稲扱千歯
和鉄製と考えられる稲扱千歯。17本の穂(刃)を持ち、穂が洋鉄のものに比べ、薄く、短く、幅が広い。
稲扱千歯
倉吉製の稲扱千歯の最終段階の代表的な型。ラベルも残る未使用品。
回転脱穀器
大正時代初期の考案と考えられる手回し式の回転脱穀機。
足踏み回転脱穀器
飛躍的に効率を上げた回転脱穀器で、大正時代中頃から全国に普及した。
雁爪(上) 三つ目鍬(下)
雁爪
回転式の除草器が普及するまで、全国で広く使用された除草用の鍬。除草は、腰を曲げての作業であったため、稲作の中で最も重労働といわれていた。
三つ目鍬
回転式の除草器が普及するまで、全国で広く使用された除草用の鍬。雁爪が広く使用されていたのに対し、地方性を持つものと考えられる。
太一車
中井太一郎考案の水田中耕除草器。明治期の稲作改良に大きく貢献した太一郎を代表する農具で、腰を曲げての重労働から、農家を解放した。
回転除草器
中井太一郎考案の太一車を元に改良された除草器の一種。
はったんずり
稲の株間を押して進み、底に付けた鉄製のつめで草を取る農具。