと思いますし、逆に倉吉から関西に売り込もうというときにも便利になったと思うんですけど、西道路のことに絡めて新しい展開を構想しておられることがあれば教えてください。
(○石田市長)具体的に動いているというわけではありませんけども、やはりこれは非常に大きな効果があるだろうという風に思っています。特に倉吉や中部にとって効果は大きいんじゃないかなと思っています。ひとつには観光面で行くと、東から入ってきた観光客、鳥取で止まっていた観光客にとってみると、倉吉、中部まで足を伸ばしていただける可能性というのが大きく広がっていると。15分、場合によっては20分くらい短縮になる可能性がある道路ですので、観光面でも非常に大きい効果があるのではないかと思いますし、ビジネスの輸送という面でも特に無料の鳥取道、山陰道という形で中部の物流にとっても大きなメリットになるのではないかなと思います。西倉の工業団地も含めて、その効果は大きいのではないかと思っていますので、こういうものをこれから企業誘致とかですね、しっかりPRにも使っていきたいなと思っています。観光面、物流面、しっかりPRしてこの倉吉の良さにつなげていきたいと思います。
(■日本海新聞)予算がらみではないですけど、当初予算で琴櫻記念館を民間に委託ということで6月をめどにだったということですけども、状況はどうなっていますか
(○企画産業部長)担当でございます。6月20日から新しい管理者、NPO法人未来の方が業務を開始するということで準備を進めております。
(■日本海新聞)この委託先を探して、この未来さんしか手が上がらなかったということですか。
(○企画産業部長)そうでございます。
(■日本海新聞)この未来が運営することによる期待感というか、どういうことを期待されていますか
(○企画産業部長)今回市の直営から民間の方ということなので、当然未来さんの関係者の中に琴櫻、佐渡ヶ嶽部屋との深い関わりのある方もたくさんいらっしゃいます。相撲に対する思い入れであったり知識であったり非常に高い方がいらっしゃるので、そういった方の手で運営されることによって、新しい展示内容であったり、あるいはイベントを実施していただく。そのようなこれまで直営ではできなかったことが期待されるというところでございます。
(○石田市長)琴鎌谷が琴乃若になってまた一段と盛り上がってきていますし、次の琴櫻がまた誕生する可能性も出てきたということですので、そういう機会にまた新しい運営主体で取り組んでいただけることになっていますので、大勢の皆さんにおいでいただけるような形になるよう期待しています。
(■日本海新聞)関連してなんですけど、今琴鎌谷の話が出たんですけども、鳥取の石浦が十両に昇進した際に、県が表彰していますよね。元気大賞だか何だかというのを与えているんですけども、今回琴櫻の孫が関取になるということに対して、市が何かお祝いなどを考えていらっしゃらないのでしょうか。
(○石田市長)市としてはなかなか難しいかも知れませんね。佐渡ヶ嶽後援会としてはまた考えていきたいなと思っていますけども、市としてはちょっと難しいかも知れませんね。よく考えていきたいと思います。
(■毎日新聞)県立美術館の件で、一般質問でも数人の市議から質問の予定がありますけども、協議会会長としても、一部では少しこれから博物館を中心とした活性化が一歩足りていないような一部の考えもあるんですが、今回の補正ではありませんでしたが、今後、そういった賑わいを生み出すために何か市としてやっていこうという考えはありますか。
(○石田市長)そうですね、やはりこれからどうやってこの美術館を活かした街づくりに繋げていくかということが大事になってくると思います。今、協議会の中でいろいろ応援部会なども作っているところですので、皆さんとご相談しながらやっていきたいと思っておりますが、一つにはやはり観光にどうつなげていくかというのが重要なポイントになってくるのではないかなと思っています。そういう意味でアクセス道路の問題ですとか、そういうものともリンクさせながら地域の盛り上げにもつなげていきたいなと。やはり文化活動、芸術活動をしている人たちだけのものにしてはいけないだろうという風に思いますので、幅広く市民の皆さんに認知をしていただく、そういう努力をしていきたいと思っているところです。これからが非常に大事な時期になってくると思いますので、関係者の皆さんとよくご相談しながら、しっかりと進めていきたいと思います。
