更新日:2023年10月18日
今年度の生涯学習講座がスタートしました!
今年度の生涯学習講座テーマは、「沸騰キーワード 〜くらよし編〜 」です。
始めに開講式を行い、小椋教育長が挨拶を行いました。
第1回は「世界の美術館と倉吉の県立美術館」と題して、鳥取県教育委員会事務局美術館整備局美術振興監、鳥取県立美術館館長予定者の尾﨑信一郎(おさき・しんいちろう)さんにご講演いただきました。
講座では、ルーブル美術館やニューヨーク近代美術館の先進事例をもとに、それぞれの美術館の特徴やビジョンの違いなど、パワーポイントの図を使って視覚的に解説していただきました。そして、2025年春に開館する県立美術館の特別展示室や常設展示室、県民ギャラリー・ワークショプルームなどの配置や初年度の展示予定についてもお話されました。特に話題となったアンディ・ウォーホルの「ブリロ・ボックス」について詳しく説明され、新しい美術館に対する注目や期待がますます高まる内容でした。
最後に、新しくできる県立美術館のビジョンについて次のように話されました。
- 美術作品に触れて、感動や安らぎを得るとともに、何かを考える機会となる美術館
- 社会に向かって開かれ、多様な価値観を受け入れる美術館
- 美術に関して与えられた価値に安住するのではなく、新しい価値を生み出していく美術館
受講された参加者の中には、「美術館とは何か、考えさせられた。鑑賞のしかたもよくわかり、とても勉強になりました。」「講師様の熱い思いが伝わり、新しい美術館がとても楽しみです。」など、開館を待ちわびる感想が多くありました。
受講いただいた皆様、ありがとうございました!
次回は、9月23日(土曜日・祝)午後1時30分から午後3時まで、「デジタル技術で広がるアプリの世界」をテーマに公立鳥取環境大学 教授の染谷 治志(そめや・はるし)さんにお話いただきます。
会場は、倉吉交流プラザ視聴覚ホールです。皆様のご参加をお待ちしております。
受講生の感想(抜粋)
- ブリロの箱が現代の美術館の変遷の大きな節目となっていることがわかりました。
- 海外の美術館を映像で紹介されて、見ているだけでも楽しかった。
- 美術館の使命・哲学を勉強させていただきました。
- 美術館という箱ができるというザックリとしたイメージしかなかったですが、中身を具体的に知ることができてワクワクしてきました。期待・応援しています。
講座の様子