活動報告
毎年恒例のサケの観察会を開催しました。倉吉自然科学研究会の中前先生と天神川漁業協同組合の西田組合長に解説いただきました。また、鳥取県立倉吉西高等学校の生徒の方、4人にボランティアをお願いしました。71人のご参加がありました。
はじめに中前先生より、サケの生態について解説いただきました。近年、サケの遡上数が天神川だけでなく、全国規模で減少しています。その原因には、海水温の上昇や漁獲量の増加など様々な問題が考察がされていますが、未だに明らかになっていないことを解説いただきました。そのほか、サケの雌雄の見分け方や人工授精の方法など、フリップやクイズを交えて楽しく学べました!


その後、川辺に移動してサケの観察を行いました。幸運にも、川岸の近くをサケのメスが泳いでおり、1mほどの間近で観察することができました!産卵を終えてゆっくりと泳ぐサケの様子に、皆さん、感激していらっしゃいました。


閉会時に中前先生は「サケの遡上の減少は地球規模で考えなければならない問題です。SDGsなどにも関連して地球のためにできることを一人一人が考えてみてください」と締めくくられました。
今回の観察会がサケの遡上する天神川の豊かな自然に思いをはせるとともに、地球規模の環境変動について考えるきっかけとなれば、幸いです。