(■山陰中央新報)県立美術館ですが、鳥取県さんの考えでは、特徴の一つに『若手作家を育てる美術館』ということを入れておられて面白いなと思っているのですが、一方で倉吉さんもいろんな賞を作って若手の彫刻だったり絵だったりいろんな分野でやってきておられる文化政策とも合致いたしますし、市議会の委員会で観光マイス協会との意見交換会の場を取材したときに出た意見で、『白壁土蔵の開いている建物をサテライトギャラリー的なものにして、若手の作家がよそから移り住んで倉吉で活動している。そういうものの発表の場をサテライト的に作って、倉吉にできる美術館と絡めてうまい具合に地域を盛り上げられないか』というようなプランが出ていまして、実際に進めて行かれるのにチャンスなのではないかと思うのですが
(○石田市長)これから県立美術館自体がPFIでやるということで、PFIの事業者がまだ決まっていませんので、具体的な姿、方向が必ずしもはっきりしていないところがあって、なかなかすりあわせがしづらいところがあるんですけれども、一つには県立美術館と倉吉の博物館との役割分担、あるいは機能連携をどういう風にしていくのかという事を整理していかないといけないと思っています。それと、今おっしゃったような取り組み、アーティストインレジデンスというような取り組みも従来から明倫地区ですとか灘手地区ですとか、取り組んできた実績もあるわけですので、そういう活動と、あるいは地域の芸術活動とどういう風にリンクさせていくのか、これも大事なことになってくるんじゃないかなと思っていますし、今県立美術館の一つの方向の中に、地域との関わりというものを非常に大事にしていくという方向をだされておりますので、学習機能というかですね、教育的な機能というものも重視をされております。そういった機能をどのような形で実施していくのか。そういうあたりを十分すりあわせをしながら、倉吉市としての役割というのを整理していく必要があるのかなと思っております。やはり県立美術館の性格、内容というものがきちんと出てくる中でですね、その辺の整理をしていく必要があるのではないかなと思っていますし、倉吉市は倉吉市なりにその辺のことも県の方によく申し上げていきたいし、そういう場も設けていただけるのではないかなと思っています。
(■NHK)被災者住宅再建支援事業に関連して、今回対象となっているのが被災世帯のうち生活保護世帯の7世帯ということなんですが、それ以外で現状で倉吉市内で個別に対応していらっしゃるというのはどのくらいに登るのかお分かりでしょうか。
(○総務部長)現在県、市とチームを作って個別に当たっております。今現在少しずつ減っている状況ですけども、少し前ですと大体50世帯くらいを対象として回っているというところで、一つ一つ相談で解決に向けて動いているような状況です。
(■NHK)この50世帯のうちの7世帯が今回対象となっている世帯になるのでしょうか。
(○総務部長)そう考えていただいて結構です。
(■NHK)残りの40世帯あまりというのは今回最後の措置になると思っていると市長もおっしゃいましたが、倉吉市として支援して行かれる方向性というか、どういうところが最後になるというか。何が最後のゴールになるのでしょうか。
(○総務部長)今現在相談をした先ほどの50世帯というのは、それぞれいろんなレベルがございます。今回のは主に、屋根の方の修繕ということで7世帯分を計上させていただくということで、中にはそのいろんな生活、今後震災前の生活になかなか戻れないということで市のほう、あるいは県を通じて福祉分野の方に紹介していったりということで、基本的な考え方としては震災前の生活に戻っていただくというのが目標ではあります。それに向かって相談をしていくということでございます。
(■NHK)今年が最終年度と思うのですが、もし今年度中にそうした支援が終わらなかった場合は、基本的には支援を継続していくという認識でよろしいですか。
(○総務部長)はい、予算措置をして補助をするというところについてはほぼ今年度で終わりだろうとは考えております。ただ相談体制、いろんな機関への連携ですね、そういうことはこれからもずっと続けていくという具合に考えております。
(■山陰中央新報)補正予算のことで、この場で細かいことを聞いて大変恐縮ですけども、補正後の総額281億7,100万円余と出ていますが、これが前年度比で何%増とか分かりますか。
(○財政課長)昨年の6月補正の予算総額275億6,152万6,000円です。率としましてはプラス2.2%
(■幹事者)そのほか特に皆さんないでしょうか。はい、ではこれで終わりにします。
(○石田市長)はい、ありがとうございました。