更新日:2025年9月10日
感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
感染性胃腸炎は、例年初冬から増加し始め12月頃に一度ピークができた後、4月頃にもう一つなだらかな山ができます。
12 月の中旬頃にピークとなる感染性胃腸炎のうち、集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されております。
ノロウイルス対策として、
・手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法とされている石けんと流水による手洗いの徹底
・糞便・吐物の適切な処理
・調理従事者の健康確認等の感染症・食中毒予防対策
をお願いします。
- 症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 個人衛生(手洗い、消毒等)を徹底しましょう。
鳥取県内の状況等
鳥取県感染症流行情報
令和7年 第36週(令和7年9月1日(月)~9月7日(日))
- 感染性胃腸炎は、中部及び西部地区で患者報告数が増加し、西部地区で流行しています。
(鳥取県ホームページ「鳥取県の感染性胃腸炎発生状況」から)
(参考)2024年の感染者の確認状況

(鳥取県ホームページ「感染症情報(月報)」より)
感染性胃腸炎を防ぐには
- 感染性胃腸炎を予防するためには、手洗いや消毒が重要です。

- ノロウイルスやロタウイルスも手洗いや消毒の方法は同じです。
- また、ロタウイルスについては、乳児を対象としたワクチンがあります。
リンク
鳥取県ホームページ
厚生労働省ホームページ
国立健康危機管理研究機構ホームページ