更新日:2024年6月25日

令和6年度6月第4回市議会定例会前の記者会見を開催しましたので、会見の詳しい内容を次のとおりお知らせします。

とき

令和6年6月13日(木曜日)11時~

ところ

倉吉市役所 第2会議室

会見の内容

1.市長コメント

 令和6年6月第4回倉吉市議会定例会 提出議案について

  

内容

提出議案について

(○:仲倉企画課長)それでは6月議会前記者会見を開会いたします。幹事社さんよろしくお願いします。

(■:山陰中央新報社)それでは広田市長よろしくお願いします。

(○:広田市長)令和6年度第4回倉吉市議会に提案します議案としましては、報告案件が2件、予算案件が1件、条例案件が1件、一般案件が3件の合計7件でございます。

 予算案件につきましては、一般会計の補正予算として、低所得者支援及び定額減税補足給付事業や企業誘致事業、そして美術館にぎわい創出事業などの経費について補正を行うもので、6億7,900万円余を増額いたしまして、補正後の歳入歳出予算額は349億1,580万5,000円とするものです。

 補正予算の主な内容としまして、1つ目は低所得者支援及び定額減税補足給付事業について、食料品等高騰の影響を受けられた生活者への支援のため、定額減税とこれまで行ってきた支援給付等補足する給付を行うもので5億8,200万円余を計上するもので、大部分がこの事業であります。

 2つ目は感染症の予防接種として、秋から開始される新型コロナウイルス感染症の定期予防接種に要する費用について、1億3,300万円余を計上するものです。

 3つ目は巌城工業団地の整備について、令和8年からの稼働が予定されております同工業団地への進入路の整備をするもので1億1,700万円を計上するものです。

 4つ目は美術館にぎわい創出事業としまして、美術館の開館に向けてより一層の機運醸成を図るため、地域と一体となったイベント等の開催等を支援するもので、750万円を計上するものです。

 5つ目は国内交流関連事業として、新作映画「八犬伝」が10月に公開される予定ということで、里見氏ゆかりの千葉県館山市との交流を一層深めるもので、その費用として10万円余を計上するものです。

 また、千葉県松戸市と連携して、松戸市の森林環境譲与税を活用し、本市の森林整備と交流事業を行う経費として330万円余を計上するものです。

 6つ目はくらしよし未来づくりアドバイザーの委嘱として、市の情報発信について、専門的な観点から助言、提言を受けようということで、本市出身の映画監督兼脚本家の足立紳さんを委嘱するもので、その招へい費用として20万円余を計上するものです。

 7つ目はスポーツイベント関連事業として、今年10月に開催されるねんりんピックの本市の開会式に係る追加経費として120万円余を計上するとともに、中部の青年中央会が50周年記念事業として、クライミングの体験会等の開催をする支援として40万円余。

 また、令和7年に中国地方を中心に開催されます全国高校総体のうち本市で行われる自転車競技の運営に係る準備経費として100万円余を計上するものです。

 8つ目は震災に強いまちづくり促進事業として、能登半島地震発生以降、耐震改修等にかかる補助の相談が非常に増加しているということで、補助金420万円余を追加計上するものです。

 次に一般案件のうち主なものについて説明します。

 1つ目は、事業契約の締結について議決の一部変更ということで、余戸谷町住宅の建替えに係る契約を変更するものです。

 2つ目は、企業の事業拡大に対応するため、市の土地を巌城工業団地用地として売却するものです。主な内容は以上の通りでございます。

(■:山陰中央新報)ありがとうございます。それでは各社の質問がありましたらどうぞ。

(■:日本海新聞日本海新聞です。国内交流関連事業に関してなんですけれども、松戸市はやっぱり琴櫻や佐渡ヶ嶽部屋のご縁ということがあってのことでしょうか。

(○:広田市長)もともと松戸市との交流は、松戸市から二十世紀梨の元木をいただいたところの縁や、今おっしゃるように、佐渡ヶ嶽部屋があることも含めて交流を深めているところであります。松戸市は森林というものがそんなにたくさんありませんので、森林環境譲与税を本市に寄付をいただいて、本市の森林整備にその経費を使って、それで吸収できた二酸化炭素量を、松戸市の二酸化炭素の削減に充てるということです。この度はより一層の交流を深める意味で、新たな運用として、そういうご提案があってこの事業を実施するということでございます。

(■:日本海新聞)今教えていただいたのは枠組みなんですけど、他の自治体の森林環境譲与税を活用してまた削減分を還元するっていうのは、そんなに珍しいことではない、他にもやられてることでしょうか?

