更新日:2021年8月16日
[国指定重要文化財] 上野遺跡出土子持壺形須恵器5個、脚付子持壺形須恵器20個
- 所在地:仲ノ町 倉吉博物館
- 指定年月日:昭和60年6月6日
昭和57年(1982)発掘調査の際、25個の須恵器が穴に整然と並べられ埋まっているのが発見されました。6世紀末から7世紀初頭頃のもので、山陰地方特有の祭祀(さいし)遺物です。(北谷地区三江出土)
[国指定重要文化財] 鳥取県野口1号墳出土須恵器
- 所在地:仲ノ町 倉吉博物館
- 指定年月日:平成6年6月28日
昭和63(1988)年に発掘され、装飾子持壺付装飾器台、七連杯付装飾器台など多量の須恵器が出土されました。6世紀後半に造られたもので、狩りの様子などが小像で表現されています。(北谷地区志津出土)
[国指定史跡] 阿弥大寺古墳群
方形の墳丘の角に突出部を持つ「四隅突出形古墳」3基から成り、弥生時代後期に築造されました。古墳とする考えと、弥生時代の墳丘墓とする考えがあります。1号墳は長さ17.8m、高さは0.8m、1号墳、3号墳はそれぞれ長さ8.8mと7.8m、高さ0.4m。
[国指定重要文化財] 木造阿弥陀如来坐像 一躯
- 所在地:桜 大日寺
- 指定年月日:大正11年4月13日
像高1.15m、ひざ張91cm。ヒノキ材の寄木造で鎌倉時代の嘉禄2年(1226)の銘があり、平安時代後期の作風から中央の仏師の作と推定されています。
[県指定史跡] 大日寺古墓群
石造五輪塔を主体とした古墓群です。鎌倉時代から室町時代の葬法、供養の内容を知ることができます。大イチョウの周囲、頼朝墓と呼ばれる古墓群、極楽の峰と呼ばれる古墓群の3群を併せて大日寺古墓群としています。
[県指定保護文化財] 木造薬師如来立像
- 所在地:桜 大日寺
- 指定年月日:平成6年4月19日
ヒノキまたはカヤ材の一木造で、像高1.52m。平安時代中期から後期頃に造られたもので、衣の紋様の彫りが浅く両ひざに同心円状の紋があるのが特徴です。
[県指定天然記念物] 大日寺の大イチョウ
- 所在地:桜 大日寺
- 指定年月日:昭和31年3月20日
胸高直径約1.8m、樹高約30mに達する大木。枝張りは東西23m、南北20m。雌木。大日寺の西方約500m離れた円地坊(字名)にあり、源信((942〜1017)。平安時代中期の天台宗の僧)との関連が伝えられています。
[県指定保護文化財] 石造大日如来坐像
- 所在地:桜 大日寺
- 指定年月日:平成24年11月6日
安山岩の一石造で、像高60.1cm(現存)。腰を絞り、膝幅をゆったりととり、衣文の彫りは浅く、ほぼ等間隔に彫られているなど平安時代後期の作風を示しています。
[県指定保護文化財] 木造菩薩形立像
- 所在地:桜 大日寺
- 指定年月日:平成29年4月11日
一木造で、像高158.5cm(現存)。本像は十一面観音像と伝えられており、制作年代は平安時代後期の10世紀と推定されています。腹部の二条の括り線や両足首の彫出など、表現および技法の面で8〜9世紀の作例につながる古様が示されますが、面相や衣文の彫法などには平明で穏やかな次の時代つながる感覚が認められます。奈良時代から平安時代初期に造立された仏像にみられる要素が各所に認められる点が特徴です。
[県指定保護文化財] 阿弥大寺弥生墳丘墓出土遺物 一括
- 所在地:仲ノ町 倉吉博物館
- 指定年月日:平成4年4月14日
阿弥大寺(あみだいじ)弥生墳丘墓(指定名称が異なるが高城地区の阿弥大寺古墳のこと)の1号墳から3号墳の突出部周辺を中心に出土。壺、かめ、高坏、器台など日常に使用されるものがほとんどです。山陰地方の土器の変化を知る資料。(高城地区下福田出土)
[市指定無形文化財] 牛追掛節
- 所在地:上福田高城牛追掛節保存会
- 指定年月日:昭和53年5月23日
安土桃山時代、大阪城〈天正11年(1583)完成〉が築城されるとき、当時、この地方からも労働に人が駆り出され、巨石や大木を運搬する人や牛を元気づけるために歌われたことに由来する芸能です。高城地区に保存会が結成されています。
[市指定無形文化財] 倭文神社大名行列
倭文神社の春の例大祭に奉納される神幸式の行列です。一説によると江戸時代の終わりごろに大名行列の様式を取り入れたといわれます。昭和13年には神社の県社昇格に合わせて道具が新調されて行列の充実が図られ、所作等は関金大鳥居神社が手本になったとされます。平成の初めから毎年4月29日に実地されています。