更新日:2021年8月16日
平成24年3月2日
平成24年度当初予算案の概要
平成24年度予算市長査定
1.概要
- 一般会計の予算総額は260億3,059万円で、23年度当初予算に比べ6億4,493万8千円下回った。(対前年度比△2.4%)
- 特別会計の予算総額は154億3,624万8千円で、23年度当初予算に比べ1億4,076万9千円上回った。(対前年度比+0.9%)
- 平成24年度の予算は、第11次総合計画「“くらしよし”ふるさとビジョン」に掲げた将来都市像である「愛着と誇り 未来いきいき みんなでつくる倉吉」の実現に向け、本総合計画に掲げる諸施策の計画的かつ総合的な推進に基づく取り組みを展開していく。
- 総合計画の目標達成のため、次の4目標について、まちづくりの基本目標として取り組む。
基本目標1 いきいきと働くことができるまち【産業】
基本目標2 いつまでも健やかに過ごせるまち【福祉・健康・人権】
基本目標3 活力に満ち、豊かな心と文化が息づくまち【教育・文化・コミュニティ】
基本目標4 安全・安心で快適に暮らせるまち【生活基盤・環境・防災】
基本目標の施策については、誇りと夢のある定住の促進に向け、特に次の事業等を最重要の取り組みとする。
- 雇用の場を確保するための施策並びに農林水産業をはじめとする産業の振興
- 観光・コンベンションを中心とした集客力を高める事業
- 子育て環境の整備と高齢者がいきいきと暮らせる環境の整備事業
- 子どもたちが確かな学力と豊かな人間性を育むための事業並びに歴史・文化・芸術等を活用した市民活動の活性化に関する事業
- 災害に強いまちづくりの推進事業
2.歳入
- 市税収入は、23年度に比べ2億2,947万1千円減の55億6,644万2千円(対前年度比△4.0%)と見込んだ。主な減額要因は、評価替えに伴う家屋の減価等により固定資産税が2億5,540万1千円減額となることによる。
- 地方交付税については、対前年度比1.8%増の80億円と見込んだ。地方財政計画が0.5%増であることに対し、本市が1.8%増となっている要因は、基準財政収入額が1億4,000万円程度減額すると見込んだことによる。
- 分担金及び負担金については、4.2%増の3億3,054万3千円と見込んだ。その主なものは、保育所運営費負担金2億7,461万8千円(対前年度+168万1千円)、土地改良事業費分担金1,768万円(対前年度+968万円)などを見込んだ。
- 国庫支出金については、対前年度比15.2%減の31億3,075万6千円を見込んだ。その主なものは、生活保護費等負担金9億3,460万2千円(対前年度+5,938万3千円)、子どものための手当負担金5億9,080万円(対前年度△2億1,481万9千円)などを見込んだ。
- 県支出金については、対前年度比9.2%減の19億9,395万5千円を見込んだ。その主なものは、自立支援給付費負担金2億4,710万4千円、国民健康保険基盤安定負担金1億4,504万6千円などである。減額の主な原因は、ふるさと雇用再生特別交付金(対前年度△9,893万1千円)、県工事委託金(倉吉駅周辺まちづくり整備、対前年度△7,200万円)などである。
- 市債については、対前年度比11.3%増の32億9,039万9千円を見込んだ。その主なものは、防災行政無線デジタル化事業に伴う市債7億7,210万円(対前年度+2億5,560万円)、臨時財政対策債9億3,369万9千円(対前年度△2,996万9千円)、河北中学校移転事業に伴う市債3億9,140万円(対前年度+2億860万円)である。
区分 |
平成24年度
当初予算(1) |
平成23年度
当初予算(2) |
増減
(1)-(2) |
前年度
対比 |
市税 |
5,566,442 |
5,795,913 |
△229,471 |
△4.0% |
地方交付税 |
8,000,000 |
7,860,000 |
140,000 |
1.8% |
分担金及び負担金
|
330,543
|
317,192
|
13,351
|
4.2%
|
国庫支出金
|
3,130,756
|
3,693,305
|
△562,549
|
