更新日:2023年6月12日
令和5年度事業
令和5年5月28日(日曜日)、令和5年度定例総会を開催し、以下のとおり事業計画が承認されました。
- 文化財講演会
演題:「伯耆国久米郡成立前史ーヤマト王権と山守郡・来目部・勝部ー」
講師:森田 喜久男 氏
(淑徳大学教授、元島根県立古代出雲歴史博物館専門学芸員)
日時:令和5年7月29日(土曜日)
場所:上灘コミュニティセンター
- 第39回倉吉学講座
内容:海又1号墳(米田町)を中心とした東伯耆の前期古墳について
講師:高田 健一 氏(鳥取大学地域学部地域学科国際地域文化コース教授)
日時:令和5年11月18日(土曜日)
場所:上灘コミュニティセンター
- 第40回倉吉学講座
内容:向山6号墳・三明寺古墳など上灘地区の後期古墳について
講師:牧本 哲雄 氏(北栄町教育委員会)
日時:令和5年12月10日(日曜日)
場所:成徳コミュニティセンター
- 第41回倉吉学講座
内容:伯耆山名氏の拠点について
講師:眞田 廣幸 会長
時期:令和6年1月〜2月頃
- 秋の文化財めぐり
訪問先:兵庫県
(但馬国分寺、玄武洞、養父市大屋町大杉重伝建地区などを計画中)
時期:令和5年11月上旬
- 文化財見学会
見学先:三明寺・山名寺・田内城
時期:未定
- 会報『文化財だより』の発刊 85号、86号
※未定のものは決まり次第、ホームページ等でお知らせします。また、会員の皆様には通知します。
定期総会の様子
研究発表会「弥生時代の葬送儀礼について」
定例総会終了後、研究発表会を行いました。倉吉文化財協会では、年に1回、会員の日頃の研究成果を発表しています。今年度は、「弥生時代の葬送儀礼について」と題して、倉吉市教育委員会事務局文化財課の橋本有正学芸員に、ご自身の学生時代の研究テーマである弥生時代の葬送儀礼について、倉吉市や山陰の類例とともに解説していただきました。
弥生時代の中頃から始まった、墓上や棺上に土器を置く葬送儀礼は、主に近畿北部や、吉備、山陰で見られます。土器の量や配置場所、土器の破砕の有無は様々で、地域によっても差が見られると発表していただきました。
参加者からも関心の声や質問が活発にあげられ、多くの方の興味を引く発表会となりました。
講師の橋本学芸員
資料はこちら(PDF1.52MB)