更新日:2024年8月23日
 鳥取県から県内における百日咳の感染拡大防止についての通知がありました。
 
百日咳グラフ

 令和6年6月下旬以降、鳥取県東部圏域において、小学生から高校生を中心に百日咳の患者報告が増加しています。

 特に7月以降、急増しており注意が必要です。
 一部の中学校で流行が見られたほか、小学生や高校生にも散発しており、圏域内の複数の地域から継続的に患者が報告されています。
 患者報告数は、全数把握になった2018年以降最多で、2024年の都道府県別の発生件数でも上位となっており、今後も、夏休み中の部活動や地域活動等の交流による県内への拡大も懸念される状況です。
 県内における感染動向を踏まえ、学校や家庭、地域における感染拡大防止の注意喚起等に御協力くださるようお願いします。
 咳などの症状がある方は早めに受診されるとともに、マスクをつけ、咳エチケットを守りましょう。

百日咳について

  • 百日咳は、百日咳菌による感染症です。
  • 感染経路は飛沫・接触感染です。
  • 名前のとおり激しい咳をともなう病気で、一歳以下の乳児、特にに生後6ヵ月以下の子どもでは重症化することがあります(亡くなってしまうこともあります)。

症状

  • 普通のかぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。
  • 特徴ある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。また、嘔吐を伴うこともあります。
  • その後、2~3週間で激しい発作は次第に治まりますが、時折忘れた頃に発作性の咳が出ます。

感染経路

  • 感染経路は、飛沫・接触感染です。

予防について

  • ワクチン、手洗い、マスク着用等が有効です。くらすけくん(おじぎ)
  • 予防接種の対象月齢になったら、できるだけ早く予防接種を受けましょう(ワクチン接種により、百日せきの罹患リスクを80~85%程度減らすことが出来ると報告されています)。

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