更新日:2025年1月20日
加齢によって発生する骨粗しょう症の予防には、骨を造るための栄養(カルシウム(※1)やビタミンD、良質なタンパク質の摂取)、骨への負荷・刺激(適度な運動)(※2)、日光に当たること等が必要とされています。
減少カーブに入る20歳代までに骨量をできるだけ増やしておくこと、大きな減少カーブに入る50歳代まで骨量をできるだけ維持しておくことが、骨粗しょう症の予防に繋がります。(※3)
一度低下した骨量を大幅に回復させることは難しいため、若いころから骨に必要な運動や食事で骨密度を上げておくこと大切です。成長期から予防に取り組み、高い骨量を獲得(維持)すること、また予防を継続することで、骨量が大きな減少カーブに入る50歳代以降も骨折等のリスクを抑えることができます。
(※1)
・カルシウムの摂り過ぎには注意が必要です。
・「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人1人1日当たりの推奨量を、
*男性で700mgから800mg
*女性で650mg
と設定しています。
・カルシウムを過剰摂取すると様々な健康障害が起こるリスクが高くなりますので、注意が必要です。
(※2)
・ 骨粗しょう症を予防するためには、重力のかかる運動が効果的だと考えられています。
(例)ウォーキングやジョギング等
・また筋力トレーニングによって、骨に直接刺激を与える方法も効果的と考えられています。
・参考:公益財団法人 長寿科学振興財団「骨粗鬆症予防の運動とは」
(※3)
・参考:公益財団法人 骨粗鬆症財団ホームページ「骨粗鬆症はどうしてなるの?」
|
⇒ 1 骨粗しょう症について
⇒ 2 骨粗しょう症の原因について
⇒ 4 骨粗しょう症による骨折について