更新日:2023年9月11日

令和5年6月第4回市議会定例会前の記者会見を開催しましたので、会見の詳しい内容を次のとおりお知らせします。

とき

令和5年6月13日(火曜日)11時~

ところ

倉吉市役所 議会会議室

会見の内容

1.市長コメント

 令和5年6月第4回倉吉市議会定例会 提出議案について

    第45回倉吉打吹まつりの開催について

2.その他

 

内容

提出議案について

(○:仲倉企画課長)それでは幹事社さんよろしくお願いいたします。
(■:読売新聞)はい。では市長よろしくお願いします。
(○広田市長)それでは改めましてこんにちは。来週からの6月議会の前の記者会見ということで、提案をさせていただきます議案等について、まずご説明をさせていただきたいと思います。
提案いたします議案は、報告案件が3件、予算案件は1件、条例案件が2件、一般案件が2件の合計8件でございます。
予算案件の分で、一般会計補正予算案としましては、電力、ガス、食料品等の物価高騰対策などの経費について補正を行うといったようなもので、11億4,200万円余を増額して、補正後の歳入歳出予算額を329億7,793万1千円とするものでございます。
補正の主な内容としましては、物価高騰の関係で言いますと、高騰を続けています電気代、ガス代の影響を受けている事業者を支援するための経費として、2億4,400万円余。また、この本年6月までを対象期間としていました、生活困窮世帯等への光熱費の一部助成について、この期間を9月まで延長するというもので、追加の経費として2,000万円余を重点交付金等を活用して、合計2億7,900万円余を計上するものでございます。
新型コロナの関係ですが、ワクチンの当面の間の接種を実施するための必要な経費として、8,600万円余を計上しております。
旧グリーンスコーレせきがねの再生事業について、建設資材等の高騰に対する対応として、1億6,300万円余。これは次年度、令和6年度の債務負担行為で2億4,500万円余も増額する格好にしております。
企業誘致やスポーツ活動振興の関係ですが、企業の事業拡大に対応して、令和7年の春からの操業を目指して、河北町に貸し工場を建設するための工事費と、設計監理委託料として3億9,400万円余を、これも令和6年度の債務負担行為で5億8,700万円余も計上をさせていただいております。
Aコープ閉鎖の影響を受けている事業者が利用します制度資金の利子負担につきましては、県と協調して補助するよう80万円余を計上する格好です。これは令和8年度までの利子分についても、債務負担行為を設定をしております。
明るい話題として、郷土力士が非常に活躍をしているところですが、この郷土出身力士、伯桜鵬の後援会への支援などを行うために、170万円余を計上するということです。
令和6年度に鳥取県内で開催されます、ねんりんピック大会の実行委員会への負担金として、1,100万円余もあわせて計上させていただいております。
共生のまちづくりの関係で、保育所運営等についてですが、令和6年の5月を目途に、旧倉吉西保育園へ保育園移転を計画している社会福祉法人に対しまして、バリアフリー化などの環境整備を支援するということで、7,400万円余を計上をしております。
それからまた、あわせまして重度の強度行動障がいを持つ方の居住支援等を行う社会福祉法人に対しまして、280万円余の助成を計上しております。
教育文化の関係ですが、児童の通学支援とあわせまして、避難所としての機能向上を図るために、企業版ふるさと納税を活用して、LPガス燃料のワゴン車を導入しまして、併せて小鴨小学校の敷地内に災害対応型のガススタンドを設置しようということで、2,600万円余を計上しております。
若者定住関係、地球温暖化対策の推進関係では、県の婚活サポートセンターに入会する際の登録料について、その一部を支援する経費として30万円を計上するとともに、また、国の地域活性化企業人制度を活用して、都市圏の民間企業様から、環境なり、エネルギーの技術と知識等に長けた人材派遣を受けるということで、520万円を計上しているところでございます。
まちづくり管理の関係ですが、クラウドファンディングを活用して、老朽化しております緑の彫刻プロムナード近くの、C11型蒸気機関車の再塗装ですね。結構錆が出ておりますので、蒸気機関車の再塗装や修繕を行おうということで、700万円余を計上しているところです。
