更新日:2024年3月1日
日時 |
令和5年4月23日(日曜日)午前9時30分~11時30分頃 |
集合場所 |
北条オートキャンプ場管理棟前
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観察場所 |
北栄町の海岸
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定員 |
30人【4月7日(金曜日)午前9時~受付開始・先着順】 |
その他 |
- 小雨決行です。
- 海岸を歩きます。活動しやすい服装でご参加ください。
- 新型コロナウイルスの感染状況により中止することがあります。
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活動報告
海岸の植物の観察会を開催しました。倉吉自然科学研究会の磯江茂秋先生と当館の松田が解説を行いました。晴れ渡った天気の中、22人のご参加がありました。
はじめに、キャンプ場内のクロマツの防砂林の中で、当館で開催中の特別展「ヨシタケシンスケ展かもしれない」にちなみ、「ハートかもしれない」自然の物を探すゲームをしました。皆さん、石や葉っぱ、切り株などいろいろなハート形の物を見つけていました。
北条オートキャンプ場の防砂林には、根元にハート形の傷跡があるクロマツがあります。太平洋戦争末期、石油資源の枯渇に伴い、マツ類から松根油の製造が全国各地で行われました。ハート形の傷跡は、松根油の原料採集のためにつけられたものです。
海岸に出てみると、様々な花が咲き、花畑のような光景が広がっていました。暖かい気候が続いていたためか、本来はハマニガナなどの初夏頃に開花する花も観察できました。
今回の観察会のテーマになっているアナマスミレをご紹介します。
アナマスミレ
アナマスミレ:海岸に生育するスミレの仲間で、鳥取県が分布の南限となる。
北海道礼文島のアナマ岩で発見されたことからこの名前がつけられた。
今回の観察会を通して、海岸の植物や人の植物利用の歴史への関心を深めるきっかけとなれば、幸いです。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。