(○:経済観光部長千葉県の方では何件か例があるということです。千葉県の中で3つの自治体ぐらいでやっておられる。それを含めて今回倉吉市の方とこういった新しい取り組みをしていきたいということです。

(■:日本海新聞倉吉市さんとしては初めてですか。

(○:広田市長)初めてです。

(■:日本海新聞県内ではどうでしょう。同様の事例があるんでしょうか。

(○:経済観光部長すみません。また後で回答します。

(○:広田市長)珍しいかもしれないですね。もともと森林環境譲与税がね、都会のほうでは使い道がないということで、5%分を森林が多いほうに割り振るということで制度が見直されたところでございます。そんなにやるような事例ではないかもしれません。

(■:山陰中央新報ちょっと私もいいでしょうか。2点お尋ねで、今お話がありました森林環境譲与税って、都会とか人口多いけど森があまりなくて使い道に困ってるとか松戸市に限らず、たくさんあると思うんですけど、森がたくさんある倉吉市が有効に使うってすごいくいい事業だと思うんですけども、改めてこの取り組みを倉吉市がされることの意義を伺えたらなっていうのが1点。もう1点は同じように森がたくさんある山陰の他の自治体にとってヒントになる取り組みだと思うんですけども、倉吉市としても今回松戸市とご縁があってこういう形になってるけど、松戸市に限らずうちが使うのでどんどん持ってこいなという取り組みをされたらどうかなと思うんですけど、それについてどのようにお考えか伺えたらなと思います。

(○:広田市長)良い事例として、本日お越しの各紙が、大いにアピールをしていただくと、こういう取り組みが日本でも大きく広がっていくかなと思います。我々はもともと中部森林組合と鳥取銀行と森林の整備、カーボン・オフセットの取り組みを進めているところですから、そういった取り組みにも大きな弾みとなりますし、鳥取県自体が森林が多いですので、とかそういったカーボン・オフセットの取り組みは非常に進めているところですから、県内含めてそういった取り組みが大きく進展することに繋がるのではないかと期待しているところであります。

(■:山陰中央新報ありがとうございました

(■:日本海新聞先ほどのこの同様の取り組みが県内であったかどうかってまたちょっと教えていただけますでしょうか。

(■:経済観光部長はい。わかりました。

(■:朝日新聞朝日新聞です。森林環境譲与税というのはすみません。何に課税される税金ですか。

(○:広田市長)今年から1人当たり1,000円、森林の整備だとかそういった木材利用の推進に向けて使うという目的税として徴収されることになりました。

(○:美舩部長)国の方がもともとのスキームとしては、税をもって1人当たり1,000円徴収して森林を守っていく、脱炭素の社会を作っていくということを目標に掲げてたんですけども、それを先行して始める時期を早めて、一旦は国の特別会計の方から国がお金を借り入れて、借り入れたお金を各地方に配分をして先行してこの事業を始めてきました。いよいよ今年から本格的に各個人から1,000円の税として徴収するということになります。

(■:朝日新聞全国民ですか。

(○:広田市長)そうです。

(■:山陰中央新報松戸市さんにもまたちょっと後で聞けたら聞いてみたいと思うんですけど、松戸市さんにとっても多分この取り組みってメリットがあって、市民からこうやって徴収しといてこれ有効に使われているのか聞かれて、倉吉市で有効に使われていると説明できて都会の自治体にとってもメリットがあるというか。

(○:広田市長)そうですね。確かに。都会の方は、例えば市の公共施設とか、木材を使った建物にするだとか、木材がずっと循環するような取り組みを推進していく。その森林環境譲与税を原資にして、地球温暖化防止に向けた取り組みの推進を図っておられるようなことを聞いておりますので、そういった事業にも使いながらですが、実際にそういう森林整備に使われているんですよということは非常に大きなアピールになると思います。

(■:朝日新聞)松戸市と倉吉市は何でしたっけ、姉妹都市ですか。

(○:広田市長)姉妹都市。

(■:読売新聞いつ結んだんですか。

(○:広田市長)平成12年に結んで次の年がなしっこ館のオープンの年ですかね。

(■:読売新聞)確かもともと二十世紀梨の縁でしたよね。何かホームページに掲載ありましたっけ。

(○:広田市長)松戸市から二十世紀梨の元木をこちらにいただいて、二十世紀梨がこの鳥取県の名産品となったということを含めて、そこの本家本元の松戸市と県自体も交流を深めてきたところです。本市も子どもの交流をずっと継続してきたところですけど、コロナ感染症で少し間が空いておりました。先ほどおっしゃったように、琴櫻襲名とかいろいろそういう盛り上がることもあり、少し交流の間が空いていたところ、いい事業を展開してくれたと思います。