それから条例案件等につきましてですが、倉吉市立小学校及び中学校設置条例の一部改正ということで、来年令和6年の4月1日から、小鴨小学校と上小鴨小学校、そして高城小学校と北谷小学校をそれぞれ統合しまして、新たな小鴨小学校及び久米小学校を開校するというものでございます。
財産の取得につきまして、先ほど少し触れましたが、企業の事業拡大に対応するための貸し工場の用に供するための財産、土地と建物を取得しようというものでございます。
以上が来週の第4回倉吉市議会定例会に提案いたします議案の主なものでございます。以上です。
(■:読売新聞)では、先ほど予算に関して質問がある社はお願いします。
(■:読売新聞)市長、私一ついいですか。高速バスの割引、これはつまり大阪線だったら1,300円、広島線でも1,300円安く乗れるということですね。利用者が。
(○:広田市長)そうです。
(■:読売新聞)だから利用者は安く乗れるけれど、そのお金を市が、バス会社に出す。そういう理解でいいですか。
(○:広田市長)そうです。新型コロナとかの影響で、非常にバス会社とかが経営上苦労しておられる分を、利用者増を目的に、一部乗車経費を支援して、利用を促進しようというものでございます。
(■:読売新聞)8月1日から2月末まで。盆と年末年始は除く。
(○:広田市長)はい、そうです。
(■:読売新聞)落合さんは、後援会への補助150万円と、この新入幕、しこ名襲名祝い横断幕を作ると。新入幕と襲名と一緒の横断幕ということですか。
(○:広田市長)二つ一緒なのかどうかというのはちょっとわかりませんけど、ぴったりであれば。
(○:美舩総務部長)そこは、今後の動向にもよりますけども、それに対応できるように必要な経費を確保しておこうというものになります。
(■:読売新聞)新入幕やしこ名襲名を祝う横断幕をこれから。新入幕の6月29日には間に合わないんですね。
(○:美舩総務部長)そうですね。
(■:読売新聞)はい、わかりました。ありがとうございます。
(■:毎日新聞)はい。毎日新聞です。Aコープの関係なんですけど、企業向けの利子補給ですけども、関金店ともう一店閉店に伴い、地元の共助交通といいますか、買い物支援というのは、今回の補正にはまだ上がってないのでしょうか。
(○:広田市長)そうですね。今地域の方々や、また新たに関金地域でそういう事業をしていただくような事業者さんとの調整をまだ図っているところで、そのあたりがまだ明確になっていないものですから。この時点では、Aコープが廃業になって、そこに卸しておられた事業者さんだとか、そういった方々が影響受けられるような時の融資とかに対する利息を支援して、そこの負担の軽減を図ろう、というところをまずこの度は予算を上げたというところでございます。
今後、新たな事業者さんがAコープの代わりに事業を実施するだとか、また具体的なそういった動きがあれば、そこに対する支援を予算化していきたいなと思っているところでございます。まだ今の段階では、そこの具体的な動きまでには至ってないもんですから、ちょっとこの度は予算計上には至らなかったというところでございます。
(■:毎日新聞)イメージとしては、地元で買い物支援されるような事業者さんとの間で、今、市は調整していらっしゃるということですか。
(○:広田市長)そうですね。できれば、やっぱり地域に今のAコープと同じような格好で買い物ができる場所が設置できれば一番いいですけど。そこで実施をしていただく事業者さんがなかなか見つからないところですけど、一部ちょっと検討してみましょうかという方もあったりして。そのあたりの方といろいろ調整をしたりしていると。地域の方では、買い物ツアーだとかそういったことを実施してはどうかということを提案もいただいておりますので、その提案に基づいて、市としてはできる限りの協力はしていこうということで、今調整をしつつあるところでございます。
(■:毎日新聞)分かりました。ありがとうございました。
(■:読売新聞)関連してこのAコープの影響を受けた中小企業への補助なんですけど、例えばどういう方をイメージしているのか、どういう取引業者というか。
