更新日:2026年4月28日

市議会に提案した議案等を掲出しています。

提案理由

 令和8年第3回倉吉市議会臨時会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。
 今議会は、私の2期目のスタートの議会でもありますので、提出議案の説明に先立ち、今後の市政運営に取り組む所信の一端を述べさせていただきます。
 このたびの市長選挙を経て、引き続き倉吉市長として市政の重責を担わせていただくこととなりました。市民の皆さまの負託を受け、2期目のスタートを切る今、改めて身の引き締まる思いであり、市政発展のために精一杯努力して参りたいと考えています。
 振り返れば、私の1期目の市長就任は、まだまだコロナ禍の最中であり、市民の皆さまの命と暮らしを守るため、「感染防止対策の徹底と、疲弊した地域経済の立て直し」を最優先に掲げ、手探りの中で市政の舵取りを担って参りました。また、そうした困難な状況下にあっても、「活気あふれる元気な倉吉」を目指し、未来への歩みを止めることなく、将来を見据えた基盤づくりに全力で邁進して参りました。
 こうした中で、鳥取県立美術館の開館を大きなチャンスと捉え、その周辺に「集いの森」や「大御堂廃寺跡(おおみどうはいじあと)」などを新たな賑わいの拠点として整備するとともに、関金温泉を活かした温泉宿泊施設「HOTEL星取テラスせきがね」をオープンするなど、滞在型の観光まちづくりを進め、交流人口の拡大と賑わいの創出に取り組んで参りました。産業振興においても、新規雇用を後押しする「西倉吉工業団地」の事業用地の拡大や「河北町貸工場」の整備をはじめ、空き家とビジネスを一体的に支援する「くらしごとBASE」を立ち上げるなど、新たな活力の創出にも取り組んで参りました。
 中山間地域に目を向ければ、周辺2町と連携して脱炭素先行地域の選定を受けることができました。これをテコに農地の維持と地域経済の活性化を図るとともに、地域と連携した買い物環境の確保や公共交通の再編による交通空白の解消にも取り組み、どこに住んでいても誰もが暮らし良さを実感し、安心して住み続けられる、持続可能な地域づくりに向けた歩みを進めて参りました。
 しかしながら、依然として人口減少や少子高齢化の進行には歯止めがかからず、地域の支え合いやコミュニティが希薄になりつつある中、防災・減災対策をはじめ、医療・福祉・子育てなど待ったなしの課題が山積しており、これらの課題にスピード感を持って立ち向かっていく必要を感じています。
 このため、私の2期目の市政運営において最も大切にしたいのは、「1期4年でまいた種を、市民の皆さまと共に大きな花として咲かせる」ことであります。
 速報値ではありますが、令和8年2月末時点における「令和7年度の本市への移住者数」が、過去最高を記録した令和6年度と同水準で推移するとともに、令和6年10月から1年間の社会動態は、「転出超過」78名と過去5年間でもっとも少なくなるなど、これまでにまいた「種」が少しずつ芽吹き始めてきた今、第12次倉吉市総合計画に掲げる「若者や女性にも魅力的なまちづくり」、「災害に強く、快適で安全・安心なまちづくり」、「子育てがしやすく、生涯元気なまちづくり」、「文化芸術を活かしたまちづくり」といった目標に向けた施策を通じて、花を咲かせたい、そのように強く願っております。
 そして、この「花」を確実に咲かせるための土壌となるのが、「揺るぎない行政経営の仕組み」の構築であります。本年度から第12次倉吉市総合計画の後期計画をスタートさせるに当たり、公約に掲げた「行財政改革による財政の健全化」、「対話と現場主義の徹底」、「市役所の変革とサービスの向上」を追求し、市民の皆さまが求める「暮らしの安心」を届けるため、行政組織が一丸となって動く仕組みとして、計画・予算・評価が連動する「トータル・システム」の構築を進めて参ります。
 私が、議員の皆さまと同様、市民の皆さまから市長に選ばれたのは、市民お一人おひとりでは解決できない「まちの課題」の解決を託されたためであり、その「託された課題」を形にしたものの1つが総合計画ということもできます。私は、そうした課題の解決を果たすために席を預かった以上、これを執行する立場として、議員の皆さまのチェックを受けながら、責任を持って計画を実行し、成果を出すことに正面から向き合っていきます。
 いかに立派な計画を掲げても、予算や評価が伴わなければ、結果に繋げることはできません。また、振り返りを次なる予算や計画に活かせなければ、行政経営の責任を十分に果たしているとも言えません。
 ついては、市民の皆さまに誠実に説明するための「行政経営の要」として、計画・予算・評価を一本の線でつなぐトータル・システムを動かし、預かった大切な税金や組織の力を最大限に引き出して着実に成果を上げられるように努めて参ります。
 現在の地方自治法が、基本構想その他の計画のあり方を各地方公共団体の判断に委ねている以上、私たちは、「行政経営の規律」を自らに求める必要があり、将来的にリーダーが代わっても「市民への誠実な姿勢」を貫き続けるという、本市の揺るぎない「経営の意思」の確立を目指します。これは、このまちの将来に対する責任を全うするという、私の強い思いでもあります。
 もとより まちづくりは、行政の力だけで成し遂げられるものではありません。市民、地域、事業者の皆さまには、それぞれの立場から声を届けていただき、議会とは「車の両輪」でその声に応える関係を築き、皆さまと共に「チーム倉吉」として力を合わせて各施策を着実に前進させ、市民の皆さまお一人おひとりが「倉吉に住んで良かった。住み続けたい。」と心から実感できるまちの実現を目指して参ります。
 これからの4年間で花を咲かすことができるよう、「チーム倉吉」の先頭に立ち、将来像「元気なまち、くらしよし、未来へ!」の実現を目指して、ここにあらためて、誠心誠意、全力で「第12次倉吉市総合計画」に基づく市政運営に邁進して参ることを誓うものです。
 以上、2期目の市政に臨むに当たり、私の所信の一端を述べさせていただきました。

