広田市長公約(1期目・2年間)の取組状況について

広田市長公約(1期目・2年間)の取組状況について

 ~活気あふれる元気な倉吉を目指すために~

 活気あふれる元気な倉吉とは、地域などの各コミュニティが維持・存続できる一定数の若者が定着し、市街地には年間を通じてにぎやかさが感じられる多数の観光客などが確保でき、週末やイベントのときだけでなく、日々まちに人が行き来しているにぎやかなまちのことです。そのために、県立美術館を訪れた人たちを、赤瓦・白壁土蔵群、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム、小川氏庭園「環翠園」等の観光資源へ導き、観光振興を図ることで交流人口を増加させ、その中からまちづくりやイベントに関わる関係人口を増加させることで地域のにぎわいを取り戻すとともにそれらの人を移住定住につなげ、移住した人や今いらっしゃる市民の皆さんがいつまでも住み続けたいと感じてもらうことが必要です。
 市民の皆様にお約束しました4つの公約について、その実現に向け全力で取り組んでまいりました。現在、1期目の半期を終え、就任3年目を迎えております。これらの公約にどの程度取り組むことができたのか、その進捗状況を整理いたしましたので、お知らせいたします。

 就任後1年目の令和4年度は、喫緊の課題とした新型コロナの感染防止対策と疲弊した地域経済の立て直しに全力で取り組み、飲食業や宿泊業者など影響を受けた全業種を対象に各種支援事業を展開して地域経済の復活に注力したところでした。
 令和5年度からは、人口減少対策など地域課題の解決に向けて交流人口、関係人口等の創出や定住人口の増加に繋げる取り組みに本格的に着手しました。やはり一番の問題は人口減少問題であり、地域企業の活発な設備投資にも呼応して全ての業種の人材確保策と合わせてIJUターンの推進を図るため、家賃補助や奨学金の返還支援など積極的な施策を展開しているところです。
 また、令和4年10月に開催された日本女性会議2022in鳥取くらよしの成功のレガシーとして、市職員の女性管理職の増加、各種審議会への女性委員登用など男女共同参画社会の推進については、一定の成果も上がっていると思っています。
 そして、令和7年3月の県立美術館オープンを好機と捉え、温泉や古い街並み、伝統文化等を活用した交流人口の増加など元気な倉吉づくりを一層進めるため、令和6年度は過去最大規模の当初予算を編成するとともに、周辺四町の素晴らしい観光資源とも連携しながら周遊滞在型の観光地を目指して、中部地域が一丸となって活性化に取り組んで参りたいと考えています。

 引き続き、公約の実現に向けて、一層の努力を重ねてまいりますので、市民の皆様の御理解と御協力をいただきますようお願いいたします。


 令和6年11月

     倉吉市長 広田 一恭

ダウンロード:広田市長公約の取組状況(令和6年9月末時点;PDF18KB)