(○:広田市長)卸だったり、そういったことでAコープがなくなることで、そこの事業が非常に縮小したり、成り立たないということはないかもしれませんけど、非常に縮小しなければいけない格好でなかなか事業が成り立ちにくい時に、融資等を活用された場合の持続支援をさせていただいて、そこの負担軽減を図っていきましょうというものでございます。
(■:読売新聞)他に。
(■:山陰中央新報)山陰中央新報社です。Aコープに関連して、県が買い物支援の計画を自治体さんに出してくださいと言っていて、出されている自治体もあるんですけど。倉吉市さんは計画についての進捗とか、そういうのはどういう状況でしょうか。予算にも、補助に県が絡む話にはなってくると、どういうふうな感じでしょうか。
(○:広田市長)今の段階では先ほど少し申し上げたところですが、地元の協議会というか、地域の協議会の方で、買い物ツアーなり、そういったことを今計画をしておられると。そこに倉吉市としては、バスの提供があったり、そういったことを今検討しとるよとか、いうような検討段階を、計画としては挙げているところで、今後、先ほど申し上げました、事業者が例えばそこで事業を実施するというようなことになれば、そこに必要な経費とか、そういったものを設定して、今おっしゃられるように、県と一緒になって、その事業者を支援していくような予算立てをさせていただいたらなと思ってます。
(■:山陰中央新報)廃業っていうか、閉店のタイムリミットもあると思うんですよね。それを考慮しないのならずっと先延ばしはできると思うんですけど。目途としていつまでにある程度計画というんでしょうか。補助金を付けるそうですよね。そういうタイムスケジュール的な面、この時期までにというのは、市長の頭の中にあるのでしょうか。
(○:広田市長)一応以前お聞きした中ではそのAコープが8月か9月ごろまでですね。9月頃には閉店をしたいというお話だったんで、そこに向けて、本来はこの6月でもそういうある程度具体的な事業内容を上げたかったんですけど。そこまでの調整にちょっと至らなかったもんですから。今後、至急そういったところを詰めていって、次の議会で上げていけるかなとは思っているところです。
(■:山陰中央新報)定例会ですか、臨時会もありということになりますか。
(○:広田市長)ちょっとわからないですね。その準備とかの部分で、もし万が一、もう少し延長していただければ、閉店が9月より少し延長していただけるという話だったら、後は定例会でも大丈夫かもしれませんし。そこのあたり、あるかどうかちょっとまだ明確ではないですけど、そういった事業者さんの事業計画だったり。そういったところとあわせてしっかり支援をしていきたいと思ってます。
(■:NHK)すみません、NHKの南と申します。ちょっと戻って高速バスのことについて質問なんですけれども。乗客への運賃の補助というのは、過去こういったのをやられたことはあったのでしょうか。
(○:美舩総務部長)本市ではございません。初めてです。
(○:広田市長)初めてだそうです。
(■:NHK)この時期に始められた、8月にあわせて始めた狙いとかって。
(○:美舩総務部長)私の方から。今回ですね、国の方から交付金をいただくということがございまして、この対象が物価高騰であったり、いろんな事業者にとってのリスクに対応するということが目的の一つでもございましたので、上手くこういったものが活用できればなということで、今回考えたものでございます。
ご案内の、倉吉市については大阪、広島、岡山ということで三つの路線の高速バスがあるんですけども、いずれも減便状態が続いているということでございます。その回復の兆しが、例えばJRであったり、スーパーはくと、そういったものよりも少し遅い感がございますので、重要な路線であるということから、早く回復基調に乗せていただきたいということがございまして、この期に予算を計上したものでございます。
(■:NHK)あと、もう1点すいません。河北町の貸し工場について伺いたいんですけども。こちら、改めてどういった土地でどういった工場を建てる計画なんだとかを教えていただけたら。
(○:谷田経済観光部長)経済観光部長の谷田でございます。私の方から。この事業につきましては、市内の製造業の方が新たにそういうふうな事業を拡大して、そういうふうに土地を探しておられたと。これを、倉吉の河北町、分かりますでしょうか。上井地区、今の木材市場の後になるところですけども、今後、市の方が買い取って工場を整備をし、貸し与えるというふうな考え方の中で事業を行って参ります。
