大御堂廃寺とは
山陰が誇る大伽藍と仏教文化 国指定史跡 大御堂廃寺跡
復元イメージ(CG)
大御堂廃寺跡は、飛鳥時代(7世紀中ごろ、律令国家が始まった時代)に創建された山陰地方最古級の古代寺院跡です。発掘調査で見つかった土器に書かれた文字「久米寺」から寺院名がわかり、伯耆国の役所(伯耆国庁)が置かれた久米郡の中心的な古代寺院です。
敷地は、南北180m、東西135mと推定され塀によって区画されていました。中心部には、寺院のシンボルといえる高層の塔、その西に本尊を安置した金堂、それらの北に、経典の講義や説教を行う講堂、僧が居住した僧房が建っていました。金堂の正面が、一般的な南向きではなく、東の塔を向く特徴的な建物配置です。
発掘調査では、蓮の花や鬼の文様の亙(軒亙・鬼亙)、粘土で作られた仏像(塼仏・塑像)、銅製の匙・獣頭、仏具の鋳型などが出土し、往時のさまざまな寺院活動がうかがえます。なお、大御堂廃寺跡は平安時代(10世紀ごろ)まで存続したと推定されます。
史跡大御堂廃寺跡歴史公園の利用について
史跡大御堂廃寺跡歴史公園の利用については、歴史学習や憩いの場などの自由な利用はもとより、イベントやスポーツなどでも利用可能です。その場合、文化財保護法・都市公園条例による利用制限があり、文化財を保存するために事前の申請と許可が必要です。「史跡 大御堂廃寺跡歴史公園 利用の手引き」を確認いただき、申請を行ってください。
◇予約受付を開始します。
◇利用開始日:一 般 利 用 令和7年4月19日
:スポーツ利用 令和7年7月1日
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史跡大御堂廃寺跡歴史公園利用の手引きPDF
申請方法は窓口、メールのほか「とっとり電子申請サービス(倉吉市)」も利用可能です。
とっとり電子申請サービス(史跡大御堂廃寺跡歴史公園利用申請)
詳しくは「史跡大御堂廃寺跡歴史公園利用の手引き」をご覧ください。
相談・申請窓口
倉吉市経済観光部文化財課
鳥取県倉吉市堺町2丁目253番地1(倉吉市役所第2庁舎3階)
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