公開年度 令和7年度
件名

土日祝のバスの減便について

意見・問合せの概要

 土日祝に子どもがスポーツの習い事をしており、その移動手段として以前から路線バスを利用していましたが、今年度から路線バスの一部が減便となり驚きました。親も送迎できない時もあり、路線バスを利用して一人で行けるので、やりたいスポーツを続けられていました。
 減便も苦しい判断だと思います。しかし、山間部の路線バスの減便により、住民には利用しづらい時間しか走っていないと判断され、バスをあてにせず自家用車で移動しようと、住民がバスの利用を諦めているようにも見え、悪循環としか思えません。
 何時のバスがあると便利で利用しやすいのか、みんなで考えていくべきだと思います。

回答

 中山間地域の公共交通の在り方に関して、貴重な御意見、御提案を賜り、誠にありがとうございます。
 御意見をいただきました「北谷・高城線」に関して、本年4月1日から土日祝日の上下線が一部減便・短縮されました。この背景には、ドライバーの高齢化をはじめ、全国的な問題となっている「2024年問題(働き方改革による時間外労働の上限規制)」等による深刻なドライバー不足があり、交通事業者として苦渋の決断をされたところです。
 しかし、本市としては、公共交通は中山間地域の暮らしを支える基盤との考えから、市内の交通事業者と協議を重ね、その結果、北谷・高城地区で平日のみ運行されていた予約型乗合タクシーを同日4月1日から土日祝日も運行できることになりました。これにより、従前から路線バスを利用してくださっている方だけでなく、自宅からバス停までの距離が遠く、これまで路線バスを利用できなかった方も御自宅から乗合タクシーを経由して路線バスを利用できる環境となりました。
 また、中山間地域でいつまでも安心して豊かに暮らせるよう、現在、関金地区で売電収益を活用し、今より柔軟に乗合タクシーを利用できる新しい公共交通サービスの検討を進めており、北谷・高城地区への横展開を視野に、今年度から北谷・高城地区においても交通体系の抜本的な見直しに着手する予定としています。
 これからも引き続き、皆様の御意見を踏まえながら中山間地域の持続可能な公共交通体系の再構築に努めて参りますので、今後も公共交通を御利用いただき、御意見を賜りますようお願い申し上げます。

担当所属 企画課