 それでは、本臨時会に提案いたしました諸議案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
 今議会に提案いたしました議案は、
  予算案件 2件
  条例案件 3件
  一般案件 3件 の合計8件であります。なお、このうち3件は、専決処分を行ったものです。

 はじめに、予算案件についてご説明します。
 まず、議案第38号 令和7年度 倉吉市一般会計補正予算(第13号)の専決処分についてであります。
 物価高対応子育て応援手当の給付について、令和8年3月に想定を上回る申請があったため、令和8年度への繰越明許費2件を増額してこれに対応するよう、3月31日に専決処分を行ったものです。
 次に、議案第41号 令和8年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)について、主なものをご説明申し上げます。
 本年度の当初予算は、4月に市長任期を迎えるに当たり骨格予算として編成したものであることから、このたびの補正予算は、新規事業や投資的経費などの政策的な経費を計上する、いわゆる 肉付け予算として編成したものであります。この予算に計上した事業に関し、まず、4つの重点事業についてご説明申し上げます。
 1つ目に こども・子育て関連事業であります。公立保育所・児童館の施設・遊具の改修に 900万円余、各公園の遊具やトイレの改修に 2,800万円余を計上するものです。
 2つ目に 地域未来交付金事業であります。これは、これまでの国の「新しい地方経済・生活環境創生交付金」に替わり、新たに創設された「地域未来交付金」を活用するもので、令和9年度から国が本格実施する「ふるさと住民登録制度」の活用に向け、ふるさと住民の受け入れ準備などを進めるため 1,200万円余、デジタル技術を活用して地元企業の魅力発信や生産性の向上を促進するものとして 1,800万円余、欧米からの長期滞在者をターゲットとした観光戦略の策定等のため1億1,500万円、せきがね湯命館の改修に向けた設計に 1,500万円余を計上するなど、あわせて1億6,100万円余を計上するものです。
 3つ目に 国の令和7年度補正予算を活用するなどして 物価高騰対策などに取り組むもので、自治公民館の照明設備のLED化を支援するため 800万円余、物価高騰による家計への影響が大きい生活困窮世帯等の光熱費を軽減するため、県と協調して1世帯あたり 7,000円を助成するよう 800万円余、指定ごみ袋作成費用として 2,200万円余、足もとの食品値上げや中東情勢の不安定化を踏まえて学校給食費単価の見直しを図りながら家計の負担を軽減させるものとして 600万円余を計上するなど、あわせて 5,800万円余を計上するものです。
 4つ目に 今年10月に本市で開催される「ぼうさいこくたい 2026 in鳥取」に関連して、その機運醸成とさらなる防災意識の啓発を図るもので、避難所の環境改善を図るための簡易トイレ等の整備及び震災に強いまちづくりを推進するために感震ブレーカーの設置を支援するものとして 1,500万円余、住宅の耐震化等を促進するため 700万円余を計上するなど、あわせて 2,250万円余を計上するものです。
 次に、重点事業以外の主だった事業について、第12次倉吉市総合計画に掲げる各基本目標に沿って、ご説明申し上げます。
 まず、基本目標のうち 地域資源を最大限に活かして躍動するまちづくり、主に産業振興に関する事業についてであります。
 集落営農組織の機械導入等を支援するものとして 200万円余、本県との交流が進む台湾と、観光・文化等の分野で新たな関係を築くための経費 200万円余、来年5月に開催されるワールドマスターズゲームズ2027関西の自転車競技の運営に必要な経費 400万円余を計上しております。
 次に、基本目標のうち 誰もが自分らしく生きることのできる共生のまちづくり、健康・福祉・人権に関する事業についてであります。
 あたごふれあい人権文化センターの照明設備のLED化を行うため 1,100万円余、伯耆しあわせの郷のエレベーターの改修費として 2,400万円余を計上しております。
 次に、基本目標のうち 未来を切り拓く人を育て、芸術が輝くまちづくり、教育・文化に関する事業についてであります。
 昭和100年と映画「遥かな町へ」の一般公開を記念した展覧会「タイムトラベルSHOWA ~遥かなまちへ~ 展」の倉吉博物館での開催経費 170万円余、史跡大御堂廃寺跡の溜枡(ためます)の原寸大復元とガイダンス施設の備品等の整備について 100万円余、倉吉パークスクエアの照明設備のLED化を行うため 9,100万円余を計上しております。
 次に、基本目標のうち 安全・安心なまちづくり、生活・環境に係る事業についてであります。
 ゼロカーボンシティの実現を目指し、環境省脱炭素先行地域選定事業を実施するものとして4億6,700万円余を計上しております。
 次に、基本目標のうち 災害に強く快適で潤いのあるまちづくり、都市基盤に関する事業についてであります。
 災害対応の迅速化等を図るため消防団員の活動用アプリ等を運用するよう 700万円余、公衆トイレにバリアフリートイレパックを設置するよう 500万円余を計上しております。
 次に、基本目標のうち行政の経営方針、市民と協働したまちづくりの推進などについてであります。
 北庁舎の受変電設備更新や庁舎の外壁調査に係るものとして 4,300万円余、灘手コミュニティセンターの旧灘手小学校への移転に伴う改修工事費 8,300万円余を計上しております。
 以上によるものなどにより 14億7,663万8千円を追加し、補正後の予算総額を 336億 516万9千円とするものです。令和7年度当初予算に比べ、肉付け経費を含めた通年予算ベースで、3億3,700万円余、1.0%の増となります。

