令和5年12月第7回市議会定例会前の記者会見を開催しましたので、会見の詳しい内容を次のとおりお知らせします。

とき

令和5年11月28日(火曜日)11時~

ところ

倉吉市役所 議会会議室

会見の内容

1.市長コメント

 令和5年12月第7回倉吉市議会定例会 提出議案について

内容

提出議案について

(○:仲倉企画課長)それでは12月議会前記者会見を開会いたします。それでは幹事社さんよろしくお願いします。
(■:日本海新聞社)それでは記者会見を始めさせていただきたいと思います。市長、よろしくお願いします。
(○:広田市長)皆さんおはようございます。それでは令和5年第7回倉吉市議会定例会の提出議題等について説明をいたします。
 令和5年度第7回倉吉市議会定例会に提案いたしますのは、予算案件が6件、条例案件が3件、一般案件が9件の合計18件でございます。
 予算案件のうち一般会計補正予算は、必要な補正予算、また各事業の年度末までの決算を見込んでの内容で2億6,400万円余を増額し、補正後の歳入歳出予算額を、344億4,305万8千円とするものです。
 主な内容についてご説明します。1点目が携帯電話の不感地区の解消について、携帯電話の不感地区におきまして、インターネット回線を使用した小型基地局を設置し、不感解消に資するもので、その基地局の設置経費の一部を負担するため10万円余を計上したものです。
 2点目が肥料価格高騰対策について、肥料価格の変動の影響を受けにくい農業生産体制、国で作っている肥料だとか、化学肥料を使わないような農業に努めていただく方に、県と協調して補助しようということで160万円余を計上するものです。
 3点目が台風7号の被害への対応について、農作物の病害虫緊急防除の費用に対する補助として50万円余。また、施設や設備に被害を受けた中小事業者の復旧費用に対する補助に100万円。それから被災した農地・農業用施設等の復旧にかかる工事費等で1億4,000万円余をそれぞれ計上するものです。
 4点目がふるさと納税について、昨年5億円ぐらい回復してきたところですが、当初予算より9,500万円余上振れする見込みのため、これに対する返礼品などの経費として、4,400万円余を計上するものです。
 5点目が重度障がい児者支援事業について、在宅で生活している重度障がい児者に居宅介護等の訪問支援を行う支援事業者に対して、県と協調して補助しようということで、130万円余を計上するものです。
 6点目が医療扶助費の増額について、インフルエンザ等の感染症による小児の外来受診等の増加によって、特別医療にかかる扶助費が2,100万円余。また、生活保護受給者の入院の増加などによって、医療扶助費を8,200万円余それぞれ増額するものです。
 7点目が地域住宅計画事業について余戸谷町住宅の建設に当たりまして、必要となる進入路に係る用地測量や、補償調査等の経費として500万円余を計上するものです。
 8点目が小学校の統合に伴うものについて、統合によって来年4月に開校いたします、新しい小鴨小学校と久米小学校について、校舎の改修や備品の購入、その他統合に必要な経費として9,700万円余を計上するものです。
 つづきまして、条例案件と一般案件のうち主なものについて説明します。
 1点目が倉吉市立小学校及び中学校設置条例の一部改正について、もう既にご存知だと思いますが、令和6年4月1日から成徳小学校の名称を打吹小学校に変更しようとするものです。
 2点目が指定管理者の指定について、倉吉市立伯耆しあわせの郷等の公の施設である5施設につきまして、令和6年4月1日からの指定管理を指定するものです。
 3点目が工事請負契約の締結について、河北町に貸工場を整備いたします。その工事の請負契約を締結するものです。
 4点目が財産の取得について、西倉吉工業団地、巌城工業団地の用地につきましてそれぞれ取得するものです。
 以上が、第7回倉吉市議会定例会に提案いたします議案の主なものでございます。
(■:日本海新聞社)ありがとうございました。それでは各社の方から質問等ありましたらお願いします。
(■:読売新聞)すみません。ちょっと細かいですが台風7号の被害の対応で1億4,000万円は、この予算説明の中のどこにありましたっけ。