現段階においては別の方で一般案件の方で提案しておりますけども、土地の方の購入の方を、この6月議会の方で承認をいただくということ。あわせて今回、工事費に関する経費、また設計監理に関する経費。また工損調査というか、そういうふうな関連する経費の予算の方を計上しておりますので、これを認めていただいて、最終的には入札等の手続きと時間がかかりますので、正式な本工事となりますと12月になるのですけども。12月から、そして最終的には令和6年度9月末を完成予定ということで見込みながらしていく。そして工場の方としては、令和7年の春の操業開始を予定をしながら、準備を進めていくということになっています。
(■:NHK)分かりました。ありがとうございます。
(■:読売新聞)他に予算関連はないでしょうか。
(■:日本海新聞)日本海新聞井田です。3点伺わせてください。先ほどの貸し工場なんですけども、確認なんですが以前も公示が出てますけど、これはグッドスマイルカンパニーさんのことでよろしいかというところがあるんですけど。
もう一つは資料の7番にありました、脱炭素社会の実現に向けてということで、都市圏の民間企業から人材派遣を受けるということなんですけど、具体的にどういうような企業からどういうようなことをしていただくために派遣を受けるのかという、具体的な内容を伺わせていただければと。
最後の一つ。先ほどAコープの件でありましたけれども、手を挙げている事業者さんがあるというようなお話だったんですけど、その状況は今どのような段階にあるのかというのを教えていただけないでしょうか。以上です。
(○:広田市長)まず貸し工場の件ですけど。一応グッドスマイルカンパニーさんが手を挙げてはおられますけど、一応は大々的には公募しているというのはあります。制度上はそういう意味合いですよね。基本的にはグッスマさんですけども。
それから、脱炭素の関係の人材は、後程部長の方からもう少し詳しく話させていただきたいと思います。
またAコープの方は、新たな事業者さんというのも、まだまだどの段階というか、どういった状況かみたいなところで言うと、まだちょっと入口のあたりでございますので、もうちょっと具体的に事業者さんの思いなりをよく聞いて、そこにどのくらいの支援ができるかみたいなところをよく検討しながら進めていくというところですので。今、緒に就いたというような段階だと思っていただいたらよろしいかなと思います。
(○:美舩総務部長)脱炭素の関係でございますけども。今回考えておりますのが、国の制度を使いまして、国の方が三大都市圏の企業から地方に人材を派遣するような制度がございます。この派遣に要する経費について、国の方の支援が得られるということでございます。
今回、市の方で、環境に対する取り組みを強化しようということで、またスタンスについて知見を有するコンサルをやっているような企業から人材を受け入れて、その方の給与等に関する負担を、基本的には給与はその元の会社が払われるんですけども、それに対して市として負担金をその企業の方にお出しするということになっております。
具体的に派遣を受けて、これから定期的に倉吉の方においでいただいて、1週間から10日、あるいは2週間ぐらい毎月滞在をしていただきながら、環境課の方で職員と一緒に、倉吉市における脱炭素の取り組みについて、可能性から実現に向けた具体的な計画策定のようなものを一緒にやっていただくという考え方でございます。一つに太陽光発電がありますし、あるいは倉吉市らしく小水力のようなものの活用がどうかとか。まずは可能性を上げながら、それを実現可能性のあるものから随時事業化に向けて支援をいただくということを考えております。
(■:日本海新聞)市長、Aコープの件で追加でお伺いしたいんですけど。緒に就いたということで、入口というところで市の方にそういう話があったのか、JAさんの方にお話があったのか、どちらの方でしょうか。
(○:広田市長)両方という感じですかね。Aコープさんとの、例えば今の施設をそのまま使うとすればどういう条件かみたいなところだったり、それから新たな事業を起こす際の支援とか。そういった面では、私ども行政機関の方にいろいろ相談もしていただいているというところですので、両方であります。
(■:日本海新聞)ありがとうございます。

