更新日:2025年1月20日

 骨折が生じやすい部位は、背骨(脊椎の圧迫骨折)、太ももの付け根の骨 (大腿骨頚部骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、上腕骨近位部(腕のつけ根)などです(※1)。

 高齢の方に背中の骨折(椎体骨折)や足の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)が起こると、日常生活に支障

くらすけくん004

が出たり、QOL(生活の質)が悪化したりすることがあります。

 背中の骨折では腰が曲がることがあり、曲がっている箇所周辺の筋肉が緊張して痛みが生じ、体の動きを制限して、着替えにくい、歩きにくいなどADL(日常生活動作)の低下を招くことに繋がります。

 足の付け根の骨折は、より直接的にADLの障害となり、治療してもリハビリがうまくいかないことがある等により、寝たきりにつながるリスクもあります。

 骨粗しょう症の予防のためには、

  ・骨を造るための栄養(カルシウムやビタミンD、良質なタンパク質の摂取)

  ・骨への負荷・刺激(適度な運動)

  ・日光に当たること

等が必要です。

(※1)

 参考:公益財団法人 日本整形外科学会ホームページ「骨粗鬆症(骨粗しょう症)症状」

 

⇒ 1 骨粗しょう症について

⇒ 2 骨粗しょう症の原因について

⇒ 3 骨粗しょう症の予防について