(○:広田市長)農業施設の関係で、ページで言うと19ページです。
(■:読売新聞)額として一番大きいのはこれなんですかね。
(○:広田市長)そうですね。
(■:読売新聞)はい。わかりました。
(■:日本海新聞社)その他ありますでしょうか。
(■朝日新聞)成徳小学校が打吹小学校になるんでしょうけど。ゴタゴタが始まったのは、去年の9月議会でしたか。1年以上経過しましたが、打吹小学校になりそうだということの受けとめを一言二言お願いできますでしょうか。
(○:広田市長)私の方から言わせていただくとすれば、当時の統合準備委員会の中での結論は、議会では否決をされたものですから、また改めて今通っている児童や保護者の皆さんといった一番関係しておられる方々の意見を尊重する格好で、校名の再考をしたところです。この度は議会に説明してからの最終議決を待つところですが、一応地域の方々、また今通っている児童、保護者の皆さんが理解をされた上での校名になったのではないかなと思っているところであります。議員の方にもそのことをしっかり理解をしていただいて、この打吹という名称で変更できたらなと思っているところであります。
(■朝日新聞)打吹という名前はどう思っていらっしゃいますか。いい名前だと思っていらっしゃいますか。
(○:広田市長)この地域を代表する打吹山のふもとにある学校で、皆さんが馴染みのある名前だということで、多くの方々の賛同を得た名前でもあり、いい名前というか、合った名前にはなったのではないかなと思っております。
(■朝日新聞)ちょっと質問が難しいんですけども。至誠になって、打吹至誠になって、成徳になって、打吹になったんですが、その過程を振り返られて、反省点なり教訓があるとしたらどういう点でしょうか。
(○:広田市長)そうですね。私が市長になる前から、ずっとこの選定の仕方というのは、統合準備委員会の中で、こんなふうに決めていきましょうねという約束のもとに長きに渡って検討していただいたところでした。私はそういう当初のルールに基づいて検討された結果というのを尊重して、議会の方にも提案させていただいたところでございました。
市民の皆さんの反対署名が多数寄せられたり、また議会の中で、これでは今の段階で納得しにくいというようなご意見の中で、その後、地元の意見をもとに、一番関わりの深い現在通っている児童、保護者の皆さんの意向を尊重した決め方がいいのではないかという意見になりました。最終的には私も尊重して、そういう流れをこの度とらせていただきましたので、紆余曲折はあったものの、最終的には今申し上げたように、関係の深い方に理解を得られた格好での名称に決めることができてよかったなと思っているところです。
(■朝日新聞)わかりました。
(■:日本海新聞社)その他ありますでしょうか。
(■:山陰中央新報)同じような趣旨の質問なんですけど。選定方法で特に教訓というか、1回目を踏まえて2回目はこういう点を変えたとか、これから統廃合ってまた避けられないと思うんですけど、教訓とかあればお願いします。1回目は、例えば周知の方法とか、確かにホームページ見ればルールとか書いてあるんですけど、それが行き渡っていたのかとか。2回目は、どちらかというと市の教育委員会が前面に出てきて情報発信もされてた印象があるんですけど。そこら辺の、これちょっと抽象的で難しいんですけど、そういったところで、ハンドリングの仕方とか周知方法とか、そういうとこで教訓があればというところなんですけど。
(○:小椋教育長)確かにおっしゃる通り、最初は両地域の合意がないとうまく進まないということが大前提にありましたので、両地域の折り合いをどうつけていただくかということを最優先してきました。その過程の中で、ご指摘のあったように『じゃあ今ここまで話が進んでいます』とか『こういうふうになっています』ということをお便りで発信はしたつもりではありましたけど、確かにそこは不十分だったのかなというところは思っています。今思ってるのはやはり、いろいろなことを思っておられる人がたくさんいて、その多様な意見を一つに折り合いつけて決めていくということは、相当難しいなというところがあります。今回の過程の中で、先ほど市長もおっしゃいましたけど、中心になる子どもたちや保護者、就学前のご家庭も含めて、その人たちの気持ちを大事にして、手続きについては教育委員会が主導しなさいということもありましたので、そうさせていただいたのがよかったと思っています。
