若者世代

望ましい食習慣

 子どもの頃の食習慣は、人々が健康で活力ある生活を送るための基礎になるとても重要なものですが、家族や周りの環境に大きく影響を受けるものです。家族や地域が一緒になって次のことに取り組みましょう。

  • 毎日決まった時間に食事をする
  • 「主食」・「主菜」・「副菜」のそろった食事をする
  • できるだけ家族そろって食事をし、食事作りに関わる機会を増やす

日頃から家庭や地域でできる食育に取り組みましょう。

  親子で料理

親と子の食育レシピはこちら

 

関連サイト

農林水産省ホームページ

みんなの食育「若者単身者編」

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics2.html

働き世代

生活習慣病予防

 働き世代では、日常の活動量に比べて必要以上にエネルギーをとりすぎて肥満になる人や、栄養の偏り、不規則な食生活による貧血、心疾患、糖尿病、高血圧症、動脈硬化、骨粗しょう症等の生活習慣病やその予備軍が増加しています。

また、20~30歳代女性のBMIが18.5未満のやせの割合が多いことも問題です。排卵障害や女性ホルモンの分泌低下、骨量減少との関連も報告されており、低出生体重児を出産するリスクも高くなります。

どの年代においても、一番病気になりにくい自分の適正体重を確認し、なるべくその体重に近づけるように、食事と運動をコントロールしましょう。

  

生活習慣病予防レシピはこちら

減塩

生活習慣病と密接な関係にあるのが食塩の摂取量です。家庭の食事では、しょうゆ、みそ、漬物、調理済み食品、加工食品から多くの食塩を摂取しています。また外食をする際には、塩分量表示を参考にすることも大切です。

食塩摂取の目標は、成人男性は7.5g未満/日、成人女性は6.5g未満/日とされています。

調理の時、食べる時、それぞれできる減塩の取り組みをしましょう。

 

関連サイト

厚生労働省ホームページ

食環境戦略イニシアチブ「食塩の過剰摂取」

https://sustainable-nutrition.mhlw.go.jp/contents/sodium

 

農林水産省ホームページ

みんなの食育「塩分の取りすぎに注意」

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics5_04.html

 

 

野菜・果物摂取

野菜はビタミンやミネラルだけでなく、食物繊維を多く含んでおり、生活習慣病予防にはとても大切なものです。野菜摂取の目標は、成人で350g以上/日(内訳は、緑黄色野菜が120g、淡色野菜が230g)とされていますが、国民の平均摂取量は70gほど足りません。和え物なら小鉢一皿分、今より多く食べることが必要です。

また、果物はまったく食べない人がいる一方、食べ過ぎてしまう人がいます。果物摂取の目標は、成人で200g/日です。適量摂取をこころがけましょう。

野菜摂取イラスト

 

 

 


 

 

 

 

 

関連サイト

農林水産省ホームページ

みんなの食育「野菜・果物をとろう!」

https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/minna_navi/topics/topics2_04.html

 

高齢世代

フレイル予防の食事

 高齢になると、加齢に伴う生理的な変化から、低栄養状態に陥りやすくなります。フレイル予防のために、低栄養状態で運動を行っても、必要な量の食事をしない状態で行うと筋肉が付かないだけでなく、低栄養状態を深刻化させてしまいます。

毎日しっかり体を動かし、「質」と「量」を考えた食事を、おいしくいただきましょう。特にたんぱく質は毎食必ず食べるようにしましょう。