更新日:2023年12月6日
目的
近年、全国各地で地震、洪水、土砂災害などが発生し、多くの命や財産が失われています。
このような、自然災害が発生した場合に、倉吉市をはじめ、防災関係機関やライフラインなどの公共機関が一体となり、市内の自主防災組織等の地域団体や市民と連携して災害に対応することが、被害の最小化を図る上で極めて重要になります。
この訓練は、本市での大雨時における土砂災害を想定した総合防災訓練を実施することにより、災害時における災害応急対策の迅速かつ的確な実施を図るとともに、市民の防災に関する知識及び技術の向上を図り、本市の目指す「安全・安心で快適に暮らせるまちづくり」を推進することを目的として実施します。
日時
令和5年10月22日(日曜日)午前9時〜午前11時
場所
倉吉市立西中学校(鳥取県倉吉市西倉吉町170)
訓練想定
前線の接近と、暖かく湿った空気の影響で、10 月 21 日(土曜日)の夜から、鳥取県中部に大雨が降続いている。 雨は、22 日(日曜日)の昼頃まで降続く見込で、浸水及び土砂災害に警戒が必要な状況。(24 時間雨量 250mm、1 時間雨量 70mm)鳥取気象台は、22 日(日曜日)午前 8 時 00 分に大雨警報(浸水害・土砂災害)を発表し、十分な警戒を呼びかけている。
訓練内容
- ロープワーク訓練
- 炊出し訓練
- 避難所運営訓練
- 排水訓練
- 土砂災害対応訓練(通信訓練、倒木撤去訓練、土砂災害救出訓練)
参加団体
倉吉市、倉吉市消防団、小鴨地区自治公民館協議会、陸上自衛隊第8普通科連隊、鳥取中部ふるさと広域連合消防局、倉吉市赤十字奉仕団、倉吉アマチュア無線赤十字奉仕団、倉吉市社会福祉協議会
訓練実施状況
開会式
倉吉市長あいさつ
倉吉市議会議長あいさつ
ロープワーク訓練
西倉吉消防署の職員が講師となり、消防団員をはじめ来場されたかたの多くが参加し、災害時に瓦礫の運搬や救助・救出時に役立つ結び方の講習を行いました。今回のロープワーク訓練では、本結び、もやい結び、巻き結びの3種類を実施しました。
炊出し訓練
陸上自衛隊による、炊出し訓練を実施し、総合防災訓練終了後カレーを試食しました。また、倉吉市赤十字奉仕団と小鴨地区自治公民館協議会による、炊出し訓練も同時に行い、熱に強い高密度ポリエチレンのハイゼックスを利用しパンケーキを作り来場者に配布しました。
土砂災害対応訓練(通信訓練、倒木撤去訓練、土砂災害救出訓練)
倉吉市アマチュア無線赤十字奉仕団が、本部と岩倉の間で通信を行い情報収集する通信訓練を実施しました。また、倉吉市消防団は消防車両に装備されているチェンソーなどを利用し倒木撤去訓練を行いました。さらに、陸上自衛隊第8普通科連隊と西倉吉消防署が、土砂崩れに巻き込まれた車両を救出し負傷者を救急搬送する訓練を行いました。
倉吉アマチュア無線赤十字奉仕団による通信訓練
倉吉市消防団による倒木撤去訓練
陸上自衛隊第8普通科連隊及び鳥取中部ふるさと広域連合消防局西倉吉消防署による土砂災害救出訓練
閉会式
市長による講評で令和5年度倉吉市総合防災訓練を無事終了することができました。
試食
総合防災訓練終了後、炊出し訓練で調理したカレーライスを来場された方が試食しました。
その他