 そして今後、他の地域の話ですけど、じゃあいきなり教育委員会が主導で、『こういう手順で進めます』とお伝えして、できる地域と『いやそうじゃなくて、ちゃんと地域から代表何人か集まって手順を踏んで、たくさん意見を聞いて、こうやって決めてもらわないと駄目』と言われる地域とあります。やはり地域の実態に違いがあるということはすごく感じていますので、よくよく、地域代表の方や保護者の方なりで、決めていく手順については事前にご意見やご相談をさせてもらって、こういう方法で進めていきましょうかというふうにしないといけないと考えています。
(■:山陰中央新報)いわゆる市民っていう方がたくさんいらっしゃって、そういう方のいろいろな意見もあると思うんで周知して、事前に選定方法を理解しといてもらうっていうのはすごくよくわかりました。あと地域で見るとやっぱり地域と住民と保護者との利害関係って、どこも大体合併しているので、対立しているんですよ。なのでそこでさっきおっしゃったみたいな地域の対策というか。今回の場合はなんかそれを一緒にして、いろいろと準備委員会の中でも意見が多分揉めるというか。一部ではあったと思うんですが今回準備委員会を通したから、結果としては紆余曲折あってそれは解消されたと思うんですけど、落ち着いたところが保護者とか子どもの意見とかに行き着いたんで、行動していくのかなっていう。それを最初から多分やれるだけのことはできないってことは、多分今、主旨としておっしゃってると。
(○:小椋教育長)最初から出すと反発があるかなと思っています。過去の事例もご説明して、何々小学校の時にはこういう手順でこういうふうにしてきましたということも、同じようにどこでも説明はしましたが、それをより多くの人に分かるようにしないといけなかったかなというところは思います。
(■:山陰中央新報)分かりました。
(■:日本海新聞社)その他いかがでしょうか。
(■:毎日新聞)今回の補正に、小鴨と久米の小学校の経費が出ていますけど、成徳小学校が打吹小学校に変わることに伴って、例えば校門の石碑の改修ですとか、校名板ですか。そういう改修の費用っていうのは、今回の予算もしくは次年度の予算になるんでしょうか。
(○:石賀教育委員会事務局長)今回は打吹小学校に関する予算は組んでおりません。まず条例改正の議決をいただいてからというふうに思っております。
(■:毎日新聞)予算に入れるとしたら、来年度当初予算、もしくは補正予算ですか。
(○:石賀教育委員会事務局長)令和6年4月1日に間に合わせようと思えばですね、今年度予算になると思います。今年度予算の中で、経費が支弁できるようであれば、そこで支出を考えたいと思います。一度に全てを出来るのかはきちんとこれから精査します。
(■:毎日新聞)校歌ですとか校章は今年の4月から新しいものになっていますけど、変えないといけないものっていうのは、あと何が考えられるでしょうか。
(○:小椋教育長)学校の校名板ですね。
(■:毎日新聞)それぐらいですね。わかりました。
(■:日本海新聞社)その他いかがでしょうか。すみません。僕の方からよろしいでしょうか。議案の110号の財産の取得に関してお伺いしたいですけど。前回の議会でも話題に上がっていたと思うんですけど、巌城工業団地の土地取得の件で、入居予定企業さんはまだ発表は出来ないような状況でしょうか。
(○:谷田経済観光部長)巌城については、最終協定の方がもうまもなくといった形を予定しているものですから、それ以降にさせていただけたらと思っています。
(■:日本海新聞社)了解しました。ありがとうございます。その他は皆さんよろしいでしょうか。
(■:読売新聞)打吹小の変更の条例改正案って先議とかじゃなくて最終日に議決という流れになるという理解でいいのでしょうか。
(○:広田市長)そういう予定です。
(■:読売新聞)西倉吉工業団地の財産取得について、エースパックって市で発表がありましたか。僕、県の会見で聞いたような気がしまして。市からはどこかで言われましたでしょうか。
