更新日:2023年2月24日
市議会に提案した議案等を掲出しています。
提案理由
新年明けましておめでとうございます。議案の説明に先立ちまして、一言述べさせていただきます。
市議会議員の皆様、そして市民の皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。
昨年を振り返りますと、年初めの大雪、梅雨の豪雨、夏の猛暑、秋の台風と多くの自然災害に見舞われた年でありました。今年に入ってからも熊本で震度6弱の地震が発生しております。鳥取県中部地震の経験も踏まえ、いつ来るかわからない様々な災害に対応するための防災対策にしっかりと取り組む必要があると改めて認識したところであります。
明けて今年は、今上天皇が御退位され、5月には新天皇が御即位され、新元号が施行される年となります。新しい時代にふさわしい明るい話題に満ちた年になればと願っています。
そのためにも、まず、中部地震から「3年目」となる本年は、震災復興計画に基づく復旧・復興の総仕上げを成し遂げ、元気な倉吉を発信していかなければなりません。
また、全国的な少子・高齢化や地方の人口減少は本市も例外ではなく進んできています。地方創生の歩みを止めることはできない状況であり、第11次総合計画後期基本計画や未来いきいき総合戦略に掲げた様々な課題に対する施策を着実に展開していく必要があります。
一方、その施策を実施するための市の財政は極めて厳しい状況にあり、事業の見直し等を進めて財源を確保していくことも重要な課題であり、第3次行財政改革計画を着実に実行し、財政の健全化、行政経営の改善を図っていく必要があります。
倉吉には、中部地震の時にみられた災害時での地域の連携や中部復興祭や倉吉ばえん祭などでの復興に対する多くの市民の結集など、いざというときの「地域の力」があることが示されたと思います。昨年4月にオープンしたフィギュアミュージアム、今年開館が予定されている打吹回廊、来年には市役所第2庁舎、さらに6年後には県立美術館開館など行政だけでなく、民間での明るい話題や賑わいを創り出す動きも出てきており、こうした倉吉を元気にしていこうという取り組みにより、全国からたくさんの人が倉吉を訪れていただけることを期待するところであります。
そして、この倉吉で市民の皆様が健やかにいきいきと生活し続けていただき、次の世代に大切なふるさとを引き継いでいただくため、健康寿命を延ばし、若い人たちに地元に残っていただけるような取り組みも必要です。
今年1年が災害のない穏やかで、実り多い年になりますよう祈念しますとともに、市民の皆様とともに、“元気な「くらしよし」倉吉”を実感していただけるよう、活力のあるまちづくりに努めて参りたいと考えておりますので、引き続き、議員の皆様の御支援、御協力をお願いいたします。
それでは、ただいま上程されました議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。
今議会に上程されました議案は、
一般案件 1件
予算案件 1件 の合計2件であります。
まず、議案第1号 平成30年度倉吉市一般会計補正予算(第9号)についてであります。
初めに、ふるさと納税についてです。
本市へのふるさと納税寄附金の増加が見込まれるため、同寄附金を原資として積み立てる倉吉ふるさと未来づくり基金積立金を8,000万円増額し、併せて寄附者に対する贈呈品等のための経費として、6,100万円余を増額するものです。
次に、農林施設災害復旧事業についてです。
台風24号により被害を受けた農地や農業用施設等の復旧を図るため、工事費等4億4,500万円余を計上するものです。
次に、道路整備についてです。
国の追加補正に伴い、市道、橋梁の補修整備等を行うもので2,200万円余を計上するものです。
以上、補正の総額は6億900万円余の増額で、補正後の予算総額は310億3,816万3千円となります。
次に、議案第2号 市道の路線の認定についてであります。
宅地造成により整備され、寄附受納した位置指定道路を、市道清谷町一丁目11号線として認定するものであります。
この路線は、法令の規定及び本市の市道認定基準に適合するものであり、道路法第8条第2項の規定により本市議会の議決を求めるものであります。
以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。
付議議案
平成31年1月第1回臨時会付議議案
- 議案第1号 平成30年度倉吉市一般会計補正予算(第9号)
- 議案第2号 市道の路線の認定について
予算関係
提出予算案、予算編成資料については、 財政課のコンテンツ をご覧ください。
監査関係
監査等の結果については、 監査委員事務局のコンテンツ をご覧ください。
倉吉市議会について
倉吉市議会について詳しくは市議会のコンテンツをご覧ください。