 次に、条例案件についてご説明します。
 まず、議案第39号 倉吉市税条例の一部改正についての専決処分についてであります。
 これは、地方税法等の改正に伴い、市税条例に所要の改正を行ったものです。
 次に、議案第40号 倉吉市地方活力向上のための固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正についての専決処分についてであります。
 これは、国省令の改正を踏まえ、固定資産税の不均一課税の措置の適用を受ける事業者の認定期限を延長するなど、市の条例に所要の改正を行ったものです。
 次に、議案第42号 倉吉市廃棄物の処理及び清掃等に関する条例の一部改正について であります。
 これは、廃棄物減量等推進審議会の答申を踏まえ、可燃ごみ処理手数料を見直すものです。
 次に、議案第43号 副市長の選任についてであります。
 本市副市長について、適任者を慎重に検討した結果、吉川(きっかわ) 仁彦(ひとひこ) 氏を選任することが最適と考えましたので、地方自治法第162条の規定に基づき、本議会の同意を求めるものです。
 なお、同氏の経歴は配付している資料のとおりで、本市職員として長年にわたって行政運営に携わられ、知識、経験とも非常に豊富であり、その人柄は温厚篤実にして極めて円満な方であり、本市副市長として最適任であると確信するものです。
 次に、議案第44号 事業契約の締結についての議決の一部変更についてであります。
 令和5年1月17日に議決に基づいて締結した倉吉市営長坂新町住宅等建替に係る事業契約について、その契約金額を変更する必要が生じたため、PFI法第12条の規定により議会の議決を求めるものです。
 次に、議案第45号 財産の取得についてであります。
 小学校及び中学校の児童・生徒の学習用タブレット端末 3,600台余りと教職員の指導用タブレット端末 370台余りの取得について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定に該当するため、本市議会の議決を求めるものです。

 以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要をご説明いたしました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。

付議議案

 
  • 議案第38号 専決処分について(令和7年度倉吉市一般会計補正予算(第13号))
  • 議案第39号 専決処分について(倉吉市税条例の一部改正について)
  • 議案第40号 専決処分について(倉吉市地方活力向上のための固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正について)
  • 議案第41号 令和8年度倉吉市一般会計補正予算(第1号)
  • 議案第42号 倉吉市廃棄物の処理及び清掃等に関する条例の一部改正について
  • 議案第43号 副市長の選任について
  • 議案第44号 事業契約の締結についての議決の一部変更について
  • 議案第45号 財産の取得について

 提出予算案、予算編成資料については、令和8年度 当初予算 及び 令和8年度 補正予算 並びに令和7年度 当初予算 及び 令和7年度 補正予算をご覧ください。

監査関係

監査等の結果については、 監査委員事務局のコンテンツ をご覧ください。

倉吉市議会について

倉吉市議会について詳しくは市議会のコンテンツをご覧ください。