更新日:2022年2月22日
帯状疱疹とは
- 帯状疱疹は、体内に潜んでいた水痘(=水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
- 小児期等に水痘にかかり、治癒後も体内の神経節に潜んでいたウイルスが、免疫力の低下などにより再び活性化し、帯状疱疹として発症します。
- 発症すると、からだの左右どちらか片側の皮膚に、水ぶくれを伴う赤みが帯のように広がります。最も症状が現れるのが、胸から背中にかけてで、ピリピリ、チクチクした痛みから始まり、しばらくするとその部分が赤くなり、やがて水ぶくれになって神経痛のような激しい痛みを伴う症状が3〜4週間ほど続きます。
- 50歳代から発症率が上昇し、80歳までに約3人に1人が発症するといわれています。
帯状疱疹を予防するためには
- 帯状疱疹は、加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因になるといわれています。
- 予防としては、できるだけ健康的な生活習慣を保つことが大切です。食事のバランスに気をつけ、適度な運動と十分な睡眠を心がけましょう。さらに、50歳以上の方については、ワクチンを接種することで、発症の予防、重症化予防が期待できるとされています。
予防接種(任意予防接種)
- 乾燥弱毒性水痘ワクチンと乾燥組換え帯状疱疹ワクチンの2種類があり、50歳以上の方が接種できます。
- 任意の予防接種(予防接種法の対象外)のため、費用は全額自己負担となります。
(注)
倉吉市からの費用助成はありません。
詳しくは各医療機関にお問い合わせください。
ワクチンの種類
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」
(注)
生ワクチンのため、明らかに免疫機能に異常のある疾患をお持ちの方や免疫を抑制する治療を受けている方は接種できません。
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス®」
(注)
1回目の接種から2か月以上の間隔をあけて接種します。