△15.2%
|
県支出金
|
1,993,955
|
2,195,551
|
△201,596
|
△9.2%
|
市債
|
3,290,399
|
2,957,368
|
333,031
|
11.3%
|
うち臨時財政対策債
|
933,699
|
963,668
|
△29,969
|
△3.1%
|
一般会計歳入合計
|
26,030,590
|
26,675,528
|
△644,938
|
△2.4%
|
※地方交付税 + 臨時財政対策債
8,933,699千円(対前年度比 110,031千円、 1.2%)
3.歳出
- 人件費については、34億9,462万4千円と23年度に比べ2億844万6千円、5.6%の減となっている。これは退職手当(1億9,307万円2千円、対前年度△6,369万円8千円)並びに共済費(5億9,024万円4千円、対前年度 △6,202万5千円)の減額などが主な要因である。
- 物件費については、29億5,363万4千円と23年度に比べ1億2,636万7千円、4.1%の減となっている。これは、緊急雇用創出事業・ふるさと雇用再生特別基金事業・重点分野雇用創出事業の合計額2億4,915万1千円が皆減となったこと、震災等緊急雇用対応事業・重点分野雇用創出事業(7,362万円、対前年度7,362万円)並びに給食センター費(3億7,734万円6千円、対前年度4,492万円8千円)の増額などが主な要因である。
- 扶助費については、55億6,427万8千円と23年度に比べ9,747万5千円、1.8%の増となっている。これは、子どものための手当(8億2,492万円、対前年度 △1億8,598万円)の減額、自立支援給付(10億1,846万円1千円、対前年度1億896万円8千円)並びに生活保護費(12億5,280万円1千円、対前年度7,917万円8千円)の増額が主なものである。
- 補助費等は、29億744万5千円と23年度に比べ7億6,243万円、35.5%の増となっている。これは、中部ふるさと広域連合負担金(18億4,160万円、対前年度6億9,824万円4千円)並びに企業立地促進補助金(1億515万円、対前年度1億257万円5千円)の増額が主な要因である。
- 普通建設事業費は、25億7,047万5千円と23年度に比べ9億3,736万6千円、26.7%の減となっている。これは、地域住宅交付金事業(皆減、対前年度△5億7,956万円8千円)、倉吉駅周辺まちづくり整備事業(皆減、対前年度△5億1,993万円2千円)、斎場土地購入費(皆減、対前年度△1億9,528万円4千円)並びに市営陸上競技場整備事業(3,045万円9千円、対前年度△3億4,516万円9千円)の減額、防災行政無線デジタル化事業(7億9,910万円、対前年度2億6,622万円2千円)、河北中学校移転事業(5億1,170万円9千円、対前年度2億5,129万円8千円)並びに緑の産業再生プロジェクト事業(1億1,462万円9千円、対前年度8,387万円9千円)などによる増額が主なものである。
4.基金の状況
23年度末残高見込42億608万9千円に対し、減債基金の取崩などを行うことにより、平成24年度末残高見込を41億8,526万5千円と見込んでいる。
5.主要事業 <☆印:新規事業>
基本目標1 いきいきと働くことができるまち【産業】
1 新たな時代を切り拓く、活力ある農林水産業を振興する(農林水産業)
- ☆次世代につなぐ地域農業バックアップ事業
???? (将来に向け集落農地を維持するための支援) 460万5千円
- ☆青年就農給付金事業
???? (就農直後(5年以内)の独立・自営青年農業者を支援) 1,200万円
- ☆とっとり発!6次産業化総合支援事業
???? (農家が取り組む6次産業化事業を支援) 1,847万4千円
- ☆戸別所得補償経営安定推進事業 856万3千円
- 企業立地促進補助金 1億515万円
- ☆企業誘致フェア 60万7千円
- 市場開拓支援事業 507万7千円
- ☆企業誘致対策(原石山関係) 2,881万3千円(進入路整備、上水道整備)
- 震災等緊急雇用対応事業・重点分野雇用創出事業 7,380万円