第45回倉吉打吹まつりの開催について

(■:読売新聞)予算に関して、他にありますでしょうか。どうですか。では打吹まつりについてお願いします。
(○:広田市長)それでは、倉吉の打吹まつりについて少し説明をさせていただきます。第45回の倉吉打吹まつり、この8月の5、6日の2日間にわたって開催を考えております。今年は4年ぶりに、従来どおりの規模での開催に向けて今準備を進めているというところでございまして、今年はご存知のとおり倉吉市制70周年という記念の年にあたりますので、その記念事業として「じんしょ」や写真コンテストなどを新たに加えて、花火大会もちょっと拡充した格好で実施をしようということでございます。
「じんしょ」につきましては、三朝の陣所が非常に有名でございますが、昭和初期まではこの倉吉でも実施をされていたということで、節目の年に「じんしょ」を再現することで、祭りの盛り上げ、あるいは市民の皆様に本市の伝統文化を改めて再認識していただくような機会になればということで実施をするものです。1日目の8月5日は、銀座通りを会場に、神輿巡行やみつぼし踊り大会などを実施して、2日目がいつもどおり倉吉大橋の周辺の河川敷で花火大会、5,000発を上げようということにしております。
また、新聞でも少し報道もしていただきましたが、祭りのオリジナルグッズですね。Tシャツだとかポロシャツだとか、今日職員も少し着ておりますが、そういったものも着用していただいて、機運の盛り上げを皆さんと一緒にできたらなと思っているところですので、PR等にご協力いただければと思います。以上です。
(■:読売新聞)はい。じゃ、打吹まつりについて質問があればお願いします。
(■:朝日新聞)すいません。朝日新聞社奥平です。去年はどういう状態になったんでしょうか。
(○:広田市長)去年はちょっと新型コロナの警報とかで、みつぼし踊りは全くせずに、花火大会だけをやったということでした。
(■:朝日新聞)花火だけあったんですか
(○広田市長)ええ。花火だけ4,000発です。
(■:朝日新聞)一昨年とその前は中止でいいですか。
(○:広田市長)中止です。
(■:朝日新聞)一昨年とその前はコロナのために中止。で、去年は花火だけで、4年ぶりに従来どおりの開催ですか。
(○:広田市長)はい。
(■:朝日新聞)この「じんしょ」なんですけど。場所はどこであるんでしょうか。
(○:広田市長)倉吉銀座通り、バス通りでやろうかなと。
(■:朝日新聞)銀座通りって、第2庁舎の前の通りですか。
(○:広田市長)ええ、前のあのバス通りですね。
(■:朝日新聞)あそこを歩行者天国にして。
(○:広田市長)そうです。もともと踊りとかも実施する格好で、すべて宮川町の方から大正町ぐらいを全面ストップしております。
(■:朝日新聞)それで、昭和初期とあるんですが、正確に何年で途絶えたとかは分からないですかね。
(○:谷田経済観光部長)正式には大正10年、今から102年前に、とりあえず最後の開催。そして10年後の昭和5年に10年ぶりの復活をしたという過去がございます。それからさらにもっと直近では、昭和36年、約62年前に一度復活をしたと。正味、昭和5年と昭和36年の1回だけの復活だったというふうに見ていただけたらと思います。ただし、確かなそういう文献等が残ってないのですが、安政年間から始まってはいるということで聞いております。倉吉の成徳小学校のところが昔陣所であったということでございます。それで陣所というふうな形をとられたという、一つの説ではあるんですけども。確かなものはありませんけども、そういうふうな形で伝わっていたものでございます。
(■:朝日新聞)大正10年が最後。
(○:谷田経済観光部長)大正10年までは継続してやっていたようです。そして、昭和5年に10年ぶりに復活をした。
(■:朝日新聞)昭和5年だけ復活。昭和36年だけ復活。何かあったんでしょうか。
(○:谷田経済観光部長)昭和36年はあそこのバス通りのところの舗装、道路整備が完了したというふうなことの記念としてやられたということを聞いておりました。それと昭和5年についてもやはりそういった道路の関係等もあったということで、そういった地元の方々、商店街の方々、地元住民の方々の思いで再開されたということが伝わっています。
