事業の必要性について・皆様からの意見

標高差500mを貫く北条湯原道路

最大高低差500mに及ぶ県境の壁を取り除き、山陰自動車道と中国横断自動車道岡山米子線を30分で連絡します。

• 北栄町から湯原I．C．まで30分に。
• 吹田、神戸まで3時間、小牧まで5時間。

各区間における所要時間（現況は平成14年3月現在）

各インターチェンジにおける交通量伸び率

時間的遠距離感を払拭する山陰地方の高速道路整備

地域高規格道路ができれば、距離相応の時間で大阪と山陰を行き来することができるようになります。

	大阪からの時間距離イメージ（現況）
	大阪からの時間距離イメージ（高規格道路完成後）

距離のわりに時間がかかるから、山陰に来るのはすごく大変な印象があります。 地域高規格道路ができれば、大阪からの観光客の増加が期待できます。

年間を通じて安全な地域となることを活用します

冬期にも走行性の高い安全な道が形成され、交通事故の減少が期待できます。

	現況の道路構成
	北条湯原道路 暫定2車の横断構成

京阪神への出荷額

道路がよくなると、荷傷みを少なくするための荷造り作業がかるくなり、また、利益があがる。

京阪神からの旅客数

お客様から「冬はチェーンが必要なので行くのをよそう」とよく言われます。 安全に早く来ていただける道ができれば、たくさんのお客様に来ていただき、満足できるサービスが出来ると思います。

安心できる地域で豊かなくらしを創造します

• 岡山県北部の救急搬送の1／3が倉吉市に搬送されます。これらの救命率を高めます。
• 県境を越えた岡山県北部からの通院・入院の利便性を高めます。

岡山県からの倉吉市内病院への通院・入院状況
（平成13年度月平均）
（国民健康保険受診者による推定値）

県境を越えた日常生活の利便性を高めます。

週末の買い物は、やはり倉吉市に行かざるを得ません。このためにも、安心して運転できる道を早く整備して欲しい。

皆様からの意見

平成14年11月9日(土曜日)に、都市交流センター（関金町関金宿）にて、一般国道313号地域高規格道路整備促進協議会主催で、「北条湯原道路」整備促進に向けての意見発表会が行われました。

	高校三年生 （倉吉市）		県外と結ぶ道路が整備されれば、部活動の遠征がしやすくなって、競技力が向上します。 来春から、岡山の専門学校に進学する予定だが、北条湯原道路が整備されれば、気軽に実家に帰ることができます。
	青年団 （北栄町）		北条湯原道路ができれば、目的地での滞在時間が長くなるから、人やものの交流が活発になります。
	OL （蒜山）		倉吉に通勤するのが大変だったけれども、北条湯原道路の犬挟峠の区間が整備されて、非常に快適で安全になった。 通勤だけでなく、日常品の買い物、通院などでも重宝している。
	Iターン （岡山）		Iターンをしたころは、北条湯原道路の犬挟峠の区間がまだ整備されておらず、出かけるにも難儀していたが、整備されて出かけるのがかなり楽になった。 地域住民として、単に道路の整備を要望するだけではなく、道路を活用した地域づくり考えていきたい。
	真庭消防署 （岡山県北部）		救急搬送の約3割を倉吉市の病院に搬送している。北条湯原道路の犬挟峠の区間の開通により、積雪時の所要時間が半分となり、患者を早く安全に救急病院へ搬送することが可能となった。また、隊員の負担が軽減した。
	野島病院 （倉吉市）		北条湯原道路の整備により、搬送時間の短縮が可能になる。 搬送時間が短縮できれば、救急患者により多くの時間と労力をかけることができるので、患者の救命率の向上につながる。
	日本交通倉吉営業所 （倉吉市）		阪神淡路大震災の経験上、災害時の緊急輸送のために、現在の国道313号だけでなく、高速道路を含めた代替機能がある道路が必要である。
	道の駅「犬挟」		道の駅「犬挟」の完成によって、地域の特産物販売等による鳥取県中部や岡山県北部との交流の場ができた。 今まで過疎化に嘆いていたが、明るい光が差し込むようになった。
	鳥取県中部トラック協会		流通業者にとっては、いかに早く安全に品物を届けるかが、大切なことである。そのためにも、北条湯原道路の犬挟峠の区間に引き続き、他の区間の整備も進めていただきたい。
	梨栽培農家 （関金町）		北条湯原道路の犬挟峠の区間の開通により、京阪神方面への出荷量が増大した。 新鮮でおいしい農産物を都会市場に出荷するためには、安全で快適な道路の整備が必要である。
	観光農園 （北栄町）		北条湯原道路の整備が進み、農産物の輸送時間が短くなれば、京阪神や山陽に住む人々に新鮮な農産物を提供することができる。
	観光協会 （湯原町）		北条湯原道路の犬挟峠の区間の開通によって、観光客が鳥取県中部に流れてしまうことを心配していたが、逆に交流人口が増えてうれしい誤算となった。 北条湯原道路の整備によって、湯原と「とっとり梨の花温泉郷」との連携が深まることを期待している。 高速バスの停留所を湯原温泉に設置し、より交流の拡大を図りたい。
	国民宿舎 （倉吉市）		観光にとって、交通アクセスは命である。北条湯原道路の犬挟峠の区間の開通により、京阪神だけでなく山陽や四国方面からの観光客が増えた。 北条湯原道路の整備が進めば、今後更に観光客を呼び込むことができます。