- 関西事務所運営費 171万1千円
- ☆観光情報発信事業(カスタマー分析GAP調査、情報発信) 322万4千円
- ☆くらよし観光・MICE協会運営支援・活動推進 2,797万7千円
- 倉吉ばえん祭開催費補助金 250万円
- ☆第53代横綱琴桜資料展示事業 968万6千円
- ☆まんが王国とっとり観光客受入事業 840万円
基本目標2 いつまでも健やかに過ごせるまち【福祉・健康・人権】
1 子どもを産み、育てる喜びを実感できるまちをつくる(子育て)
- ☆聴覚障がい者生活支援事業 66万1千円
- ☆中部圏域障がい者自立支援協議会運営事業 237万8千円
- ☆成年後見制度利用促進事業 52万円
- ☆身体障がい者・知的障がい者相談員設置事業 24万9千円
- ☆病児保育事業 945万3千円
- 子どものための手当 7億9,868万円(△2億1,461万円)
- ☆一般不妊治療費助成 60万円
- ☆妊婦歯科検診 6万8千円
- ☆おたふくかぜワクチン助成費 284万8千円
- ☆高齢者健康増進対策事業(市営温水プール利用無料化事業) 144万円
- こころの健康づくり事業(自殺防止の啓発)116万8千円
- 隣保館運営(5館) 4,911万1千円
- 男女共同参画推進 57万1千円
- 部落解放研究集会、解放文化祭 89万4千円
- 人権啓発推進事業 790万円(☆市民人権同和問題意識調査 84万5千円ほか)
基本目標3 活力に満ち、豊かな心と文化が息づくまち【教育・文化・コミュニティ】
1 次代を担う子どもたちの確かな学力と豊かな人間性を育む(教育)
- ☆高城小学校河来見分校解体事業 991万7千円
- 成徳小学校屋内運動場耐震補強事業 6,050万円
- 河北中学校移転
(既存校舎の改修、教室棟の増築、その他の施設整備) 5億5,608万5千円
- (新)河北中学校屋内運動場耐震補強事業 4,580万円
- 久米中学校屋内運動場耐震補強事業 5,420万円
- ☆学校給食センター調理等業務委託 7,917万9千円
- 市営陸上競技場整備事業 3,056万3千円
- ☆県指定保護文化財桑田家住宅保存修理事業 122万7千円
- ☆山上憶良短歌募集事業 14万4千円
- ☆大江磐代君顕彰展 329万7千円
- ☆片岡鶴太郎展 200万1千円
- 菅楯彦大賞展 945万円
- ☆シビックセンターたからや管理運営事業 150万円
- ☆倉吉市イメージキャラクター作製事業 283万6千円
- ☆集落支援員活用事業 733万円
- コミュニティ助成事業費補助金 930万円
- 元気の出る地域づくり支援 1,950万円
- 自治公民館施設整備事業費補助金(整備費の16%補助) 138万1千円
基本目標4 安全・安心で快適に暮らせるまち【生活基盤・環境・防災】
1 だれもが愛着を感じ、住み続けたいと思えるまちをつくる(生活基盤)
- 駅北循環バス実証運行 672万5千円
- ?? ☆倉吉駅等竣工式事業 69万円
- ☆打吹山展望修復立木伐採事業 155万円
- 都市公園安全安心対策緊急総合支援事業(打吹公園再生) 1,100万円
- 倉吉打吹地区街なみ環境整備 2,787万2千円
- ☆橋梁長寿命化事業 2,500万円
- ☆土砂災害特別警戒区域内建替等事業費補助金 200万円
- ☆大坪住宅建替事業 1,824万円
- 市有施設耐震診断事業
???? (ふれあい会館、博物館、余戸谷町住宅) 1,013万7千円
- 道路整備(地域活力基盤創造交付金) 1億4,182万円
- 福光川改修 5,515万6千円
- 新斎場建設負担金 5億8,058万9千円
- EV(電気自動車)導入事業 413万5千円
- 住宅用太陽光発電システム導入促進事業費補助金 2,000万円
- ☆家庭用燃料電池導入促進事業 120万円
- 防災センター整備事業(設計業務等) 2,950万9千円
- 防災行政無線デジタル化事業 7億9,942万9千円
- 災害等資機材整備
? (消防ポンプ積載車、小型消防動力ポンプ、無線機、救命胴衣等) 2,550万円
全事業査定一覧
本市の財政状況について
本市の財政状況について(pdf;93.5KB)