(○:谷田経済観光部長)そうですね。こういう形の発表については特段しておりません。既存企業ということがあって、これまでも特段そういう形でおこなっておりません。
(■:読売新聞)これは誘致してるんでしょうか。
(○:谷田経済観光部長)過去、それこそ相当前ですね。昭和63年ぐらいに。
(○:広田市長)かなり当初の誘致企業です。
(■:読売新聞)いや、県から聞くのもなと思って。知事がPRしてたんで。市長の口から聞きたかったなと。
(○:広田市長)そうでしたか。失礼しました。
(■:日本海新聞社)よろしいでしょうか。すみません。僕の方はもう2点ほど伺わせてください。ちょっとここには載ってない案件ですけども。1点目が先だって議会で挙がってたと思うんですけど、交流プラザと美術館の間のリス舎のあったところの開発に関して、先般、商工会議所さんの方からでしょうか、要望があげられているというふうに伺ったんですけども。もしお話いただけるようでしたら、その要望の内容ですとか、それを受けての今の進捗を教えていただきたいです。
 2点目がこれもここに上がってないんですけど、関金の福原の水道についてお伺いします。取材にあがらせていただいたら、やっぱり住民の皆さんかなりお困りのようだったんです。集落の水道ということで、なかなか市の水道行政とは少し離れたところにあるかと思うんですけど。天候回復を待たないといけないっていう状況にあられるんですけども、事態がなかなか改善しなかった場合、例えばですけど市の方から何かしら対応とか、その水源を確保するような策に出られる可能性っていうのはありそうでしょうか。その意見をちょっとお伺いできないでしょうか。
(○:広田市長)関金の福原の水道については担当部長の方からお話をさせていただけたらと思いますが、今後の対応として、住民の方々にこういった対応の仕方はありますよというようなことは打診しながら、供給対策に準ずるような施策的なものも提案をさせていただいているところです。
 美術館の間のリス舎のところについては、駐車場を整備をするということで、すでに設計もできた中で、これからきっちり工事していこうと思っているところです。商工会議所からせっかく多くの方々が来られるので、物販だとか、経済界の方にもそういう恩恵があるようなことにならないだろうかということで、それについては検討してみたいと思っていますが、ただ駐車場の工事にかかりますので、もしやるとすれば、隣接する集いの森だとか、その他どこかにそういった施設ができるかなという基本設計的なものを考えて商工会議所と話をすすめながら、今後やるならいつやるかということを検討していきたいと思っています。商工会議所がおっしゃる意味もよくよく分かっていて、物販の方もできればなと。少なくとも必要だとは思ってますので。そういった意向でのやりとりを今後も継続していきたいなと思っています。
(〇:東本市民生活部長)現在生活水と飲料水を分けて使っていただいております。最終的には水源の方でサイフォンを使っていますので、それが取れない限りは水源地の方の水がある程度確保できないと、なかなか復旧という形にはならないと考えています。ただ、天候に左右されるということもおっしゃったようにありましたので、福原地区の方、公民館長さんにお話しさせていただいたのは、水源地の方ではなくて配水地の方ですね。配水地の方に、配水地の維持管理という概念で、飲料水を入れ込む方法という。その代わり維持管理費として地元負担ということも出てくるので、そのあたりの考え方で地元の話し合いをお願いしますということと、あとは別の水系になっているんだと思いますけど、用水の水がたくさんありますので、それをろ過機とか使いながら使用できないかというようなことも併せて一緒に考えているような状況です。ただ、この飲水の関係については福原をはじめ市内に数カ所あります。市内全体のその水供給という観点でもう少し見ていかないといけないということも、今回のタイミングで考えていければというふうに思っています。
(■:日本海新聞社)ありがとうございます。その他よろしいでしょうか。では、その他市の方から何かありますでしょうか。
(〇:美舩部長)特段準備はいたしておりません。
(■:日本海新聞社)記者の皆さんの方からその他何かございますでしょうか。では、無いようですので質問は以上となります。ありがとうございました。