(■:朝日新聞)ただ、毎年行うには至らなかったんですね。
(○:谷田経済観光部長)そうですね。開催するのが大変なのもあるでしょうけど、やはり三朝のようにカズラを編んで縄にするという技術がやっぱり必要だと思います。そこはやはりこの倉吉では途絶えてしまったということがあり、昭和5年、そして昭和36年と三朝の方から来ていただいて、指導を受けながら作ったということがございます。今回も三朝で現役でやってらっしゃるところからも来ていただき指導を受けながら、倉吉の「じんしょ」の復活をしていきたいということでございます。
(■:朝日新聞)もし決まってましたらその綱の長さとか、参加する人数とかわかりますか。
(○:谷田経済観光部長)現時点では今20メートル、片方が20メートル、両方ですから全長40メートルをイメージをしていると。最低20メートルを目標にということでしていきたいと思っております。ただカズラを編むのに一番乾燥する時期ということがあって、うまくそのいいカズラが確保できるかっていう大きな課題があるんで、カズラの状態、そしてその天候の状態によっても変わってくる恐れがあるだろうなというふうに思います。
(■:朝日新聞)全長40メートル。人数はどれくらい参加されるんでしょう。
(○:谷田経済観光部長)これはまだです。そこの時点でできる限りの多くの方々に集まっていただきながら、関わってもらいながら引っ張ることができればということで、実行委員会の方で準備を進めております。
(■:朝日新聞)分かりました。
(■:読売新聞)どことどこが引き合うんでしょうか。
(○:谷田経済観光部長)三朝であれば、西と東で商売と農業ということがあるんですね。倉吉の場合は東と西というふうなだけの表示であって、かつてはそういうふうに、農業と商業というふうな形の定めがなかったというのが記録として残っております。まだそのあたりの細かな盛り上げの仕方等については、もう少し調べながら進めていきたいと思います。
(■:読売新聞)先ほどの「じんしょ」の歴史というか、大正10年を最後に途絶えたとか昭和5年が10年ぶりに復活したとか、このあたりもまとめた資料はありますでしょうか。
(○:谷田経済観光部長)まとめではないんですけど、後で。
(■:読売新聞)追加資料を出してもらえるでしょうか。そもそも「じんしょ」とはどういうものだったとか、過去の歴史も含めて、それが何年ぶりに復活するとか。「じんしょ」とはこういうものでこういう経緯や歴史があって、今回何十年ぶりに復活すると。そういうのが分かるような追加資料があれば。
(○:谷田経済観光部長)はい。担当課の方からまた作成してお配りさせていただきます。ちょっとお時間いただけたらと思います。個々それぞれあるんですけども。
(■:共同通信社)共同通信社の古結です。その「じんしょ」については、市としては何年ぶりの復活になるんでしょうか。昭和36年ぶりの復活ということですよね。
(○:広田市長)62年ぶりですね。
(■:NHK)すみません、NHKなんですけども。改めてそうした4年ぶりに通常開催でこうした70周年記念事業で「じんしょ」を行うということで、改めて市長の方でそういった祭りの盛り上がりについて期待とかございますか。
(○:広田市長)そうですね。今回の予算でも事業者支援を上げたところですし、新型コロナの影響はまだまだ市内の事業者さんには残っているところですから、こういった従来どおりのお祭りに加えて、そういった「じんしょ」も加えて、大きな祭りにして、地域が一体となって元気になるようなきっかけにしていきたいと思ってます。
(■:日本海新聞)細かい点ですけど、三朝の陣所は漢字で陣所と表記されるという認識なんですけど、倉吉の方はあえてこれひらがなっていう表記でよろしいでしょうか。
(○:谷田部長)はい。市の調査の中ではひらがなもしくはカタカナでしているというのが現状です。そこの統一感がちょっとないもんですから、現状では、ひらがなでの「じんしょ」という形でさせていただいてるという状況です。
(■:日本海新聞)打吹まつりに関しては「じんしょ」の説明はひらがなでよろしいですか。
(○:谷田経済観光部長)はい。それでいかせていただきます。
(■:日本海新聞)ありがとうございました。