(■:日本海新聞)松戸市が二十世紀梨発祥の地という言い方をしてよろしかったでしょうか。

(○:経済観光部長)はい。松戸市で明治21年に発見されました。そして鳥取県に明治37年に導入されたということであります。

(■:山陰中央新報)松戸市が二十世紀梨のふるさとっていう事があるんですけど、この交流をしているのは、最初二十世紀梨が入った鳥取市ではなく、倉吉市というのは何か理由があるのでしょうか。

(○:加藤副市長)平成12年に交流するきっかけの一つ二十世紀梨と佐渡ヶ嶽部屋です。

(■:日本海新聞関連していいですか。協定っていうのはこの森林環境譲与税を使わせてもらって、カーボン・オフセットに貢献するという協定を5年間で締結されるということでよろしいでしょうか。

(■:経済観光部長)この事業5年間継続して、これから協定したいと思っています。

(○:日本海新聞協定締結の話は、松戸市の方である松戸まつりで行うということでしょうか。

(■:経済観光部長)松戸市へ行って締結をする予定です。場所等についてはまだ決まっておりませんが、倉吉市の方から松戸市へ出向いて、こういった事業をしているということをPRしていきたいと思っております。

(■:日本海新聞締結時期の予定はいつ頃でしょうか。

(○:経済観光部長調整はこれからです。

(■:日本海新聞いつ頃までっていうのは大体目処はありますか。

(○:経済観光部長)まだです。すみません。

■:朝日新聞この330万円はすべて松戸市が集めた森林環境譲与税ですか。

(○:広田市長)300万円は松戸市から寄付していただいて、あとは事務経費など30万円を計上しております。

(○:加藤副市長)松戸まつりの自治体交流までやっていこうってことで今用意していますので、そういう経費を一般財源で。

(■山陰中央新報300万円って松戸市が年間配分される森林環境譲与税の中のごく一部だと思うんですけども、全体だったら松戸市がどれくらいの金額なのか、一方で倉吉市はどれぐらいでしょうか。

(○:経済観光部長)令和4年ですけど松戸市は森林環境譲与税で5,200万円。倉吉市は3,700万円でした。

(■:山陰中央新報)多分森林の面積とかで圧倒的に倉吉の方が多いだろうと思うんですけども。

(○:経済観光部長)松戸市の森林面積は184ヘクタール、人口が令和5年12月時点で49万8,000人。直近で50万人という数字がここ1、2週間前にあったかと思いますので、50万人を超えていらっしゃる。

(■:山陰中央新報)およそ50万人。ちなみに倉吉は森林がたくさんあるということでしょうか。

(○:経済観光部長)あとで確認させてください。

(■:読売新聞さっきの令和4年っていうのはどういうことでしょうか。個人からの徴収は今年から始まる。

(○:美舩部長)これまでは国が国の中で財源を特別会計の方から借り入れたお金を、ルールに従って各地方に配分して参りました。今度は各個人から国が集めて、国が地方にまた配分するとともに、これまで特別会計から借りてきたものを返してやっていく作業をしていくわけですね。

(○:広田市長)早くから地球温暖化防止に向けた取り組みを始めていくということで、森林整備に向けては事業を開始しておいて、借り入れて、実際には皆さんへそういう特別徴収をしていきますよっていうことを知っていただく期間を十分置いた上で、令和6年の今年から徴収を始めたというところ。

(■:読売新聞)6月からですか。

(○:美舩部長)6月の特別徴収分からだと思います。これまでは、東日本大震災の復興を目的で徴収していた復興特別所得税があった部分があると思うんですけども、そこが森林環境譲与税に表示をされるんじゃないかなと思います。

(■:山陰中央新報)ちなみに、今回の事業で倉吉市としては例えば、市有林に杉を植えるとかですか。

(○:経済観光部長)間伐等が中心になると思います。

(■:山陰中央新報)手入れですかね。

(○:経済観光部長)そうですね。

(■:日本海新聞松戸市からこの5年間300万円固定ということになるんですね。

(○:広田市長)基本はそうです。

(○:経済観光部長)現時点ではこの金額というところで。

(■:日本海新聞協定の締結式はこれからだけども、事業はスタートしてるということでいいんでしょうか。

(○:広田市長)いつ入るかわからないけど、本市の予算としては松戸市から300万円を寄付いただいて、あと本市の一般会計から30万円計上して、この事業をこれから一緒になって取り組んでいきますよということで、予算上入れる袋はちゃんとこの6月補正で作っておきますということですね。

