活動報告
春の天体観察会を開催しました。倉吉自然科学研究会の小川先生、鳥羽先生、松本先生に解説をお願いしました。27人のご参加がありました。
天候に恵まれ、満天の星が輝いていました。はじめに、うしかい座のアークトゥルス、おとめ座のスピカ、しし座のデネボラからなる「春の大三角」をはじめとした春の星座の探し方や、とても近くに隣り合って見える星「二重星」について解説しました。
実際に望遠鏡や双眼鏡で見てみると、肉眼では1つの星に見える二重星も、望遠鏡を通して隣り合う様子をはっきりと見ることができました!北斗七星にあるミザールとアルコルの二重星は、古代アラビアで兵士の視力検査に使われたとされています。肉眼でも2つに見えるか目をこらしてチャレンジしてみましたが、とても難しいです...

望遠鏡での観察だけでなく、電子観望も行いました。電子観望とは、望遠鏡に取り付けられたカメラで撮影した連続写真をモニターに投影する観察方法です。望遠鏡では見えづらい星団や銀河の様子が、連続写真を重ねるごとに段々と浮かび上がっていきました!銀河の形からその名が付いた「ハンバーガー銀河」など、たくさんの小宇宙の神秘的な姿を観察しました。

電子観望の様子

ハンバーガー銀河
神秘的な宇宙の姿に思いをはせる一時となりました!ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。