その他

(■:読売新聞)祭りに関しては以上で、他にありませんかね。その他何かありますでしょうか。
(■:朝日新聞)はい。朝日新聞奥平です。成徳小学校の統合問題ですが、明倫小学校を含めた話し合いを、まもなくするとかしないとか、なんか今現状どうなってますでしょうか。
(○:広田市長)教育長からまた少し詳しく話もさせていただきますが、今現在のところは、4月の新たな成徳小学校のスタートから、今、生徒さん等の状況とかを、家庭なり学校の状況を確認をしているところで、そういったところがある程度落ち着いたというところがはっきりすれば、今、問い合わせをいただいたように、この統合する三校の皆さん方に今後の進め方等の協議をさせていただくというような段取りで進めているところです。
(○:小椋教育長)今市長がおっしゃいましたとおり、まずは、5月末の段階で、成徳小学校の2年生から6年生に対して、例えば「新しい学校には慣れましたか」とか「学校は楽しいですか」「友達が増えましたか」っていうようなアンケートを1回行いました。概ね90%以上の子どもたちが肯定的に回答していますので、2ヶ月過ぎてますけど、ほぼ順調に学校は動いてるなっていうふうに捉えています。
うち、私も含めて学校教育課の指導主事も複数回小学校訪問しておりますし、それで1学期の終わりぐらいにですね、もう一度子どもたちには、新しい学校についてのアンケートをとりたいと思っておりますし、1学期の後半、終わりぐらいのところで、保護者の皆さんの受け取りについての意見交換というようなことも今検討している段階で、あとはさっき市長がおっしゃいましたように、もうこれでほぼ子どもたちに心配ないですよねというところが確認ができれば、明倫地区の皆さんも含めて、こちらの方から声掛けをさしていただくというようなつもりでおります。時期はまだはっきり何時ということは、まだこれは広田市長ともよく相談してからと思っております。
(■:朝日新聞)今おっしゃった保護者の意見交換、この保護者というのは、成徳の保護者という意味でしょうか。
(○:小椋教育長)現在は成徳小学校の保護者ですね。
(■:朝日新聞)意見交換を検討していて、ほぼ心配ないということが確認できれば、そのうち明倫の方にも声をかけて。夏休みですか。
(○:小椋教育長)そうですね。時期的にはそれぐらいになると思いますけど。
(■:朝日新聞)今のところ成徳の灘手から来た子たちとか、特に何も問題はないということでしょうか。
(○:小椋教育長)問題ないというふうに把握しております。例えばですね、灘手地区からの児童のアンケートの記述ですけど「友達が増えた」とか「笑ったり話したりする回数が増えた」とか「にぎやかになった」とか「クラスに面白い人がいる」とか「勉強がしやすくなった」とか、こういう記述も子どもたちからもらってますので、アンケートの中では。もうしばらく様子を見たいと思います。
(○:広田市長)私の方は、落合関の横綱さん給食を6年生と一緒に食べたのですけど、クラスがもともと違う学校の生徒がいたというような感じじゃなくて、もう一体として、皆さんがとても仲良く楽しそうに横綱さん給食を食べている姿を見て、非常にいい雰囲気で学校が運営できているなというのも確認したところでございますので、今教育長が言ったような現状が継続できているなとは確認しました。
(■:朝日新聞)いつぞや灘手の保護者さんからは、1学期の様子を見るとか言わずに平行して、同時に進めてほしい的な要望があったと思うんですけど。そうは言っても、そういうことですかね。夏休みぐらいが目途になりそうということでいいでしょうか。
(○:広田市長)当初そういった格好でも話していて。できるだけ早くという格好で今おっしゃられたように同時進行というようなお話もいただいたところですが。今スムーズにいってるところですので、そこを少し様子を見つつ対応できたらなとは思ってます。
(■:朝日新聞)いろんな声が聞こえてきていて。明倫の保護者の方は「統合というのはまだ何年も先のことなので今そんなこと言われても」的な反応があるとお聞きしてるんですけど。明倫側の感触というのはどういうふうにとらえていらっしゃいますでしょうか。
