施設の紹介
倉吉淀屋(市指定有形文化財 旧牧田家住宅)
防災センター くら用心 ※土蔵の利用は現在できません
県指定保護文化財 鳥飼家住宅
注意事項
各施設の位置・アクセス
倉吉淀屋(市指定有形文化財 旧牧田家住宅)
倉吉の商家建物の中で現存する最古の町家建物です。牧田家は、江戸時代の中頃より「倉吉」で商業活動を行い、町役人を務めた商家です。屋号を「淀屋」と称し、大坂で木綿等を商う「淀屋清兵衛」家と密接なつながりを持つとされています。
主屋は、宝暦10年(1760年)に建築され、屋根を太い垂木で支える独特の構造をしています。平成19~20年度に復原修理をしました。付属屋は、天保9年(1838年)に建築されました。付属屋には、数寄屋風の広い座敷が設けられており、江戸時代の倉吉商人の繁栄ぶりを物語ります。平成28〜29年度に門と式台玄関を復元修理しました。

倉吉淀屋 (旧牧田家住宅)平面図(1階)
住 所 鳥取県倉吉市東岩倉町2280番地3
電 話 0858ー23ー0165
防災センター くら用心 ※土蔵の利用は現在できません
防災センター「くら用心」は、伝統的建造物群保存地区の火災跡地に町家を復原した防災施設です。火災の教訓を風化させることなく、今後の町づくりに活かしていくため、地区の防災拠点として建てられました。
建物は、倉吉の明治時代の町家を参考に復原されたものです。伝統的な工法にしたがい、できるだけ釘などの金物の使用は避け、壁は竹で小舞を結い、土壁に仕上げています。腕木や大黒柱、鴨居などの一部の部材は、焼失した建物の部材を使用しています。敷地内の土蔵3棟は、火災から残存した建物です。現在「くら用心」は、防災拠点であるとともに、市民や訪れる人々が交流し触れ合う場となっています。また、地区の皆さんが主体的に取り組む「町づくり」活動の拠点施設としても活用されています。

くら用心平面図
住 所 鳥取県倉吉市東仲町2578番地
県指定保護文化財 鳥飼家住宅
江戸時代に大鳥居村の庄屋を勤めていた鳥飼家は、もとは倉吉市関金町大鳥居にありましたが、平成3年度に現在地へと移築復原されました。一部の補修を除き、解体前の部材や柱などがそのまま使用されています。移築の際の解体調査の結果、江戸時代中期ごろの建築であると考えられます。現在の主屋は、建築当初の広間型三間取りを原型とする平面の入母屋風茅葺屋根の建物です。まや(牛舎)が3頭分、屋内につくられています。おもて(客間)の柱は面皮材が使われ、長押には数寄屋風の意匠が取り入れられていて、土間がひろいことなど上層農家の特徴があります。
鳥飼家住宅平面図
住 所 鳥取県倉吉市関金町関金宿1570番地3
建物面積 149.35㎡
注意事項
- くら用心は、伝統的建造物群保存地区に所在しているため、許可なく看板やのぼりを建物外に設置することはできません。利用に関する要綱をご確認の上、ご利用ください。
- なお、くら用心は地区の防災センターとして建てられた経緯より、緊急時、もしくは防災に関する緊急の会議が発生した場合には、許可後でもご利用をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- 倉吉淀屋・くら用心では暖房器具は備付のものを使用し、灯油は利用者がご持参ください。
各施設の位置・アクセス
倉吉淀屋・くら用心
【倉吉淀屋】
バス:停留所「赤瓦・白壁土蔵群」より徒歩3分
車:駐車場はありません。市営新町駐車場など近隣の駐車場をご利用ください。
【くら用心】
バス:停留所「赤瓦・白壁土蔵群」より徒歩7分
車:駐車場はありません。市営新町駐車場など、近隣の駐車場をご利用ください。
鳥飼家住宅
【鳥飼家住宅】
車:駐車場あり(20台)