(■:日本海新聞ありがとうございます。

(■:読売新聞毎年300万円ですよね。

(○:広田市長)はい。

(■読売新聞足立紳さんのやつは、予算説明資料で16ページと36ページ、2回出てくるんですが何が違うんでしょうか。

(○:加藤副市長)25ページまでは全体のことで、26ページからは主な事業ということで、少し詳しくご説明させていただいております。だから両方に記述されております。

(■:読売新聞それと未来づくりアドバイザーは何をするんですか。

(○:広田市長)直接まだ足立紳さんにこれをということではないですけど、例として、羽原大介さんに脚本から監督までお願いして実施した事業の『ありがとう』という、ふるさとムービーが先立ってYouTubeとかで配信し始めました。そういった事業が1つの例としてありますから、今後また足立紳さんのそういう能力を発揮していただき、地域を大いにアピールするような事業を、足立さんと話をしながら進めていけたらなと思っております。

(■:読売新聞観光振興への提言や企画などですか。

(○:経済観光部長観光振興によらず、市全体のそういった情報発信ってことで専門的な観点からアドバイスを受けるということを進めていきたいと思います。

(■読売新聞8月中旬に映画の上映会が開催されてそこで委嘱する。

(○:広田市長)はい。

(■:NHK)美術館にぎわい創出事業の関係で伺いたいんですけれども、予算説明資料27ページに3つ書いてあるこの推進協議会が行うイベントということで、負担金をみんなでやるイベントという理解でよろしいんでしょうか。市の単独でやるイベントじゃなくて。

(○:広田市長)協議会への市としての負担経費としてこれを計上しています。

(■:NHK)開館1年近づいてきまして、やっぱ、書かれてる通り機運醸成のイベントって多分大切だと思うんですけれども、倉吉市さんの方で何か単独で行うイベントであったりとか、そうしたのをやられる方向だったりとか、こうしたいなというふうなものはございますでしょうか。

(○:広田市長)市単独っていうことではないですけど、美術館の機運醸成に向けて令和4年から取り組んでいることで、例えば昨年度はラーメンを作ってもらったりとか、いろんなメニューに美術館を意識したものを加えていただいております。そういった取り組みは引き続きずっと支援をしておりますし、今年度もその予算を当初予算から持っておりますので、地域の方々と一緒になって美術館の機運醸成っていうのを図ろうと思っております。この度の推進協議会への負担金は開館半年前でスピードアップをさせていく、そういったところに対しての支援を改めて追加でさせていただいて、来年の3月30日に大いに盛り上がったオープニングを迎えたいということです。

(■:NHK)今年度でいきますと何かこうした市単独で行う事業の中で、そして美術館に関連して、例えばその何ていうか、機運醸成に関するイベントで、目玉といいますか、特に力を入れているものであったりとか改めて、どういったものがございますか。

(○:美舩部長)今年度は3月の当初予算でもかなりの額をつけておりますけども、基本的には美術館開館に向けて、周辺のハード整備を一生懸命やっていこうということで、約10億円の予算を投じて、例えば今工事をやっております大御堂の関係の整備であったり、或いは交流プラザの壁を綺麗に塗りかえるだとか、或いは歩廊を整備するだとか、多くの事業を計画する中で、美術館のオープンを当該市としても支えるような取り組みをしていきたいということで考えております。

(■:NHK)どちらかといえばまずハードというところで今年度は。

(○:広田市長)そうですね。

(■:NHK)わかりました。

(■:日本海新聞じゃあ関連してよろしいでしょうか。その事業の中に3つイベントが書いてあって、その下なんですけど、和傘によるアート空間の創出というのがあるんですが、その3つのイベントのどれかに入ってくるものになりますか。

(○:美舩部長)美術館から白壁土蔵群までの周遊性については、倉吉市と、鳥取県からそれぞれが、こういった和傘によるアート空間を創出する事業に対して補助金を交付しようとするものです。3つについては協議会が主体的にやられるものです。

(■:日本海新聞和傘によるアート空間を創出する事業の日程についてわかっているんでしょうか。

(○:美舩部長)そうですね。今後の計画企画の磨き上げの部分はあるんですが、秋以降を予定をしております。

(■:日本海新聞差し支えなければ実施主体っていうのを教えていただけますか。

(○:美舩部長)倉吉観光MICE協会さんです。

(■:日本海新聞わかりました。ありがとうございます。

(■:山陰中央新報すみませんちょっと話を変えて。補正後の一般会計総額が349億なにがしってありまして、これも前年度比何%増かわかりますでしょうか。

(○:財政課長)昨年の6月補正が329億円でしたので、5.9%増です。

(■山陰中央新報ありがとうございます。他に質問はよろしいでしょうか。以上で記者会見を終了します。広田市長ありがとうございました。

(○:広田市長)ありがとうございました。

(○:経済観光部長)すみません。松戸市交流の関係で、姉妹都市協定の締結は平成16年に訂正を願いします。交流としては先ほど申しましたように、平成12年から始まっていますが、宣言を行ったのは平成16年7月ということです。