(○:広田市長)まだ何とも。ただ、当初今回の統合に向けた準備委員会の中では、校名問題については、最初灘手と成徳小学校の方で一応決められた名前で、私どもは、大分先とは言うものの、それで結構ですよという話を聞いて、そこのそういうご意見を踏まえて、旧灘手小学校と成徳小学校でずっと校名を検討してこられたという経緯がありますので、またそのあたりの当初の経緯等も踏まえて、また明倫小学校の保護者の皆さんと話ができたらとは思ってます。
(■:朝日新聞)確認ですが、灘手の保護者さんが多分心配されてるのは、このままずるずると成徳の名前のまま何年もいくんじゃないかということだと思うんですけど。市としても市教委としても、成徳があくまで仮の名前であって、今年度中にきちんとした名前を灘手、成徳、明倫集まって協議を始めるという認識でよろしいでしょうか。
(○:広田市長)それでいいです。そのつもりでおります。はい。
(■:朝日新聞)わかりました、ありがとうございます。
(○:広田市長)また保護者さんとかのご意見もよく聞きながら、進めていけたらなと思います。
(■:読売新聞)他にありますか。
(■:日本海新聞)すみません、成徳の件なんですけど。先月の議員懇談会の方では、1学期末を目途にアンケート実施されたいということであったかと思いますけど、先ほどの話だったらすでにアンケートを1回実施されたということで、スケジュール的には少し早まっているという認識でいいんでしょうか。
(○:小椋教育長)子どもたち向けのアンケートは1学期のうちに2回を考えています。こちらの方からお願いするものが。それが1回目の、さっき申し上げた5月と、それから、1学期末。それと学校の方が学校評価のアンケートという、これをもうずっとするようになっていて。学校評価のアンケートは保護者向けのアンケート、これは学校が行うものですけど。これが1学期末っていう捉え方です。
(■:日本海新聞)5月に行われたそのアンケートは教育委員会さんがやられたものですね。
(○:小椋教育長)はい。子どもたち向けのものは学校が一緒になったことについて、現状、子どもたちにどうですかというものです。
(■:日本海新聞)1学期末に予定だったところ、ちょっと雰囲気がいいんで早めてやろうかというなところでやったとかという環境でもないんでしょうか。
(○:小椋教育長)あんまり1回目と2回目の期間を短くしても、ちょっと変化が受け取りにくいというところがあるかもしれないので。やっぱり1学期末ぐらいの方がいいのではないかというふうに思っています。
(■:日本海新聞)2回実施ってのは当初の予定どおりというか、想定していたんでしょうか。
(○:小椋教育長)子どもたち向けは2回です。
(■:日本海新聞)わかりました。
(■:毎日新聞)関連で、そのアンケートの方は、来週でしたか、教育委員会の方に結果を一度報告されるんですよね。
(○:小椋教育長)報告事項としては、もちろん報告いたします。
(■:毎日新聞)教育委員会の日にちが決まっているんでしょうか。
(○:小椋教育長)29日だったかな。
(■:毎日新聞)6月29日ですか。
(○:小椋教育長)ちょっと待ってください。はい。29日15時から、北庁舎の3階A会議室です。
(■:毎日新聞)あと、いわゆる市長も教育長も触れられたんですけれども。今度は学校統合準備委員会のような形ではなく、保護者を対象に明倫含めて3地区に協議の場をお話を持っていかれるという理解でよろしいでしょうか。
(○:広田市長)ということをずっと言い続けているのも、前回の灘手小学校の地域の皆さんとかと意見交換をした中でも、やっぱり保護者の方の意見を尊重してほしいというような、統合準備委員会の委員さんからの意見もありましたので、そっちの方向でこの度の新たな校名の設定に向けては、話を進めさせていただきたいなということも保護者の皆さんに提案していき、了解を得られればその方向で進めていきたいなと思っているところです。
(■:毎日新聞)それは、教育長も同じでしょうか。
(○小椋教育長)はい。
(■:読売新聞)その他、無いでしょうか。では、これで記者会見を終わります。ありがとうございました。
(○:広田市長)どうもありがとうございました。