働き世代
生活習慣病予防
働き世代では、日常の活動量に比べて必要以上にエネルギーをとりすぎて肥満になる人や、栄養の偏り、不規則な食生活による貧血、心疾患、糖尿病、高血圧症、動脈硬化、骨粗しょう症等の生活習慣病やその予備軍が増加しています。
また、20~30歳代女性のBMIが18.5未満のやせの割合が多いことも問題です。排卵障害や女性ホルモンの分泌低下、骨量減少との関連も報告されており、低出生体重児を出産するリスクも高くなります。
どの年代においても、一番病気になりにくい自分の適正体重を確認し、なるべくその体重に近づけるように、食事と運動をコントロールしましょう。

生活習慣病予防レシピはこちら
減塩
生活習慣病と密接な関係にあるのが食塩の摂取量です。家庭の食事では、しょうゆ、みそ、漬物、調理済み食品、加工食品から多くの食塩を摂取しています。また外食をする際には、塩分量表示を参考にすることも大切です。
食塩摂取の目標は、成人男性は7.5g未満/日、成人女性は6.5g未満/日とされています。
調理の時、食べる時、それぞれできる減塩の取り組みをしましょう。

関連サイト
厚生労働省ホームページ
食環境戦略イニシアチブ「食塩の過剰摂取」
https://sustainable-nutrition.mhlw.go.jp/contents/sodium
農林水産省ホームページ
みんなの食育「塩分の取りすぎに注意」
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics5_04.html
野菜・果物摂取
野菜はビタミンやミネラルだけでなく、食物繊維を多く含んでおり、生活習慣病予防にはとても大切なものです。野菜摂取の目標は、成人で350g以上/日(内訳は、緑黄色野菜が120g、淡色野菜が230g)とされていますが、国民の平均摂取量は70gほど足りません。和え物なら小鉢一皿分、今より多く食べることが必要です。
また、果物はまったく食べない人がいる一方、食べ過ぎてしまう人がいます。果物摂取の目標は、成人で200g/日です。適量摂取をこころがけましょう。