更新日:2022年12月14日
地域包括支援センター自己評価を実施しました。
倉吉市が示した業務の実施方針に即した評価項目を設定し、令和4年度における業務の自己評価及びヒアリングを各地域包括支援センターごとに実施しました。
自己評価の結果は次のとおりです。
一覧表 (PDF様式)
評価の総評について
自己評価の結果を受けての各項目ごとの総評は次のとおりです。
令和4年度 地域包括支援センター自己評価に係る総評について
Ⅰ 基本的事項
5地域包括支援センター(以下「包括」という。)とも事業計画の作成において、地域の課題を捉え、具体的な目標設定を行っていた。地域の課題把握は、今後地域包括ケアシステムの中核拠点として包括が活動するうえで、大切な情報資源と考えられるので、引き続き地域課題の分析等を行っていただきたい。
また、5包括とも3職種連携によるチームアプローチが適切に行われ、密接な連携が図られており、包括的支援事業を実施するうえでスムーズな対応がなされていた。研修等にも積極的に参加して、職員の資質向上に努めていただいており、今後も継続していただきたい。各包括が有する個人情報については、各法人の個人情報取扱マニュアルに基づいた研修に定期的に参加し、引き続き適切に管理されたい。
Ⅱ 総合相談業務
5包括とも地域における包括の役割を地域住民へあらゆる機会を捉えPRし、また地域におけるネットワーク構築にも努めている。地域の高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を継続していくうえで、包括に相談すればワンストップであらゆるサービスへの調整が可能であることから、引き続きPRや関係機関及び地元組織とのネットワーク構築に努めていただきたい。
災害時の対応を含めた高齢者の実態把握を引き続き行っていただきたい。
相談支援の初期対応時に明確になった課題に対し行動計画を作成し、その計画に基づき必要な支援を行っていただきたい。
Ⅲ 権利擁護業務
5包括とも機会を捉え、権利擁護に関する啓発活動や相談窓口であることの周知を行っている。
また、虐待事例は、倉吉市高齢者虐待防止マニュアルに従い関係機関とも連携を図り、迅速かつ適切に処理している。消費者被害に関しては、警察や消費生活センター及び司法機関を含めた関係機関と連携し防止に向けた普及啓発活動を引き続き行っていただきたい。
Ⅳ 包括的・継続的ケアマネジメント支援業務
5包括とも地域のケアマネジャーに対する個別支援を適切に行っているとともに、ニーズを把握し、研修会等を開催しケアマネジメント業務の向上を図っている。
高齢者や家族が課題に応じたあらゆる社会資源を適切に活用できるよう、引き続きケアマネジャーへのサポートをお願いしたい。
Ⅴ 介護予防ケアマネジメント業務
地域包括ケアシステムは、地域でいつまでも安心して暮らせるように、「必要な支援を包括的に支援する」という理念に基づき高齢者ケアに取り組んでいる。
そのためには、ケアマネジメント支援が、「地域で暮らせるための重要なプロセス」という考え方に立つことが大切で、具体的には、事業関係者だけでなく、地域住民に広く介護予防事業の重要性を普及・啓発する活動:なごもう会、介護予防教室などを通じて、地域包括ケアシステムの実現に向けた地域ぐるみのケアマネジメント環境の強化、支援の充実を図り、地域住民一人ひとりが自立して行動できるように働きかけていただきたい。
Ⅵ その他の業務
5包括とも介護予防教室・地域ケア会議を多く開催しており、認知症予防の啓発活動や早期発見、対応につながる医療機関との連携に取り組んでいる。また、地域ケア会議の開催や多様な情報共有の場をとおして、地域の課題の把握、解決に向けての地域づくりになお一層取り組んでいただきたい。
引き続き、地域住民が安心して生活ができるよう支援を行っていただきたい。
お問い合わせ先
倉吉市長寿社会課高齢者福祉係
〒682-8633 鳥取県倉吉市堺町2丁目253番地1
TEL/0858-22-7851 FAX/0858-27-0032