更新日:2021年8月16日

 平成24年度に実施する文化財保護事業について審議していただくため、文化財保護審議会を開催しました。

  • 日時:平成24年7月9日 午後1時30分から午後3時
  • 場所:倉吉市歴史民俗資料館 研修室
  • 出席委員:奥野・九鬼・國本・斎江・眞田・田村・牧田・森本・妙泉(敬称略)
  1. 開会
  2. 会長・副会長選出  会長に斎江委員、副会長に妙泉委員を選出、全委員承認の上決定した。
  3. 報告事項

    (1)平成24年度事業計画について
    (2)平成24年度重点施策の実施計画について
    (3)その他 平成24年4月の大風被害について   以上 事務局より報告

    質疑

    • 市内遺跡谷地区(郊家平古墳群)について、今後追加調査の予定は?
      →現状での保存を開発側と協議しており、追加調査は今のところ予定していない。
    • オオサンショウウオの保護・放流場所について
      →保護された場所の上流で、かつ、河川の環境の良い場所に放流している。
    • 国登録有形文化財(建造物)の意見具申について、具体的な予定は?
      →明倫地区内で3件の建物を検討中である。
    • 指定文化財についての消防署の指導について、具体的な指示は?
      →現地の確認をした段階。建物の構造・面積等から今後具体的な指導がある。
  4. 協議事項

    (1)市指定文化財の候補物件について
     事務局より「三十六歌仙額(小鴨神社所有)」と「四王寺跡(倉吉市大谷)」について指定に向け検討していくよう提案。

    意見

    • 三十六歌仙額について、もとに所在した兵庫県宍粟市山崎八幡神社と現在所蔵している大宮神社との関わりについて、難しいかもしれないが、検討が欲しい。
    • 四王寺跡については、遺跡としての内容・範囲、指定する範囲について検討が必要。遺跡としてさらに調査が必要と考えられる。
    • 両者とも市民の関心が高く、文化財的な価値も高いと考えられるが、さらに調査が必要と判断されるので、審議会としても現地調査等を行い、検討してはどうか。
    • 『新鳥取県史』 資料編掲載の「倉吉町年寄 中村家文書」は18世紀の倉吉に関する貴重な資料である。資料の来歴などを調査してはどうか。