「非核平和都市宣言」
真の恒久平和は、人類共通の願望である。
しかるに、近年、世界において軍備の拡張は依然として続けられ、世界平和に深刻な脅威をもたらしていることは、全人類のひとしく憂えるところである。
わが国は、世界唯一の核被爆国として、また、平和憲法の精神からも、再びあの広島・長崎の惨禍を絶対に繰り返させてはならない。
わが倉吉市は、日本国憲法に掲げわれた恒久平和主義の理念を市民生活の中に生かし、継承していくことが、地方自治の基本条件の一つである。
したがって、わが倉吉市は、非核三原則(作らず、持たず、持ち込ませず)が、完全に実施されることを願いつつ、あらゆる国のあらゆる核兵器も、わが倉吉市内に入り、貯蔵・配備・空中輸送・核部隊の通過を拒否するとともに、核保有国に対し、核兵器の廃絶を全世界に向かって訴え、宣言する。
昭和58年3月18日